ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

宝塚100年に向けて・・・原点に帰れ 8

2012-10-15 18:40:00 | 宝塚コラム

久しぶりですが、頑張ります。

 

 宝塚脚本集 昭和12年3月号 

 

ついに昭和12年に入りました。

昭和12年の主な出来事は

 7月に盧溝橋事件ぼっ発 → 日中戦争突入

 イギリス ジョージ6世戴冠式 (「エドワード8世)

 スペイン内戦 (「キャパ」「NEVER SAY GOODBYE]「誰が為に鐘はなる)

世界的に大戦への布石ができた年といいましょうか。

13年になると戦時体制に移行します。

今回の「脚本集」は3月号なので、まだまだのんきですが後半になっていくほど宣伝広告も

戦時体制ものになっていきますし、色々窮屈になっていく感じです。

 

昭和12年から13年にかけて、私の手元の資料は「楠かほる」「轟夕起子」が多いですね。

多分、この二人が花組のコンビとしてブレイクしたものの、轟による戦前最大の「退団事件」を

起こした為とみています

宝塚における「退団事件」・・・・・過去には色々あったようですが

私が知っているのは

 千紘れいか劇団四季入団事件

千紘れいかが無断で劇団四季のオーディションを受け、合格。

激怒した劇団は大劇場公演で退団させ、イベントなし。

 千紘がこんな事をしたのは多分に花組から「次期トップ娘役候補」として月組に移動したのに

   あっさりと同期の壇れいに奪われてしまったからではないかと。

   千紘が月に移動した時、壇は雪組へ移動。なのに返り咲いてしまったわけですから。

   あの時はネットも大騒ぎでしたね。

 千琴ひめかNHK「おかあさんといっしょ」オーディション事件

千琴ひめかの立ち位置は微妙だったと思います。子役専科みたいなところがありましたが

歌唱力が抜群でそれなりに重用されていたと思いますし。

でも、本人的には「童謡を歌いたい」と思ってのオーディション。合格してしまってまたも劇団が激怒。

朝澄けい&真飛聖の「ヴィンターガルテン」で退団するも、イベントなしとの通告を受け、それを朝澄と真飛が

必死に劇団を説得して最後のごあいさつをした・・とかいう経緯がありました

今や「はいだしょうこ」さんは超有名人。

 花總まり強引退団事件

和央ようか退団と同時に花總まりも退団。

歌劇団としては「専科」待遇で残って欲しかった?

でも花總は、和央の怪我によって歌劇団不信に。

結果的に13年もトップ娘役を務めたわりには、あまりにもあっさりとした退団劇になってしまったのでした。

 

じゃあ、轟夕起子は何をやらかしたかというと・・・・・・ご存じの方はしーっ

そうでない方はお楽しみに。

 

今回は花組公演「プリマドンナ」で月組から組替えになってきた轟と星組から組替えになってきた楠かほるが

どんな風に見られていたかをご紹介しましょう。

 

 プリマドンナ所感・・・・藤岡利子

堀正旗作「プリマドンナ」という作品を見ての感想です。

プリマンドンナはオペレットとして」非常に優れている。このテーマの美しさ、この脚本の嬉しさは

どうだろう。私はこうした洗練されたセリフが、たとえ原作からの移植であるとしても、それが少女歌劇の中に

立派に溶解されている以上、こうした作品は存在の価値があると思う」

 つまり原作があった・・多分外国文学?

  宝塚はそういうのが得意ですね。

 

 「このプリマドンナの焦燥と苦悶をあます所なく演じている轟夕起子の優秀な演技に、私は心からの

拍手を送る。全く、轟の演技は抜群だった。

花組のおっとりとした気分の中に飛び込んできて、彼女の切れるような鋭さと、うるおいのある情熱とは

舞台一杯に輝いていた。

いや、彼女がこうした役柄に成功するであろうことは、彼女の今までの足跡を知る者ならば予知し得たであろう。

だが、私の興味はどれほどの演技を見せるだろうと所にあったのではなく、どの程度の巧みさを

みせてくれるだろうかという彼女に対する信頼と予想と期待にあったのだ。

その期待は裏切られなかった。私は非常な喜びを以て彼女の演技を見た。

心憎いまでに美しい線と、動きと、セリフの楽しさ。

轟のアイレーラは「モオンブルメン」(堀正旗作)のエリザベートと共に、彼女が誇っていい

立派な宝玉だと思う」

 娘役をここまで褒めるって、最近の宝塚じゃあんまりないなあ。

  写真で見る限り、轟夕起子は歴代娘役の中でも1・2を争う美形。

  私の中では 1位・・・有馬稲子 2位・・・轟夕起子 3位・・・八千草薫 って感じですが、轟さんは「女王様」的

  雰囲気のある華やかな女優さんですね。

  先日、昭和19年に発表された松竹映画「撃滅の歌」を見ました。

  これは高峰三枝子、轟夕起子、月丘夢路の3人が藤原歌劇団の団員として青春を送り、結婚後の様々な

  人生模様を描くという話で。当時、戦局は激しく「増産」が叫ばれていた中「プロバガンダ」音楽で国民を

  奮い立たせようという映画でした。

 高峰三枝子はとにかくゴージャス美人。月丘夢路は楚々とした人、そして轟夕起子は・・・少し太っていた印象ですが

  高峰に匹敵するゴージャス美女&歌唱力抜群といった感じでした。

  当時、宝塚でトップ娘役といえば草笛美子でしょうか?でも草笛さんはいい意味で「日本女性」的な雰囲気でしたが

  轟夕起子はその目のぱっちりした所が非常にエキゾチックな印象。

  当時としては珍しい「自立した女性」のように見えました。

 

再掲しますが、右が楠かほる。左が轟夕起子。二人はまるで夢の中に出てきた王子様と王女様みたい。

こんなに「洋風」が似合うスターは当時珍しかったでしょうね。

上は誌上でメルヘンのお話を演じる・・・という企画。

そういえば、こういう企画、最近のグラフでもやってましたよねーー

でも「宝塚の舞台にかけてみたい作品」という所があんとも前向きだなあと思いました。

 

とにもかくにも轟夕起子が「アイレーラ」とか「エリザベート」なんて名前の役がよく似合う娘役であった

事は確かみたいです。 

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大奥・悪夢ちゃん・高校入試・TOKYOエアポート

2012-10-15 17:00:00 | ドラマ・ワイドショー

 新ドラが始まりましたね。

今のところ、そこそこの出来っていう感じ?

とはいえ、日本のドラマ界が大きな壁にぶつかっているのは事実なわけで。

東京全力少女」がヒトケタ発進で、関係者はショックを受けているとか。

今が旬の武井咲主演で、放送当日は朝の4時から1日中テレビ局にこもって宣伝活動したのに・・・

何で?どうして?

でも武井咲って「Wの悲劇」も「息もできない夏」も視聴率が取れなかったよねーー

確かに武井咲は美人だし、演技力もそこそこ。

視聴率が取れない筈がない・・・・とは思うんだけど。

イマイチ、本人の持つムードと役柄が剥離しているように感じます。

いっそのこと「氷点」とか?昭和のムードが濃い作品を昭和風にアレンジしてやらせたら?

第二の島田陽子みたいな感じで。

 

 大奥 

まず・・・堺雅人の公家言葉に違和感が。

公家って誰でも出来るわけじゃないのね。

「平清盛」メンバーみたいななんちゃって公家ならともかく、今回は舞台も京都から始まるし。

堺雅人は顔ははんなりしているけど、セリフ回しはそうじゃないし、京都弁は難しいでしょう。

ましてや田中聖なんて・・・・・論外やわ

 

麻生祐未の春日局はさすがっ の出来でしたが、何となくアリコトを将軍家に引っ張り込むまでが

かったるかった印象が。

原作を読んでいる限り、避けては通れないストーリー展開ではあったけど

多部未華子の家光は、いかにもわがまま娘という感じで、意外と堺の冷静な演技と対照的でいいかも。

とはいえ、今後、退屈しないで見れるかどうか心配。

 

 悪夢ちゃん 

全く期待していなかったけど、結構面白くてびっくり

最初、壇れい風にしゃべる北川景子に笑っていたのですが、それが全く「嘘」の彼女という部分に

かなり面白さを感じました。

北川演じる先生は表と裏を使い分けている教師で別名「サイコパス先生」

自分ではすっかり周りを騙しているつもりだったけど、それに気付いている誰かがネットで中傷。

そこに予知夢を見る転校生が登場し、彼女に言われるままに事件を解決しちゃう・・・と。

ガクトの「白馬の王子様」スタイルにも笑わせて頂きましたし、謎の研究者もいいよねーー

北川はへんてこなお嬢様探偵なんかやるより、こっちの方がずっとずっと任に合ってます。

 

 高校入試 

今回は黒板に「入試をぶっつぶす」という書き込みと、お局様教師の携帯紛失事件。

ほとんど校内の一部で、しかも会話による芝居が続く・・・・一幕芝居なんですが

その自然なセリフの数々に何となく見てしまう感じ?

場面のところどころにネットの書き込みが入るのも今風で面白い。

 

それにしても・・・・受験時の学校ってこんなに大変だったの?

思いもしなかったです

不正を防止する為に徹底的に校内を掃除して、各部屋には鍵をかける。

在校生の持ち物も徹底検査。

当たり前だけど、入試の採点ミスがあったら大変なので、そこが一番気を使う

一回のミスが教師の命取りになりかねない。

マークシート方式じゃないから、国語とか英語とか、曖昧な答えが出そうな教科は難しいのかも。

 

それに、子供の受験に親がついてくるっていうのも、今風なんでしょうか?

私は絶対にできないなあ。

なんせ授業参観50分ですら、耐えられなくて帰りたくなるくらいだもの。

試験の間中、別室で保護者と顔を突き合わせるなんて無理無理

学校の裏側を見ることができて面白いです。

 

そして徳山君 やっぱり素敵だわーー

 

 TOKYOエアポート 

まるで羽田空港観光案内のようなドラマです

出てきたお土産物やさん、行った事あるし。

で、ストーリーは・・・・今のところ、専門用語が多すぎて何が悪くて何がいいのかさっぱりわかりません。

深田恭子が左遷されて管制塔に来たのよね?

チームワークがなってないって

でもCAから管制塔へ移動ってできるの?なんで左遷なの?ご栄転じゃないの?

だって管制塔の飛び交う英語を見てたら、並の人間には勤まらない仕事だよなーって

みんな、すごいエリートなんだなあって思ったけど。

深田恭子の落ち着いた演技はとても魅力的だったし、久しぶりの瀬戸朝香もキャリアウーマンって感じでいい。

こういうドラマに欠かせない時任三郎も予定調和かなあ。

あとはわかりやすさだと思うんだけど。

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森口尚史は何者か

2012-10-14 19:11:50 | つれづれ日記

 彼が嘘をついていたとしても「そっかーー嘘か」と思ったくらいで、

あまり興味がなかったのは事実。

テレビでしゃべる彼が目をつぶっているのを見て「これは嘘だな」と直感的に感じました。

なぜ目をつぶるのか・・・よく、子供が嘘をついてにっちもさっちもいかなくなったとき

言い訳しながら目をつぶる事がありますよね。それと同じかも?

「日本人ではないだろう」「中国?韓国?北朝鮮?」の「出自疑惑」・・・わかる気がする。

確かに顔は日本人的じゃないし、やってる事はかの国風味

「ご優秀」「お可哀そう」伝説を持つあの人と目つきが似ている・・・・・ということで、個人的には

「詐欺でもペテンでもなく人格障害」と結論

それも自分が言った事ややった事に確信がもてなくなっている「記憶障害」まで?

他罰的ではないので「妄想型人格障害」かなあ。

 

 森口尚史氏、15日午後帰国 

 

 ips細胞を使った臨床手術を行った → 6例中5例は嘘だった。「頭がハイになっていて嘘をついた」

 1例目はどこに? → 自宅かも?

 昨年6月の手術 → 「本当です」

                 「観光ビザで入国」

                「マサチューセッツ大学ではなくボストン市内の病院」

 道義的に申し訳ない。研究者として終わり。

 

森口氏の実像

 48歳。

 東京医科歯科大学看護科卒業。看護師資格取得。

 東大病院形成外科補助研究員としてパート勤務。

 市川市の家賃6万1Kに住む独身。

 ハーバード大には観光ビザで1か月滞在。聴講生だった?

 大家さんには「ノーベル賞候補」と話す事も。

 

  自分が虚偽を申し立てている事が多少わかってるけれども、なぜそんな嘘をついているのかわからない。

  といった感じで完璧に「病気」認定ですが、今回は世界的に嘘をつくという「他害」を犯したので

  やっぱりきっちりと罰を受けた上で精神科受診&入院治療&隔離が必要でしょうね。

 

 彼が「日本人ではないのでは?」と疑惑をもたれる理由として

  顔つき

  家族が一切出てこない

  という理由があります。彼の大学以前の経歴が不詳である・・・・というのが大きな理由ですが。

  日本に親兄弟がいるなら、マスコミがすぐに嗅ぎ付けて取材するでしょうし。

  何か深い事情があるのかなと思わざるを得ません

 

 我が家の姫の同級生にもこういう子が一人いました。

  「都内のマンションで一人暮らし。二人の双子の兄がいて優しくしてくれている。現在大学生」

  完璧に嘘だってわかるのに、すごくリアリティのある話し方をするのでついつい信じてしまいたくなる

  実際には親に見放され、学校も休みがち。親がどうしているのか不明。金髪のカツrかぶって町を徘徊。

  多分、「そうありたい」と思うあまりのことで、という事は本当に不幸な生い立ちなのかもしれません。

  もしかして森口氏も同様かも?

 

 そんな事より何がショックかって・・・同い年だよ てっきり年上かと思っていたのに。

   人様から見たら48歳ってこんな感じなの?嘘っ いやだーーー

   しかも市川に住んでるって?同じ千葉県かいっ やめてーー

 

いや

一番の罪は読売新聞です。

何といってもスクープ報道し、訂正もしていない。

どうやらこの読売新聞の記者と森口氏の間になんらかの「利害関係」があり

せっかくの山中教授のノーベル賞報道に水をさしたのではないかという疑惑あり。

背後には当然かの国の影が・・・・・・・・・・・・

ちょっとマスコミ「誤報」が多すぎですよ。

読売新聞の購買者が減るのはいいことかも。

   

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皇室ウイークリー

2012-10-13 17:30:00 | 皇室ウイークリー

ご日程

両陛下

10月6日・・・両陛下 → 山梨県訪問

     ・ 県勢事情聴取

     ・ 市関係者と昼食

     ・ 山梨県立武田の杜保健休養林視察

10月9日・・・天皇陛下 → 通常業務

                   認証官任命式

10月10日・・・両陛下 → 人事異動者に会う

                  国際交流基金金賞受賞者に会う

                  調停制度施行90周年・日本調停協会連合会創立60周年記念式典の説明を受ける

                  日本芸術院第二部部長始め芸術院第二部会員とのお茶

                  アメリカ合衆国連邦議会上院仮議長 ダニエル・イノウエ夫妻とお茶

                  福島行啓について説明を受ける

                  宮内庁職員による天皇陛下喜寿記念茶会

10月11日・・・両陛下 → ザンビア大統領夫妻と会見

                  勤労奉仕団に会釈

        天皇陛下 → 認証官任命式

                  

皇太子殿下

10月5日・・・ロンドンパラリンピック受賞者茶会

10月9日・・・宮崎県SAP会議連合と会う

        平成24年度国際交流基金賞授賞式及びレセプション出席

10月10日・・・両殿下 → 人事異動者に会釈

          皇太子殿下 → 勤労奉仕団に会釈

 

秋篠宮両殿下

10月8日ー9日・・・両殿下 → 岐阜国体閉会式出席

 ・ 県勢事情聴取

 ・ ミュージアム飛騨視察

 ・ 競技観覧

 ・ 国体関係者との昼食

 ・ 閉会式出席

10月10日・・・秋篠宮殿下 → 山階鳥類研究所会議出席

                     生き物文化誌学会会議出席

           両殿下 → 赴任オランダ大使に会う

10月11日・・・秋篠宮殿下 → 農工大講義

 10月6日の両陛下のお出迎え時間は午後7時30分でした。

   その日は午前中のわりと早い時間にお召列車に乗られたので、本当にお疲れだったと思いますが

   にこやかに手を振って下さいました。

   それにしても・・・皇太子が「カメラ小僧」をやってしまったがゆえの「やりなおし公務」

   そんな事より国民の目の前で皇太子をお叱り下さった方がうれしいのですがね。

 皇太子妃は人事異動者の会釈は出てきたけど・・・やっぱり勤労奉仕団には会釈しない。徹底してます。

   この人事異動は長らく東宮職の侍医を務めてきた人の異動で、出ざるを得なかったのかも。

 

 愛子内親王 運動会欠席 

 

 愛子内親王は12日に喉の痛みを訴え、熱を測ったら37度台の熱。

 12日は学校を休む。

 熱は37度台後半になったので運動会欠席。

 まさか・・・・ほんとうにやらかすとはっ

   実はネットでは「運動会当日は愛子内親王が風邪で休むだろう」と予言されていました。

   2週間も前に。

   なぜなら・・・・・

   10月13日、両陛下は福島の除染作業を見る為に行啓

   同日、皇太子は岐阜の障碍スポーツ大会にお出かけ。

   毎年運動会の席取りをしてきた東宮侍従が退任した。

          ↓

  両陛下も皇太子も公務なのに、一人だけ運動会を見に行く事が許されるか・・という批判。

  運動会を見に行ったら「そんなに元気なのに公務ができないのか」と言われる。         ↓

  娘だけ参加してしまったら「もうお母様がいなくても大丈夫」の前例を作ってしまい、自分の居場所が

   なくなる。         ↓

  批判をかわし、公務もしない手段として愛子内親王に風邪をひかせた。

  5年生の競技は難しいものがあり、愛子内親王にはついていけないのではないか。

  リレーの選手になれなかったので、内親王の見せ場がなく、他の子と違っている事がバレバレになりそうだから。

  本当は取材なんかさせたくないけど、それでは宮内庁記者会が納得しないの、だったらで出てやらない。

  熱を出した娘の「看病」の為、公務ができなかった・・・・という言い訳になる。

とまあ、皇太子妃としては数々のジレンマをかかえ、どうしようと考えた挙句、やっぱりこれが一番いいという

事で運動会を欠席という手に出たんでしょう。

 

普通なら「運動会に熱なんてお可哀そう」になる所、この母子の場合「本当に風邪なのか?」

「都合よく風邪をひく体質だ」と思われてしまうから・・なぜなら、今回の発表に東宮侍医の見解が

ゼロ。つまりちゃんと医者に見せていないのではないかという疑問までついているからです

今、学校などでも風邪が流行っているのは事実ですが、12日のリハーサルにも出ないというのは

まるで「予定されていた欠席」のようにも見えます。

それにしても かわいそうな内親王。来年の運動会も欠席かしら?

 

次に熱を出す可能性として10月20日があります。

この日は皇后誕生日で参内しなくてはならないのですが、皇太子がルクセンブルクへ行ってて不在。

単独での参内を避ける為にはどちらかが37度後半の熱を出さないといけませんね。

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結婚しない

2012-10-12 14:28:32 | ドラマ・ワイドショー

 ドラマが始まった途端、玉木宏に「半同棲」疑惑。

2億円豪邸にお母さんと妹が住んでいるんだけど、そこに出入りする女性がいる。

しかも親公認の同棲状態

まあ、年齢的には一人や二人の女性はいてもいいし、結婚したっていいけど。

いくら豪邸でも親と妹がいる家に住み込みは・・・・・できないなあ 私は。

 

 結婚しない 

初回の視聴率は13%。「ゴーイングマイホーム」と並んだけど「相棒」には届かず。

話がベタというか

 

菅野美穂 → 35歳設定。5年前に別れた元カレが結婚。妹も結婚確定で家庭に居場所なし。

          結婚したいけどできない。

天海祐希 → 庭園コーディネーター?44歳設定。妻子持ちの上司と恋愛関係にあったものの、失敗して

          「結婚しない」女に。左遷人事で花屋の店長に。

 

こういうドラマの根底にあるのは

結婚すれば幸せになれる」という定義ですね。じゃあ、何が幸せなのかというと

夫が稼ぎ、妻は専業主婦。かわいい子供が2人か3人。大変よーーおしゃれも出来ないし時間もないし自由もない。

と愚痴をこぼしつつも、実は全く大変そうな顔をしていない。どこかで優越感をはらませている雰囲気を持つ」

ということですね

何でお洒落できず時間なく自由ない生活が幸せなんだーーと私は思うけど、キーワードは多分「子供」なんでしょう。

他人様からみれば私だって「愛する旦那様と3人の子供に恵まれた非常に幸せな専業主婦」という事になる。

いくら本人である私が「違う。これは幸せじゃない」と叫んでも「贅沢なこと言うな」で終わっちゃう。

独身を謳歌する人たちと「幸せかどうか」を分けている境界線は「孤独感の有無」なんだろうなあ

一人は寂しい。歳をとってから一人はもっと寂しい。

でも「家族」がいての「寂しさ」は独身よりもきついってこと、わかってほしいな。

 

とはいえ、菅野美穂が演じている役は、そういうステレオタイプの「結婚生活」に憧れる一方、いわゆる

世間的な常識「女が30超えて独り身なのはどこか欠陥があるからじゃないか」という視線が痛いだけです。

私たちが20代の頃に比べたら、そんな視線、ほとんど感じなくなったと思うけど、ドラマの中では顕在。

天海の方は自ら「結婚しない」人生を選び「仕事と結婚した」とさえ言う女。

そんなキャリアウーマンが左遷人事で仕事にさえ裏切られ・・さあ、これからどうするの?という話。

 

そこにキーワードとして登場したのが花屋さんの玉木宏

出てきた瞬間かた「きゃーーイケメン」と叫んでしまいました。

観葉植物に凝っている今の私には、こんなイケメンがいる花屋さんなら毎日通って育て方なんかを

教わってしまうぞっ

が、そんな彼も「自分は結婚にむかない」と思っている口。

「結婚は重い。自分の人生さえままならないのに人の人生まで背負えるか」って話。

 

熱い菅野美穂。冷めた天海&玉木です。

韓国ドラマだと・・・男兄弟が必死に嫁さがしに挑戦して、やがて全員結婚・・・というパターンの話になりますが

日本の場合「結婚しない」宣言しちゃっているので、つまり結論が出ちゃってるドラマなんですよ。

「結婚しない」≒幸せ?OR不幸せ? どっちの答えを要求しているのかわかりませんが、こういうドラマは今時

あまり成功したためしがないなあ。

何でこういうリサーチドラマを作りたがるのかな?

 

菅野美穂は35歳にしては幼い印象だけど、普通にdこにでもいそうな女性で、いちいち共感できちゃいます。

菅野と天海のコンビはほとんど「男役と娘役」のそれで、天海のかっこよさが引き立つったらない

噴水にじゃぶじゃぶ入っていくシーンやら、バイクに乗ってるシーンやら・・・下手な男よりかっこいい。

私が菅野美穂だったらこっちに惚れでしまい「おにいさまへ・・・」の世界に突入してしまうぞ。

対抗措置としての玉木宏は正解。

天海祐希は、いつになく「まとも」な役柄でほっ

怒りまくらない、叫ばない、おちゃらけない天海を見るのは久しぶりかも

石橋凌との関係もぴったりだし。

そして美女に囲まれつつさらに花をしょってる玉木宏

普通にかっこいい男性でいってくれーー恋に落ちるなら菅野美穂と。天海はダメっ 太刀打ちできないぞ。

でもまあ・・・継続視聴決定。

ストーリー自体には希望は持てないけど、出演者の華やかさに免じて。

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相棒

2012-10-11 14:02:41 | ドラマ・ワイドショー

昨日の立てこもり事件。犯人は86歳の元警視?

その事にびっくりしてしまいました 86歳だよーーもうすぐ90だよーー

いくらご近所トラブルったって、元警視という肩書を一瞬で失って死ぬとは

まるでイソップ童話。

ご近所トラブルごときで殺したり自殺したりするの?激しく背景を知りたいです。

 

 相棒 

初回の視聴率が19%。これは「相棒」としてはまあまあの数字だと思います。

なんせ前シーズンの出来があまりによくなかった為、「相棒はもう終わりか?」と心配しましたが

杞憂に終わったみたいです。

 香港の日本総領事館内で起きた銃暴発事件。

   総領事の銃のコレクションがすごすぎる でもこれって違法にはあたらないのでしょうか?

   実弾こめてたし。それを何気なく撃って部下の奥さんを殺しちゃった総領事夫人。

   それでも慌てず騒がずってすごい。

 甲斐亨君は「おぼっちゃま」

   警視庁次長の息子である亨君。通称「カイト」君は、どういうわけかお父さんに憎まれている。

   「警察やめろ」とか言われている・・・・なんで?もしかして総領事夫人が母?

   (そもそも何でしつこく総領事館に招いたかというのが問題。次長とも親しげだし)・・なんてすごい発想を

   してしまったのですが 成宮君の育ちのいいお坊ちゃま風と石坂浩二のこれまた育ちのいい紳士風味が

   非常にマッチしてまして。

   しかもここに入る右京さんはまるで「パパ」風味

  根津(山田純大)にくってかかる亨君を必死に止めて、首をぷるぷる振りながら「めっ」っていう右京さんは

  小さい子をあやしているかのようで笑いました 亨君も右京さんの前ではすっかり反抗期の息子になってる。

   右京さんが「受け」に回ったんですn。

 真飛聖がCAで彼女?

  しょっぱなベッドでかったるく目を覚ますシーンにびっくり。ヅカファンは元男役のこういう姿はあまり

  みたくないのよーー でも様になってから許す。

  亨君に比べると年上の姉さん女房の役割。ということは右京さんと一緒に暴走する彼氏のなだめ役に回るのか?

  女性らしさは「花の里」の女将に委ねて、こっちはキャリアウーマンだけど面倒見のいい彼女。

 

銃暴発の経緯とか、あっさり領事館に忍び込むシーンとか、妻を殺された副領事の復讐の仕方がちょっとなーとか

色々思うことはありましたが、総じていい出来だったような気がします。

多分「敵」として亨君のパパが出てくるかもしれないし、賀来さんも今後はちょこまか出てきそうな雰囲気。

二人は「権力の象徴」として描かれるのかもしれない。

賀来さんの「よろしくってよ」ってセリフが面白いの 様になってなくて。

今時、こういうセリフが板につくのはジェンヌだけなんじゃないかしら?

あまりに気に入ったので、ドラマの後、しばらく何を言われても「よろしくってよ」って言ってたら姫に

「ママ・・」とあきれられました。

お嬢さん、もうお休みになるとよろしくってよ。明日はお仕事なんでしょう。お肌の手入れを怠らないように

なさるとよろしくってよ。ああ、寝る前に私にミルクを温めて下さらないこと?お砂糖はいらなくってよ。

みたいな

 

とりえず継続視聴決定

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ゴーイングマイホーム

2012-10-10 10:11:57 | ドラマ・ワイドショー

先日、バスに乗ったら降りるとき「この間、細かいのがないって言ったら運転手さんにこの次でいいですよと言われたから

といって丁寧にお金を払って行く人を見ました。

2回くらい見ました。

日本人ってなんて正直なんだろうと思いました。

世の中にはわざと「細かいのがない」っていう輩も多いのにね。

すいう正直さこそ日本人の美徳あんだろうなあって思います。

たった170円とか210円くらいを正直に払う人たちの集団である日本。

よその国の島を不法占拠する筈ないじゃない

だけど、その正直さとかおっとり感が裏目に出ている現実を目の当たりにすると

「やっぱり日本は終わりなのかも。自国の危機に気付かない程鈍感なんだもの」と絶望的になりました。

 

 ゴーイングマイホーム 

 

初回の視聴率が13%。

これはよかttというべきか。でも週刊誌には「鳴り物入りで山口智子を主役で復帰させた以上は20%とらないと

誰も納得しないでしょう」と書かれていましたっけ。

確かに16年のブランクは大きい

16年休んでいて、いきなり主役復帰。「トレンディドラマの栄光」をしょって立つ山口に業界の人も低姿勢らしいし。

そういうのって周りの反感を買うよね・・・・

ほとんど見た目が変っていない(ちょっと太っただけ)のがいいのか悪いのか。

 

初回は2時間。映画監督のもとでまさに「映画」という感じに映像が流れていきます。

しかも淡々と、ぼそぼそと。とりたてて山場らしきものがなく、家族の中に家族らしい雰囲気もない。

回数が増えるに従って「家族愛」のようなものが強調されていくのかもしれないけど、

問題は阿部寛と山口智子の会話がさぱさぱしすぎて・・・・それが今時の日本人夫婦の雰囲気だったとしても

あまりにも味気ないなあって

父親が倒れた → 昔から浮気している問題児の父親 → 姉と弟が全く父親の心配をしない

→ 嫁は仕事があるからといって病院に行かない。

これ、今時普通の家庭だと思う。思うけどあまりに味気ない。リアルすぎる

そんなさぱさぱを2時間見せられてはたまらないよねーー

若手の監督によるインディーズな映画が好きな人には別の意味でたまらないんだろうな。

(うちのジュニアとか)

 

しかもCM多すぎ。

このドラマにはスタッフも力を入れているんじゃないの?ゆえにあの豪華すぎるキャスト陣なのよね?

それなのにCMをがんがん入れて話をちょん切りにsる。

しかも

来週は休みですって?視聴率取る気ないでしょ。

DVDボックスをお楽しみに?あるいは「再放送見ていいドラマだったと再認識」するタイプ?

役者が頑張っているんだから制作側ももと必死になってほしいわけ。

スポンサーも重要でしょう。民放だからね。でももっとも大事なのはドラマをスムーズに楽しめる環境を

テレビが作り出せるかということ。

今時の視聴者は飽きっぽいよ。

CMの合間にトイレいって、そのまま「ながら」で見て、結局話がよくわからないから挫折、というパターンが多いもの。

 

今日は「相棒」2時間スペシャル。

こっちは失望させないでほしいわ。

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韓国史劇風小説「天皇の母」76(みんなフィクション)

2012-10-09 16:34:26 | 小説「天皇の母」61話ー100話

オワダ家にとって「いつが一番幸せだったか」と聞かれたら

迷わずこの日を選んだだろう。

すなわち「婚約記者会見」である。

マサコにとってこんなに有頂天になった日はなかった。

真新しい黄金色のスーツに身を包み、同色の帽子に白い手袋姿が記者会見場に現れた

時の記者団のどよめき。一生忘れない。

「彼女が皇太子が選んだ・ハーバード大卒の・外務省外交官の・優秀で美しい非の打ちどころのない

女性なのか」

そんな目で自分を見ている。

彼女の言葉を一言一句聞き逃さないようにしよう」と誰もが思っている風だった。

みな、自分の美貌にうっとりとなっている。みな、自分の言葉を聞きたがっている。

みな、羨ましがっている・・・・それこそがマサコにとってあまりにも得意絶頂なことだったのだ。

隣の皇太子も得意そうな顔をしている。

やっぱり「オワダマサコ」という稀有な女性を妻にできることは素晴らしいと思っているのだ。

得難い女性を得た喜びに輝く皇太子の笑顔は、マサコから見ると「ちょっとかわいいかも」だった。

でも、彼の表情をうかがったのは最初だけで、実際に記者会見が始まると

リハーサル通りにセリフを言うのが精一杯だった。

それでも何とか「自分らしさ」を見せたいと思ったから・・・・

プロポーズされた時に答えた言葉として

私がもし殿下のお力になれるのであれば、謹んでお受けしたいと存じます。これまで殿下には、

いろいろ大変幸せに思えること、うれしいと思えるようなことも言っていただきましたので、

その殿下のお言葉を信じて、これから二人でやっていけたらと思います。

殿下にお幸せになっていただけるように、そして私自身も自分でいい人生だったと振り返られるような人生に

できるように努力したいと思いますので、至らないところも多いと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします」

と言ったら記者団がちょっとざわめいた。

完璧な答えだったのだろう。

皇太子の印象については

@とても人間ができた方」と答えた。

その時も周りの空気が変り、カメラのフラッシュがまたたいた。

皇太子をちらっと見ると、非常にうれしそうに笑っているのでこれでいいのだと確信した。

外務省を辞めてまで・・・と誰もが思うだろう。

だけど、外務省を辞めてまで皇太子妃になる事は自分にとって重要。つまりステップアップなのだ。だから

「これまで六年近く勤めておりました外務省を去ることにさびしさを感じないと申したらうそになると思います。

やりがいのある仕事をさせてもらい、学ぶべきところも多く、尊敬すべき先輩や同僚に恵まれて充実した勤務でした。

昨年の秋、いろいろ考えた結果、私の果たす役割は殿下の申し出をお受けして、皇室という新しい道で

自分を役立てることではないか、と考え決心したので、今は悔いはありません」

と言った。少し空気が波を打ったような気がした。続いて


「殿下からは私の心を打つような言葉をいくつかいただきました。ひとつは去年の十一月の後半、

「皇室に入るのはいろいろ不安や心配がおありでしょうが、雅子さんのことは僕が一生、全力でお守りしますから」と

話しかけてくださいました。

さらに、十二月初め、「十分にお考えになって下さい」とおっしゃられ、ご自身も「大変悩んだ時期があった」とおっしゃられたので、

「何をお悩みになられたのですか」とお尋ねしました。

「僕としては雅子さんに皇室に来てもらいたいとずっと思っているけれど、本当に幸せにしてさし上げられるのか、

悩みました」と言われました。

そのような殿下の真摯なたいへん誠実なお言葉をいただき、幸せに思うことができましたので、

「私でできることでしたら、殿下のことを幸せにしてさし上げたい」とお受けした次第です。


その間、殿下からは、私がお受けすることになれば両陛下も温かくお迎えするとおっしゃって下さっている、ということで、

私にとって大変大きな励みになりました。一部で言われているように、直接、皇后さまから

私にお気持ちをお伝えになられたようなことはありません」

そうよ。私のことを全力で守ると皇太子は言ったのだ。

またフラシュが激しくなった。皇太子がさらに受けて

「苦労があった場合には、私がそばにいて全力をもって守って、そして助けてあげたいと思っています」とにこやかに言った。

皇太子は「これから先、二人でお互い学び合って、ともに高め合っていくということもやってみたいと思っています」といえば

基本的には殿下のおっしゃる通りですが、一言付け加えさせて頂ければ、愛情に満ちた温かい家庭ということ。

特に、苦しい時やつらいことがあった時にお互いをいたわり合って助け合っていくことができるような

家庭にできればと思っています」

と加えた。

マサコとしてはこの「一言付け加えさせて・」という言葉は職場では定番のセリフであったし、違和感がなかったのだが。

だんだん記者団の空気がさめていることに皇太子とマサコは全く気付いていなかった。

むろん、テレビの前にいる多くの視聴者や、皇太子に関わった多くの元宮内庁職員達に流れるムードも

氷のように冷たくなっている事に全く気付いていない。

 

二人にとって「お子様は何人?」というセリフが最高潮に盛り上がった瞬間だった。

コウノトリのご機嫌に任せて」というセリフを言った皇太子は「自分でもうまい事を言ったものだ」と一人で悦に

入っていたし、マサコもまた

「殿下は大変音楽がお好きでいらっしゃるんですが、家族でオーケストラが作れるような子供の数、

ということはおっしゃらないで下さいと申しました」

と答えた。横の皇太子は「言わなかったよ」という顔で笑い、マサコもついつい爆笑に近い笑いをもらしたのだが

周りはびっくりしたような目で自分たちを見ている。

コウノトリもオーケストラも凡人が考えられないようなジョークだったのかもしれない。

 

とにかくこの日のマサコは最高潮にうまくやれたと思った。

皇居に参内し、皇后から代々皇太子妃に受け継がれているルビーの指輪を受け取るに至っては

「得意」も得意、最高潮に得意になった。

まあ、これが皇太后様からミチコさんにくれたルビーなの。すごいわねえ」

ユミコは品定めするように指をしげしげと見つめる。

「とにかくよくやった。これで確定だ。あとは結婚式まで乗り切るぞ」

ヒサシは意気揚々と言った。

もうすぐ自分は「皇太子妃の父」なる。それがどんな素晴らしい肩書。

これで国連大使も夢ではあるまい。

 

一方、皇居ではいつになくどにょりとした空気が漂っていた。

天皇も皇后もノリノミヤも言葉少なく、侍従長も女官長も容易に話しかけるような雰囲気ではなかった。

あの女性は本当にハーバードを出ているのかい?」

天皇はぼそっと言った。

そうでしょうね」とノリノミヤは答えた。

帰国子女だからああう話し方なのかね」

秋篠宮のお姉さまだって帰国子女ですが、あのような話し方はなさらないわ。

オワダさんって、人を不愉快にする話し方をなさるわね」

サーヤ」

と皇后がたしなめる。

誰でも記者会見に初めて出たらあんな風になるわ。広い目でみなくては

「本当はそんな風にお思いでないことは私が知っているけど。仕方ないわね。もう決まってしまったんですものね」

「お兄様のお妃になるのだから仲良くなさい」

「はあい」

たぶん、将来的な不安をきちんと言葉に出していたのはノリノミヤだけだったろう。

皇后の「何でもプラスに解釈する」のはもう癖で、その演技性の強い考え方はノリノミヤが唯一賛同できない

部分だったが、逆らうことはしなかった。

あの方、オーケストラを作るくらお子様を産むのですって」

ちょっとおどけた言い回しに天皇も皇后も吹き出した。

「ああ・・オーケストラね・・オーケストラ」

天皇も何度も繰り返すのでたしなめようとする皇后もついつい笑った。

重苦しい空気が一瞬だけ消えた感じがした。

 

 

 

 

 

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高校入試・ハイスクール歌劇団

2012-10-08 21:56:21 | ドラマ・ワイドショー

秋ドラが徐々に始まりつつあります。

「純と愛」は今のところ楽しんでいますが、お年より受けするかなあ・・・

風間君の不気味さと夏菜のはちきれんばかりの元気っぷりは異色ですよね。

毒ーポイズン」も見ましたが。うーん・・・面白いといえば面白いけど。

見続ける自信がないなあ。

 

 高校入試 

最初はかったるいと思っていたけど、進むにつれて緊張感がましてきて

始まり方としてはベストだと思います。

地方の公立高校ながらナンバースクールということで、卒業生の「誇り」のすごさに驚き。

ふと、田舎ではそうだったなあーーと

高校時代がどうであれ10年後20年後が幸せならそれでいいはずなのに

何十年経っても「橘一校卒」の肩書が忘れられない。

高校受験が終わると@勉強机を捨てる」儀式がある地方なんてあまりにすごすぎる。

そういう都市の学校の先生方のドロドロぶりが面白いです。

長澤まさみが帰国子女の英語の先生?嘘っ って思ったけど、職員室で浮いちゃう感じが

ぴったりかなと思うし、徳山秀典君のちょっと冷めた教師っぷりが好きなので来週も見ます

(一校出身の女性教師が韓流スターの写真が貼ってあるカップでコーヒーを飲んでいました。

要するに「おばちゃん」である事を強調したかったんだと思うけど、やっぱり韓流ごり押しに見えるよね)

 

 ハイスクール☆歌劇団 

名前にひかれて録画してみて・・・・あまりにも「ありがちな」ストーリーであることに驚きつつも

素直に見て笑って楽しめました

高校最後の文化祭で、好きな女の子が「宝塚好き」と知って「男だけで宝塚をやろう」と決心しちゃう。

しかも「ロミオとジュリエット」

最初は頑張ってバレエを習うけど、途中で挫折したり・・その挫折が大学受験に赴く自分と重なり合って

自己嫌悪に陥ったり まさに青春だ。

面白かったから許すけど・・・・

宝塚はダンスだけじゃないのよ 歌も歌えないと。

それにラインダンスって言わないで。ロケットっていって。

まさか本物の元ジェンヌである紫吹淳が出てくるとは思わなかったけど。

リカちゃんが足を90度上げるのをみて「おおっ」っと叫んでしまいました。

振付とか一生懸命に指導したのかなあ。

でも「宝塚の先輩」は高橋由美子ってありえないわ

ラインダンスまでやるならきっちりフィナーレまでやらんかいっ

まあ・・面白かったからね・・大東君のジュリエットも。

そういえば「逃走中」でもロミオとジュリエットで。なんでここまで重なるかなあ。

 

 

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サン・テグジュペリ   CONGA

2012-10-08 21:25:14 | 宝塚コラム

 やっとパソコンが新しくなりまして

画面が大きい なんて浮かれておりますが、これで問題が解決すればいいなと思う今日この頃です。

遅れてしまいましたが書きそこねたあれこれを順次書いていこうと思います。

 

 サン・テグジュペリ 

 

はちゃめちゃ・支離滅裂・意味不明 感想としてこれしかありません。

久しぶりに寝たわーー

ストーリーと音楽と衣装が全くかみ合ってないし、会話になっていないセリフが多数

お気の毒な花組様。

谷先生は大御所であるし、今さら何をどう言っても変わりっこないし。

あたったのが不運と思って諦めるしかありませんね。

サン・テグジュペリの人生と「星の王子さま」の話がリンクするシーンがありましたが

こういうのは@イーハトーブ夢」において藤井大介の完璧な脚本を読んでいますので・・・

少し参考にされた方がよかったのでは?

 

 CONGA 

またラテンかあ・・・また「ノバボサ「と「カクテル」がまじりあったような衣装と音楽なのね・・・と思いつつも

選曲やアレンジや振付の面白さについつい引き込まれていきました

本当にショーは面白いと思います。

 

 出演者について

蘭寿とむ・・・もう少し濃い人だと思ったけど薄くなる一方という感じで。

        今回のテグジュペリは性格がおかしいし、感情の流れに自然な所がないから頑張りようが

        なかったよね。

        でもショーではさすがにダンスの人であったし、歌も本当に上手になって

        もうちょっと充実した特徴的なものがあればいいと思います。

 

蘭乃はな・・・コンスエロという役柄自体が変だし、フランスの社交界の中で一人ラテンの衣装で踊っていたら

        違和感というより他人のふりをしてしまいます

        でもそれ以上に「蘭乃はな」そのものが蘭寿と合わない。ヒロインらしくない。子供がそのまま大人の

        ふりをしているような?娘役としての資質がない。

        ダンスが上手なのはわかります。本当に体が柔らかいんだなあって

        でも、だからって風花や星奈のようなずば抜けて「魅せる」何かがあるとは思えないし、技術的には

        愛原美花の方がよっぽど上手かも。

壮一帆・・もはや敵なしの状態ではあるけど。滑舌が悪すぎて何を言って何を歌っているのかわかりません。

       バウはともかく大劇場では似たような役柄が続いて代わり映えしない印象。

愛音羽麗…ラストなのに。まあショーでは活躍していたからいいっか。本当にお疲れ様でした。

        新人の頃から苦労が多かったなあと思います。

        せっかくの技術屋なのに、なかなかうまく使われず・・・・今後どうしていくのかわかりませんが

        女優としてなら十分いけると思いますよ。

華形ひかる・・・・壮と愛音がいなくなったら実質二番手ですか?

           この人は本当に昔から何一つ変わっていない。これでいいのか?

望海風斗・・・なんでも出来る人で、前回あたりから爆上げ状態は今回も同じ。

        まさか壮君とデュエットダンスとは思っていなかった・・ だけどこういう限りなく実力派は

        今の花組にとって貴重な存在。頑張ってほしいです。

 

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