yopikoの、たなばた日記

フクロウグッズ・書・風景・植物や日々の出来事など、写真で気ままに綴っています♪

書に親しむ 「小倉百人一首」七十二番

2012-01-22 05:30:00 | 書(小倉百人一首)



音に聞く 高師の浜の あだ波は かけじや袖の ぬれもこそすれ

歌意: 噂に名高い高師の浜のいらずらに立つ波はかけますまい。
袖が濡れると大変ですから。
―――うわさに高い浮気なあなたの言葉は、心にかけますまい。
あとで袖が涙で濡れるといけませんから。 

作者: 祐子内親王家紀伊(ゆうしないしんのうけ きい)
11世紀後半の人。後朱雀天皇の第一皇女祐子内親王に仕える。

『金葉集』の詞書によれば、
「堀川院艶書合ほりかわいんけそうぶみあわせ」で、詠まれた歌である。
「艶書合」は、公卿、殿上人が恋歌を詠んで女房の元に贈り、
それへの女房たちの返歌をそれぞれ番えさせる趣向の歌合である。

この紀伊の歌は、藤原俊忠(定家の祖父)の贈歌
「人知れぬ思ひあり その浦風に波のよるこそ 言はまほしけれ」
(私は人知れず思いを寄せています。
荒磯の浦風とともに波が寄せるように夜になったらお話ししたい。)
への返歌である。

当時、29歳の俊忠に対して、紀伊は70歳前後。
見事に切り返す歌才が光っている。


                                      
※参考 文英堂 「原色小倉百人一首」



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