よし坊のあっちこっち

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広がるチベット問題

2008年03月29日 | いろいろ
チベット問題がいよいよ北京五輪と絡んできた。

ポーランド、チェコ、エストニアに続いて、ドイツ、スロバキアが首脳の開会式欠席を表明、今後も未だ出てくる気配である。ドイツを除く4国はいづれも民族的な抑圧と戦いに長い歴史を持ち、ドイツはヒトラー時代の抑圧者としての苦い経験と同じ民族の東西分断という苦しい歴史を経験してきただけに、中国のやり方には見過ごせぬものがあるのだろう。

ひときわ人権問題にうるさいはずのアメリカ、そのブッシュは、すっかりやる事がなくなってしまったので、人権問題なんのその、で早々と開会式参加を表明。こうなると、コニャックを水割りで飲むアメリカ人及びアメリカを日頃からウザイと思っているフランスは、不参加で差を際立たせる戦略ではないか。

面子の国、中国としては、何とも不様な道のりとなってしまった。

こういう時に国のスタンスがはっきり分かるから面白い。
先週の話だが、武力鎮圧後に、中国の対応を歓迎した国が6カ国有った。キューバ、ベネズエラ、トリクメニスタン、イラク、オマーン、コモロである。キューバは仲良しクラブだから分かる。ベネズエラも大統領のチャベスが左傾化に一生懸命だから納得。トルクメニスタンは独裁主義で、中国共産党一党支配に似た所ありで、これも納得。コモロはアフリカ大陸とマダガスカルの間にある離島みたいなところでよく分からぬ。中国がアフリカを意のままにしようとしてこんなところまで手を伸ばしているのかも知れぬ。オマーンは何だろう。石油の利権で繋がっているのだろうか。そして、イラク。これも石油がらみだろうか。よく分からぬ。

さて、毒餃子事件で、中国もよくやっている、なんておっしゃってくれちゃった、日本のやる気の無い首相、サミットをこなし、能天気ニーハオツアーで五輪観戦、その後は、特にやる事もないし、民主党からのイジメは相変わらず続いているだろうから、ある日突然「ボクチャン、辞める」なんて、さっさと家に引きこもりか。