よし坊のあっちこっち

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Tiger's Scandal

2009年12月10日 | アメリカ通信
「タイガーよ、お前もか」。そして、「やっぱりな」と続く。どんなにエライ人でも生身の人間。臍XX三寸人格無し、とはよく言ったものだ。

深夜の2時半、そんな時間に何をやっていたかは別として、自分の住宅内で車のクラッシュ。唯それだけの事で、「大騒ぎになるはずが無かった」のだが、大騒ぎ。メディアは日頃から陰に陽にセレブに密着、しこたま裏ネタを仕込んでいるから、一寸した事でそれをバラシにかかる。有名人もつらい。世界一ゴルファーの下ネタが待ってましたとばかり飛び出してきた。

スキャンダルは収まるどころか広がる気配を見せている。セレブのスキャンダルも企業のスキャンダルも、対応は二つしかない。その1、情報を積極的に開示(何処まで出すかはあるが)で陳謝。その2、だんまり作戦で嵐の通り過ぎるのを待つ。

タイガーのリスクマネジメントチームは、その1を選択し、世間を見誤ったとの見方が濃厚だ。又、単なる対物事故での警察の事情聴取にも協力しなかった事は警察をある意味敵にまわした。加えてタイガー自身が、世界一のゴルファーとは、どのように世間から見られているかを無認識或は無視していた形跡がある。更に、数日後にやっと出したコメントで、謝罪したまでは良かったが、メディア批判を入れてしまったことらしい。セレブにとってメディアを敵に回して良いことは無いそうだ。これにも失敗した。

有名人がスキャンダルを起こした後のコメントには、決まり文句があるという。最後に一番辛い目に遭わせた奥さんへの謝罪だ。そういえば、過去の有名人のコメントには、「私の家族には大変心配と迷惑をかけた。特に、わが妻xxxxには・・・・」と繋がっている。今回のタイガーのコメントにはこれも無かった。

リスクマネジメント。二者択一の問題は難しい。人間の心理としては、その2のダマテンで、運がよければ何も起こらない。しかし、ばれた時の影響は、その1で受ける影響よりはるかに大きい事を過去の事例が証明している。

最後に付け加えるなら、男の潔さ、が欲しい。世界一のスポーツマンにしては、それが無い。