よし坊のあっちこっち

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WWCが始まった

2015年06月10日 | サッカー
いよいよ女子ワールドカップが始まった。各グループの緒戦が終わり、次のステージへの展望がおぼろげながら見通せる試合であった。

強豪と言われる上位チームは順当勝ちしている。ドイツの大量得点は相手が弱すぎて参考にならない。観ていてかわいそうな位の実力差である。No2のアメリカは底力を感じさせる戦いぶりだ。スェーデンはナイジェリアと引き分けたが、最近のナイジェリアは強くなった。アフリカ勢は身体能力でも、特に足が速く、この試合でも随所にその速さを見せつけている。スェーデンには不本意な結果だがナイジェリアなら納得である。注目のフランスはイングランドと対戦、1-0で試合をものにした。前回大会で、「これは来るな」と思っていたが、予想通り実力を上げてきたフランスはパスワーク、レシーブ、攻撃のバランスが良いように見えた。日本を抜いて3位となっただけのことはある。ブラジルはコロンビア相手に手堅く勝った。後半は疲れで乱れたものの、やはり強い。マルタ、クリスチアーニ、ファビアーニに加え37歳のフォーミーガが健在である。今大会最年長ではないか。最初の一点をもぎ取ったのも彼女だ。

さて日本なでしこ。1-0で勝ったが物足りぬ。前半はまあまあだが後半はいただけない。特に澤が退いた後の全体の乱れ方はなんなんだろう。恐らく随所に見せる澤のポジショニングが今でも効いている証明なのだろう。逆に言うと、そのような選手が居ないことの証明でもある。その意味では澤と宮間のコンビは群を抜いている。澤が居ると宮間が思い切ってプレーが出来るから試合運びが生き生きとしてくる。以前からの大きな問題点は、パスワークだろう。前回大会優勝で「女バルサ」と持ち上げられてしまったが、その割にはパスの正確度にイマイチの感がある。決勝ラウンドには進出するだろうが、その先は可成り厳しい展開だろう。