世の中のうまい話

魚のウンチク、旬、漁師だけが食べている浜料理の紹介などなど・・・食べ歩きは八王子中心!都心も地方もたま~に

真鯛(まだい) 前編

2006年08月07日 13時22分54秒 | Weblog

天然真鯛


真鯛(まだい)

【語源】
鯛の語源は「たいらうお」(平魚)。平たい魚からきている。
漢字では魚辺に広く行きわたるを意味する周と書く。字の通り、鯛は日本各地に生
息してる。

【旬】
「腐っても鯛」言われるように、基本的に1年を通じて美味しいが、産卵期直前の
3~4月頃が卵の成熟に必要な脂肪分が身にたまるので、一番美味しいとされる。
旬は春である。 また、晩秋から冬にかけての寒の頃も良い。
しかし、産卵後の麦の色ずく6月ごろのマダイは味が落ち「麦わら鯛」と呼ばれる。

【うんちく】
「人は武士、柱は檜(ひのき)、魚は鯛」と言われ、日本人にとってタイは魚の中
の魚であるとされている。姿、色、味と三拍子そろった魚として古くから、祝い魚
として用いられてきた。世の中に鯛と名の付く魚は200種以上あるが、ほとんどが
タイとは無縁の魚。(金目鯛・めだい・石鯛・あまだいなど)
本物のタイ科の魚はマダイ・チダイ・クロダイ・キダイ・ヘダイなどの数種。

鯛のような磯魚はカツオ(回遊魚)などのように長時間全速力で泳ぐ必要がないが
、餌をとったり、敵から逃げる時、瞬発力を発揮する必要がある。この為、白筋(
瞬発力の筋肉)が発達し、白身魚となるのである。

鯛は養殖も盛んで、市場に流通している大半が養殖もの。生簀(いけす)の中で育
つ養殖ものは、網にふれて尾びれの先が擦り切れている。また、生簀の中が浅い為
天然物に比べ、日焼けして黒ずんでいる。当然、養殖物の方が格安で流通している。

養殖ものは脂が強すぎ、身のしまりがないと言われていたが、近年の養殖技術の
進歩により、格段に品質が上がっている。時期によって、また、好みによっては、
天然物を上まると言って良いだろう。



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後半は次回に・・・・。ブランド、漁師料理、栄養素など!お楽しみに。