世の中のうまい話

魚のウンチク、旬、漁師だけが食べている浜料理の紹介などなど・・・食べ歩きは八王子中心!都心も地方もたま~に

細魚・針魚(サヨリ) 前編

2006年08月09日 14時05分04秒 | Weblog

針魚・細魚(サヨリ)
【語源】
サヨリの語源は多く集まるという意味の「沢寄り」が転訛したと
言う説。細いという意味の「狭」と古語でサヨリを指す「よりと」
が合わさったと言う説の2つがある。


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【旬】
旬は春。銀白色に輝くサヨリが店頭に並びだすと春はすぐそこまで
来ている。「春の気品高い魚」と形容されるほど。しかし、秋も
美味しい。産卵期は4~8月。

【うんちく】
サヨリは別名「かんぬき」とも言われ、これは形が角材の閂(かん
ぬき)に似ているから。サヨリの種類は世界で80種以上、日本近海
では、「せんにんさより」、「ほしさより」、「なんようさより」
など11種生息する。英名は「半分のくちばし」と言う意味のhalf
beakと呼ばれる。
サヨリは海水から汽水域、淡水域にも侵入し、音などに非常に敏感
で、外敵に追われた時などは飛魚のように水面を数メートル飛び跳
ねたりもする。

外見は非常に美しいが、腹腔膜(ふくくうまく)が真っ黒。
この美人は腹黒いのである。鮮度もこの部分から落ち始め、劣化
が速い魚。鮮度が命の魚です。



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後半に続く・・・! ブランド・漁師料理・栄養など・・お楽しみに





目張(メバル)

2006年08月09日 11時47分13秒 | 春が旬の魚


        ウスメバル

目張(メバル)・黒めばる、うすめばる

【語源】
メバルは大きな目が張り出している事から、この名がついた。





【旬】
文句なく春である。早春の船釣りは、メバルから始まるため、
「春告魚」とも呼ばれている。風が強く海が荒れている時には
メバルがつれない事から、メバルが釣れるような春の凪(なぎ)を
「めばる凪(なぎ)」と釣り人は呼ぶ。

ちなみに「春告魚」と呼ばれるのはメバルだけではなく、鰊(ニシ
ン)もこう呼ばれる。


【うんちく】
メバルは、メバル(黒めばる)、ウスメバル、ヤナギメバル、トゴ
ットメバル、キツネメバル、タケノコメバル、エゾメバルなど、種
類が多い。しかし、味が良く、主に市場に流通しているのは「黒め
ばる」と「ウスメバル」である。

黒めばるは超高級魚として扱えあれ、一般に食卓にあがるのは主に
うすめばるの方である。しかし、ウスメバルも大衆魚とは言いがた
く、高級魚の部類に入ると言える。

代表的な食べ方は煮付け、この時季旬の筍(たけのこ)と一緒に
煮る事が多いため、市場では「タケノコ」と言う通称も持つ。
市場にも、食卓にも春を告げる代表的な魚種である。



余談ですが、エゾメバルと言うのはガヤガヤとうるさいほど磯を
泳ぎまわっている事から北海道では「ガヤ」とも呼ばれています。
数年前、10月頃に北海道に行く機会があり、羅臼漁港の堤防から、
ルアーを投げてみました。巻きもどすと必ず釣れる。入れ食い状態
。2時間程度で、100匹近く釣り上げました。
やっぱり、ガヤガヤと「ガヤ」がいました・・・・。

メバルは魚には珍しい卵胎生です。秋から冬にかけて交尾し、雌の
体内で孵化します。ぜんちょう5㎜の稚魚に成長したところろで
体内から生まれ出ます。




          黒メバル 


          黒メバルの塩焼き

 

【ブランド・産地】
メバルのブランドは今のところ見当たりません。関東で多く流通し
ているウスメバルの多くは青森産が主のようです。


        メバルの焼き物

【産地ならではの漁師料理】
もちろん煮つけがおすすめ。初春に筍、ワカメと一緒に煮る煮つけ
は、春の到来を感じる事ができ、美味。

しかし今回は、瀬戸内の漁師料理、「めばる酒」を紹介します。
小さめのメバルが取れると漁師さんはこの「めばる酒」を堪能しま
す。作り方は簡単。メバルのウロコ、エラ、内蔵を取り除き、素焼
きにします。そこに熱燗(あつかん)をそそぐだけ。
コツは鮮度が良く、小さめのメバルを使い、良く焼く事。
魚の風味が鼻からぬけ「旨い」の一言。呑みすぎ注意です。


    黒メバルの煮付け

【栄養と効果・健康】
低脂肪・低エネルギーの典型的白身魚。骨ごと食べない魚の中では
カルシュームの含有率はトップクラス。その他ミネラルで突出した
物はないが、バランスよく含んでいる。


メバルの情報ドンドンお待ちしています。


         黒メバルの塩焼き







          メバルの煮付け





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目張(めばる) 後編

2006年08月09日 07時44分01秒 | Weblog

          黒メバル  

【ブランド・産地】
メバルのブランドは今のところ見当たりません。関東で多く流通し
ているウスメバルの多くは青森産が主のようです。

【産地ならではの漁師料理】
もちろん煮つけがおすすめ。初春に筍、ワカメと一緒に煮る煮つけ
は、春の到来を感じる事ができ、美味。

しかし今回は、瀬戸内の漁師料理、「めばる酒」を紹介します。
小さめのメバルが取れると漁師さんはこの「めばる酒」を堪能しま
す。作り方は簡単。メバルのウロコ、エラ、内蔵を取り除き、素焼
きにします。そこに熱燗(あつかん)をそそぐだけ。
コツは鮮度が良く、小さめのメバルを使い、良く焼く事。
魚の風味が鼻からぬけ「旨い」の一言。呑みすぎ注意です。


         黒メバルの煮付け

【栄養と効果・健康】
低脂肪・低エネルギーの典型的白身魚。骨ごと食べない魚の中では
カルシュームの含有率はトップクラス。その他ミネラルで突出した
物はないが、バランスよく含んでいる。



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