厚岸漁港から見た海
諸国漫遊編集記 北海道 2006 春 その3
初めまして、このブログを管理していますマグロ君です。
今年の春、北海道視察に行ってきました。今回は厚岸(あっけし)
での牡蠣(かき)の養殖を取材しました。
厚岸(あっけし)はアイヌ語で「牡蠣のたくさん獲れる地」と
言う意味だそうです。
今現在は天然物は死滅し、その残骸が残るのみとなっています。
塩がひくと、昔天然牡蠣がたくさん生息した場所が島のように
浮かび上がってきます。
漁師さんに船で連れて行ってもらいました。
今は牡蠣の死骸(殻)しか残っていない。浅利を育てている。潮が引くと現れる。
現在は、そこで浅利(あさり)を育てています。
厚岸のアサリも有名。大粒で美味しいですよ。おすすめは酒蒸し。
天然の牡蠣はもう獲れませんが、養殖が盛んに行われています。
北海道厚岸の牡蠣は日本一と言われています。
その理由は実に科学的。生き物は産卵によってパワーを使います。
産卵の回数を重ねれば、身自体が細り、美味しくなくなる。
これは人間も同じではないでしょうか?(たくさん出産しても
綺麗なご婦人もいらいしゃいますが・・・・・。)
牡蠣は水温10℃を基準に積算600℃で産卵します。
つまり、水温が20℃だと、
600℃÷(20℃-10℃)=60
60日で産卵し、年間6回産卵する計算になります。
北海道は水温が低い為、年一回しか産卵しません。だから、
身がぷっくり太って美味しい。 科学的。納得でしょ!
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「カキエモン」と言うブランド牡蠣も厚岸にはあるんですよ。
ちなみに広島では年3~4回、三陸でも2~3回程度は産卵するよう
です。
今回、視察した牡蠣が食べられるのは秋ごろ。その頃に、牡蠣の
うんちくを改めて紹介いたしま~す。
まだ成長途中の牡蠣
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