世の中のうまい話

魚のウンチク、旬、漁師だけが食べている浜料理の紹介などなど・・・食べ歩きは八王子中心!都心も地方もたま~に

鱧(ハモ) 前編

2006年08月25日 11時51分45秒 | Weblog

鱧(はも)

【語源】
ハモの語源はハム(食む)だという説。中国語の海鰻(ハイマン)
からだと言う説。「歯持ち」が転じたものという説などがある。



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【旬】
京都の夏を彩る祇園祭の別名は「鱧祭り」であるように、ハモの
旬は文句なく夏である。
関西の夏の魚の代表選手。「鱧(はも)は梅雨の水を飲んで美味
しくなる。」と昔から言われ、梅雨入りから7月頃が最も美味しい
とされている。

【うんちく】
関西地方で大人気のハモ。しかし、海の中では厄介者だ。
気が荒く、特に産卵期には近づく魚にすぐ噛み付く。鋭い歯で海老
や蟹、イカ、タコまで食す。また、少しでも水があると生き延び、
切り落とされた頭部だけでも噛み付く。魚類の中でもトップクラス
に鮮度が落ちにくく、冷却技術がない頃、山に囲まれた京都でハモ
料理が栄えたのもこの為。

ハモは無数の小骨が皮まで達しており、皮一枚を残して、1㎜間隔
で包丁をいれる「骨切り」の高技術を必要とする。

鱧祭り(祇園祭)は有名だが、丹波篠山(たんばささやま)でも
ハモを大蛇に見立てた「はも切り祭り」が10月に行われている。

関西地方では非常に文化に根付いた魚と言えよう。


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諸国漫遊編集記 富山県新湊 2006春 ほたるいか編

2006年08月25日 07時12分06秒 | 【東北・北陸】漫遊編集記

諸国漫遊編集記 2006 春 富山県新湊

今年の春、富山県 新湊に行ってきました。
目的は蛍烏賊(ほたるいか)と白海老(しらえび)です。

なんと、蛍いか漁を視察する為、漁船にお邪魔しました。
朝2時頃に出発。港から沖合い1時間位のところで漁は始まります。
2隻の船の間に網を引き、巻き上げていきます。



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網底が近づくにつれ、大漁の蛍烏賊が顔を出しました。しかし、そのまま
船にあげません。海面ギリギリまで網を巻き上げ、その後は大きめの
「タモ」で数人の漁師さんが手作業で船にあげていました。


幻想的な発色!写真が今一ですいません。


理由を聞くと、「少しでも良い状態で水揚するため・・・」 とか。
漁師さんの気遣いに感謝、感激でした。

ちなみに、ホタルイカは身の危険を感じると青白く発色します。

手作業で船にあげる際、いっせいに発色し、幻想的でした。
色々な漁がありますが最も見ごたえのある漁のように思えました。

富山新湊のホタルイカは、山陰のものよりも型が大きく、一般的に
最上品として高値で流通します。ひとまわり大きい分、ホタルイカの
醍醐味である「ワタ」の量が多く、うま味が強いのです。

是非、来年の春には、富山県産を意識して魚屋さんを歩いてくださいね!



ホタルイカの香りみそ焼き

漁の前日、ホタルイカ料理を堪能させていただきました。美味しかった。
夜11時ごろまで、ついつい呑んでしまい・・・・。
ほとんど寝ずに漁へ・・・・・。きつかったけど行って良かった・・・。
(早く寝ればいいじゃん、と言う声が聞こえてきそう・・・・・。)



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