世の中のうまい話

魚のウンチク、旬、漁師だけが食べている浜料理の紹介などなど・・・食べ歩きは八王子中心!都心も地方もたま~に

鰆(サワラ) 前編

2006年08月10日 17時45分49秒 | Weblog

鰆(サワラ)

【語源】
さわらの「さ」は「狭い」と言う意味で、わらは「腹」、体が細長
く、腹が狭くみえた為。別名のサゴシは「狭い腰」からきたもの。


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【旬】
「鰆(サワラ)」は魚辺に春と書くことから、代表的な春の魚であ
るといえる。
しかし、地域によって異なる。関西地方・瀬戸内では5~6月の
春が旬だが、関東地方・駿河湾、西伊豆などでは12月以降の冬が
旬である。特にこの時期のサワラは「寒サワラ」と呼ぶ。

【うんちく】
沿岸の表層(水面近く)に生息する。但し、秋から冬にかけては
外海のやや深いところに移動。イワシ類、サバ類などを主に食す。
産卵は春から初夏。内湾では春から秋にかけて、外海では秋から
冬のかけて、定置網・流し網などで漁獲される。

近年、瀬戸内海では漁獲量が激減している為、種苗放流の研究が
行われている他、漁獲制限もされている。寂しい話ですね・・・。

特に関西地方では春の味覚として白味噌に漬け込んで焼く、西京焼
きが好まれる。

50cmほどの若魚は「サゴチ」と呼ばれ比較的安値で流通している。

サワラの卵巣は、珍味「カラスミ」の代用品としても使われる。
ちなみに、本物のカラスミは「ボラ」の卵巣。

「瀬戸の海や浪もろともにくろぐろと い群れてくだる春の鰆は」
                        若山 牧水


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後半に続きま~す。ブランド・漁師料理・栄養など・・。乞うご期待


細魚・針魚(サヨリ)

2006年08月10日 15時42分22秒 | 春が旬の魚


針魚・細魚(サヨリ)
【語源】
サヨリの語源は多く集まるという意味の「沢寄り」が転訛したと
言う説。細いという意味の「狭」と古語でサヨリを指す「よりと」
が合わさったと言う説の2つがある。



       サヨリのにぎり寿司おぼろのせ

【旬】
旬は春。銀白色に輝くサヨリが店頭に並びだすと春はすぐそこまで
来ている。「春の気品高い魚」と形容されるほど。しかし、秋も
美味しい。産卵期は4~8月。




     サヨリの煮物



【うんちく】
サヨリは別名「かんぬき」とも言われ、これは形が角材の閂(かん
ぬき)に似ているから。サヨリの種類は世界で80種以上、日本近海
では、「せんにんさより」、「ほしさより」、「なんようさより」
など11種生息する。英名は「半分のくちばし」と言う意味のhalf
beakと呼ばれる。
サヨリは海水から汽水域、淡水域にも侵入し、音などに非常に敏感
で、外敵に追われた時などは飛魚のように水面を数メートル飛び跳
ねたりもする。


      サヨリ刺身のカラスミがけ

外見は非常に美しいが、腹腔膜(ふくくうまく)が真っ黒。
この美人は腹黒いのである。鮮度もこの部分から落ち始め、劣化
が速い魚。鮮度が命の魚です。


         サヨリの刺身


【ブランド・産地】
ブランド化はされていません。北海道以南の各地で獲れる為、特別
な産地も見当たりません。
しかし、美しい姿に似つかず、サヨリ漁は非常に重労働。サヨリは
水面を泳ぐので、手早く網を引かないと、逃げてしまいます。
船がまだ走っているうちに引き出し、一回引く時間はわずか20分程
。多くが逃げてしまうので夜どおし、何度も網を引くとか・・・。
漁師さんに感謝しながら食べなければならないですね。





【産地ならではの漁師料理】
何といっても刺身だろう。上品な味わいと、食感の良い事・・・。
見た目も清涼感あふれ、食欲をそそる。椀種、天ぷら、一夜干し
などにもむくが、刺身が一番と漁師さんも言います。


     サヨリのにぎり寿司

【栄養と効果・健康】
エネルギーの低さ、脂肪分の低さは魚の中で群を抜いている。
しかし、ナイアシンと亜鉛を多めに含んでいる。
これらの効果は飲酒時の赤面や頭痛を引き起こす原因となるアセト
アルデヒドの分解を助ける事で知られている。したがって、酒の
つまみとしては最適。安心して呑めそうですね。






           サヨリの干物




            サヨリの皮焼き









サヨリの情報ドシドシお待ちしています。


       細魚の昆布〆




          サヨリの昆布〆焼き







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針魚・細魚(さより) 後編

2006年08月10日 07時41分02秒 | Weblog

         サヨリの刺身

【ブランド・産地】
ブランド化はされていません。北海道以南の各地で獲れる為、特別
な産地も見当たりません。
しかし、美しい姿に似つかず、サヨリ漁は非常に重労働。サヨリは
水面を泳ぐので、手早く網を引かないと、逃げてしまいます。
船がまだ走っているうちに引き出し、一回引く時間はわずか20分程
。多くが逃げてしまうので夜どおし、何度も網を引くとか・・・。
漁師さんに感謝しながら食べなければならないですね。

【産地ならではの漁師料理】
何といっても刺身だろう。上品な味わいと、食感の良い事・・・。
見た目も清涼感あふれ、食欲をそそる。椀種、天ぷら、一夜干し
などにもむくが、刺身が一番と漁師さんも言います。

【栄養と効果・健康】
エネルギーの低さ、脂肪分の低さは魚の中で群を抜いている。
しかし、ナイアシンと亜鉛を多めに含んでいる。
これらの効果は飲酒時の赤面や頭痛を引き起こす原因となるアセト
アルデヒドの分解を助ける事で知られている。したがって、酒の
つまみとしては最適。安心して呑めそうですね。



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