世の中のうまい話

魚のウンチク、旬、漁師だけが食べている浜料理の紹介などなど・・・食べ歩きは八王子中心!都心も地方もたま~に

糸撚魚(イトヨリ) 前編

2006年09月17日 21時43分42秒 | Weblog

糸撚魚(イトヨリ)

【語源】
尾びれの上縁の一本が長く伸びており、これが糸をくりだすように
ヒラヒラすることからイトヨリとついた。
別名では「イトヒキ」、「サンジョウゴメ」とも呼ばれる。
「サンジョウゴメ」は昔、イトヨリを一匹釣れば3升の米代にな
った為・・・。



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【旬】
産卵期が春から初秋のため、晩秋から冬にかけてが旬。

【うんちく】
イトヨリダイとも呼ばれるが鯛とはまったく関係なく、イトヨリダイ
科の魚である。

近縁種に「ソコイトヨリ」という非常によく似た魚がいるが、
市場では特に区別せず、イトヨリで流通しているようだ。
味の差もほぼない。強いて言えばソコイトヨリの方がやや身が柔ら
かい。
この2種の見分け方は、「イトヨリ」体側に黄色の線が6~7本走る
が、「ソコイトヨリ」は3本。


 (上)イトヨリ、(下)ソコイトヨリ

11代将軍 徳川家斉(いえなり)は、このイトヨリを大いに好んだ
と言われている。
小田原沖でこのイトヨリが獲れた時、早飛脚で送らせた早川長兵衛
という包丁家は、それを焼き上げ献上したそうです。
一尾、献上するたびに炭100俵の褒美を受け取ったとか・・・。



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後編に続きます~!お楽しみに~


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