世の中のうまい話

魚のウンチク、旬、漁師だけが食べている浜料理の紹介などなど・・・食べ歩きは八王子中心!都心も地方もたま~に

鮭(白鮭) 第四章【シロザケの一生】

2006年09月06日 11時51分25秒 | Weblog

  時鮭の切身・脂がばっちりのって美味しい 
【シロザケの一生】
白鮭の卵は約2ヶ月で孵化します。北海道で言うならば10月に産み
落とされた卵は厳しい寒さの中孵化し、3~4月頃川の中を泳ぐよう
になります。そして春4~5月頃、海に出ます。
海に出ると主にベーリング海や北大西洋の餌の豊富な箇所を回遊
し、3~6年間海で過ごします。そして8~10月頃、生まれた川に戻っ
てきます。白鮭が生まれた川に戻ってくる母川回帰率(ぼせんかい
きりつ)は限りなく100%に近いと言われています。

回帰する鮭の中で、最も多いのが4年魚で全体の50%を占めます。
川に上る時期でその年齢構成が違います。
8~9月上旬は5年魚が多く魚体も大柄。9月中旬を過ぎると4年魚が
増え始め魚体が小さくなります。

既に記したように、回帰する年齢は3~6歳と、ばらつきがあります
(まれに7年魚もいる)。これは、天変地異などによる絶滅の危機
から子孫を守るためと考えられています。

そして白鮭は川に上り、産卵し、一生を終えます。


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次回は第五章【秋鮭】をお送りいたします。シロザケの中で最も
    ポピュラーな鮭。是非、ご覧下さい。





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鮭・白鮭 第三章【白鮭の種類】

2006年09月06日 07時22分35秒 | Weblog

      時鮭(上)と秋鮭(下)
【白鮭の種類】
日本では、シロザケ自体も何種類かに分けて呼ばれます。
最も有名なのが秋に北海道・東北地方の川に戻ってくる「秋鮭」。
「アキアジ」とも呼ばれます。そして、春に北海道・東北沿岸に
押し寄せる「時鮭」。「時不知(ときしらず)」とも呼ばれます。

そして、数千尾に一本と言われる貴重な「目近(メジカ)」。

最後は一万尾に一本と言われる非常に高価な「鮭児(ケイジ)」
の4種類に分けられます。

この4種の鮭は、実はすべて同じシロザケなのです。漁獲される時季、
産卵までの期間によって呼び分けられ、実際に姿・形・味にも違いが
生じるのです。


この4種類の詳細を把握するには白鮭の一生を理解しなければなりません。





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第四章【シロザケの一生】に続きま~す!乞うご期待!









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