平成24年8月7日 立秋、今日から残暑見舞い
『團十郎』
歌舞伎でなく朝顔のお話し。
先月、七夕に入谷鬼子母神の朝顔市にいってきた。
手ぬぐいをきりりと締めたはっぴ姿のおねぇさんにことしのお勧めは『團十郎』とのことで一鉢買ってきた。
花色がいわゆる「團十郎茶」、二代目團十郎が『暫』の主人公で素袍<すおう>に使い柿渋色(柿色)を市川一門の色としたそうな。日記絵ではへただが天辺の向こうを向いた一輪。
市川一門いまは成田屋・十二代目團十郎、先日マスコミに騒がれたのが息子の市川海老蔵。
役者色、他では二世瀬川路考の路考茶、初代尾上梅幸の梅幸茶<ばいこうちゃ>(鶯色と薄茶の溶け合ったような色)等々あるらしい。各茶微妙に違う、こんなに種類を識別できるのは日本人が世界に誇れるが、西洋人にはこの違いが分かるかなあ。
朝顔市にはセオリー通り花の咲く早朝、蕾の多いものをと心がけてはみたが、買った時は12センチくらいの大輪だったのが、うちにおいていたら小さくなって??5、6センチ、なんともだまされたような。
一度暑さでだめになりそうだったが米のとぎ汁で復活、八月になって小さいながらも秋近しと毎日咲いてくれている。(か)