マルメロの幼果
コミュニティバスで諏訪湖を巡ります。
湖畔はきれいに整備され、ジョギングロード上をジョガーが軽快に走っています。
と、法面の背の低い木が眼に飛び込む。黄色い袋がかけられていて、遠くから見ると、なんだか花が咲いたよう。リンゴに袋がけするなんて聞いたこともないし、、、と思っていると所々にカリンの木も混じっている。
なんなのでしょう。
ホテルのマネージャーに尋ねてみる。
「ああ、あれはマルメロですね、カリンです。食べられません、袋がけしないと実が大きくならないようです。」
噂には聞いたが、食べられないものを育てるにしては、大袈裟ではないか。しかも桃や梨のように白い袋ではなく黄色とは、などと思う。
袋が外れたものをよく見ると、薄紫色をして、イチジクくらいの大きさ。おいしそうである。が、もちろん食べられない。これがリンゴほどの黄色いマルメロになるのだ。
マルメロはカリンやボケに近く、リンゴや西洋なしとも近い果樹だそうだ。熟した果実は芳香があって香りの良い果実酒や蜂蜜漬け、ジャムなどが作られるという。
諏訪あたりが栽培地だそうである。【彬】