オオムラサキを描いたのだが、まったく手に負えません。
今回の熊本地震もそうだが、大災害の時に一番必要なのは電気ではないか、と思う。
文明社会では電気がすべてのエネルギーの基となっている。深夜の明かりは言うに及ばす、通信や交通、機械を動かすにも、今日では火ではなく、電気に変換されたエネルギーが社会の根幹を支えるようになっている。ところが、この電気は遠方で起こされ、電線で送られてくる。電線が切れてしまえばおしまいなのだ。そして大災害の被災地では、たいがい送電線が切れてしまっている。
この事態をなんとかできないのだろうか。
夢みたいな話だが、電気が宇宙空間から無線で送られてくる時代が到達するまで、各地に小型の発電所を作れないだろうか、というのが私の思いだ。大きな発電所では高圧の電磁波が流れるから、健康に害が及ぶが、小型の、限られて区域用の発電所なら問題はなかろう。場所は、地域に指定されている避難所だ。多くの場合、学校がそうした場所になっているので、校庭の地下に発電所を設け、通常は学校の電力として使い、各種学校行事や地域のイベントにも活用する。
問題は電源だ。原油か、太陽か、水か、あるいは原子力か。原子力も大学の研究用に小型のものが活動しているから可能だ。
私はその筋の専門家ではないので、どうこう言えないが、こういう施設の建造については、優れた技術者達なら容易いことなのではないか。そして、その運用は消防署が管理監督すればよい。学校の耐震強化と並行して、発電所を作る計画があってしかるべきではないのか、、、思いつくままに。【彬】