ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

何の絵を、どのように描くか

2019年06月25日 | 日記

 NHK朝ドラ「なつぞら」を楽しんで観ている。戦災孤児であるヒロインが苦労して、子供のころからの夢であった、大手映画会社のアニメーターとなり、いよいよ活躍、というところだが、一つの壁にぶつかる。「アニメーションにしかできない表現とは何か?」という課題に引っかかってしまうのが、今の段階。時代は1958年で、ディズニー作品の表現方法が主流の時代。それを超える独自のもの作りたい、と考えている。

 僕は趣味で絵を描いているが、ドラマを観て感ずるところがある。絵を始めてかなりの年になるが、最近、何を描くか、どのように描くか、行き詰まることがある。始めた頃は、常にスケッチブックを携帯し、これはと思うものがあるとスケッチして、絵に仕上げることがあった。今は、絵画愛好会に入って、年2回の展示会に合わせ作品を描いている程度。同じ「なつぞら」の中で、絵の得意なヒロインの友人が語る、「絵を描くことは、生活することそのものだ。」という台詞があった。なるほどと思う。日々の生活で、心の動かされるものがあると、それを絵にしたくなる。トキメキをより多く感じていることになる。それは生活が充実しているということでもある。

 ということで、僕は「なつぞら」のドラマで「アニメーションでしかできない表現」がなんであるのか今期待しているところ。絵とアニメーションは違うが、手で描く「絵」というところでは同じだろう。ANIMATEは、・・・に命を吹き込む、の意味がある。動かぬ「絵」でも命がなければ観る側の心は動かない。つまりは、身近なものに常に興味と関心を持つということがいい絵を描くことにつながるのだろう。というより、生活を充実させていくことになる、と思う。

 絵は、子供の頃(6~7歳)、梅雨で外に出られないある日、近所の子供たちと絵をかいて遊んでいた懐かしい記憶。図案集をみながら、汽車、飛行機、自動車などかいていたな。

          2019年6月24日  岩下賢治

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