我が家の椿・春曙光が満開
ウイルスは目に見えないから、各種メディア上には、すき勝手に言辞をろうする輩が登場してくる。専門家といわれている人たちも例外ではない。感染学者の岩田健太郎氏はダイアモンド・プリンセスに乗船し、そのわずかな2時間余りの調査活動をもとに防疫体制を批判するメッセージをYouTube上に流し、ネット上で炎上している。やれやれだ。
問題なのは、ウイルスに対する向き合い方なのだが、新型だという以外、肝心のその正体は分かっていない。症状からは、インフルエンザの一種らしいといわれている。まだワクチンがないのだから、私たちは、インフルエンザとして通常の風邪対策と同じように、暖かくして寒さを防ぎ、体力を温存する以外にない。やれマスクだ、手洗い消毒だ、などと連日騒ぎ立てるメディアに対しては横目にするくらいで、平静を保つのベストだと思う。
ところで、気づいたことがある。武漢は中国の内陸地帯で、しかもモンスーン気候という。12月から2月は、冬の乾季真っ只中。感染が進むわけだ。この季節が過ぎ、雨が降り、気温が上昇すれば、このウイルスも自然と収まるのではないか、と思う。目に見えないものの解決は、最終的には自然界での自然決着を待つよりない。
北京もそうだが、中国の中核都市は、工業都市であり労働者人口が密に集まっている。そのせいか、空気の汚染が進み、冬場は格好のウイルスの発生する環境になっているように思う。雨が降って湿度があがれば、同時にウイルスの活動も鎮まると思うのである。
もちろん日本での感染力も、3月後半になって、春の雨が降るようになれば、収まるものと思う。そしてワクチンが開発され、このウイルス騒動も一件落着となるはずである。【彬】