景気いや、陽気がよくなった。桜ははや満開だし、道ばたの雑草も花をさかせている。絵に描いたのはアマナである。
景気といえば、日銀の総裁人事など経済に関するニュースの踊る日が多い。そして、このところ株価の上昇が続いていて、若干の株を持つものとしては、ささやかであっても朗報である。ただし、リフレ派=反リフラ派とかの学問的な理論や主張については私たちは当然のことながら理解できない。私たちが注意したいことは通貨が下落してはならないことだけである。インフレは通貨の下落の意味もあるからである。
中学の社会科の教科書では、インフレーションというのは《借金の棒引き》だとはっきり書いてあるはずである。つまり、通貨の流通量を増やし、その実質的な価値を下落させ、名目の金額と実質の金額の差から、借金している者の実質を減らす効果である。で、現在、誰が一番借金しているかと言えば、国家である。国債という借金がべらぼうな額に登る。日本だけではない。世界中がそうである。リフレ派というのは、これをどうにかしたいのかもしれない。
でも、インフレは好景気=つまり金回りがよいことの指標でもあるので、判断が難しいが、インフレによって私たちのわずかな貯蓄が台無しになることを恐れるものである。 【彬】
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