イヌタデ=アカマンマ
自民党総裁戦がたけなわ。争点になっているのが、夫婦別姓、そして政治と金、といった問題。私はとても不満である。
夫婦同姓で苦労している人というのは、どんな人なのか。身のまわりにそんな人はいない。政治と金は、岸田政権を頓挫させて話題だが、本来、政治と金はつきものだ。政治というのは利害の調整だから、当然、金がからむ。それを国家予算で処理するわけだが、予算以前にさまざまな活動がある。政治的な課題を見出したら、調査とか視察とかの活動があって、そこにお金がからむ。政治家の宿命だ。清貧な政治など空想もいいところだ。保守とか革新とか関係がない。プラトンの「国家編」の時代から、政治と金はつきものである。政治には金がかかるから、法律で政党助成金を出すように決めたのではないか。領収書をだせ、とかの言辞など最低の議論である。金にこだわるなら、政治活動費の最高額、例えば1,000万円と決めておけばいいだけである。
前回、指摘したように自民党には綱領がある。その綱領が自民党政治の根幹である。だからその綱領にそって論議をすすめてほしい。すなわち、憲法改正、エネルギー源の確保、社会保障など。
こうした本来の課題が論議されないのは、マスコミが、お金のことや別姓に拘るからからであろう。マスコミのための総裁戦ではない。自民党の総裁選である。自らの党の綱領を吟味することを最優先してほしい。【彬】
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