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先日、化け物の様な山芋のお話しをしました。
その後日談です。家内の友人たちを招き、食べて頂くことにしました。
保存していた、山芋を取り出し水道水を吹きかけて土を洗い流します。
そして、一塊になっていた、大きな山芋の株はバラバラに折り分ける。
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キッチンに持ち込み、更に亀の子たわしで丁寧に洗う。
ピーラーで皮を剥いたり、ペティナイフで虫食い部分を削り落としたりします。
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根気よく摩り下ろすのは専ら亭主スベルベの仕事。
下ろし金も細かな目を使えばきれいになるが、それでは時間がかかり過ぎる。
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すり鉢一杯に摩り下ろした山芋は取り分けて種類の違う料理に。
この丸めた山芋は吸い物の種として使う。澄まし汁の具にするとなんとも言えない出汁が出るのです。
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そして、もう一つは海苔巻きに仕立てます。
吸い物種の数でも分かりますが、女子はスベルベママを入れて5人です。
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吸い物用、海苔巻き用と取って、残った山芋は定番のトロロ汁に。
いつもお話ししているように、伸ばす汁は丁寧に煮干しだけで採った出し汁です。
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さすがに山芋だけと言うわけには行かないから、塩サバの焼き魚も。
亭主スベルベは蕎麦猪口にトロロ汁を取り、すすりながらなんと昼酒のワインでした。
皆さんが美味しさに舌鼓を打ち、司会役のスベルべの話で盛り上がる食事会。
でも、食事を終えてからのお茶会には亭主は遠慮して女性たちのお話し会でした。