高野和明作「13階段」を読み終わりました。
なんともいえない気分になってしまいました。
最初のゆっくりとした展開から、最後の怒涛のようにたたみかかる展開に、もう目が離せず。。。
(といっても、このところはくたくたでペースダウンしてましたが。)
犯行時刻の記憶をなくしてしまっている死刑囚を冤罪から救うために、刑務官と刑期を終えた青年が、真犯人を探すお話。江戸川乱歩賞もとっているんですね。
私が手に取ったのは、本屋さんでのポップアップのせりふの面白かったのと、宮部みゆきさん絶賛のオビ。
確かに・・読み終わって、ほんとにおもしろいとても驚く展開でした。
でしたのですが・・・
なんともいえない、「やりきれなさ」もまた、味わっています。
人を人が裁くこと。そのことで起こる避けられない仕事。それが結局・・・
苦しいですね。考えさせられてしまいました。そういう世界の本でした。
で、なんでタイトルが「ダブル・・」かというと・・・
先週の「相棒」を見ちゃったんです。今日。それがまた・・・
娘を殺された両親が、結局逃げ延びた犯人が警察に保護を求めたことを知ってから、「相手の名前を教えてください」と特命係(たらいまわしのすえ、ここに押し付けられたんですね。)に通い続ける話。その20年逃げ延びた犯人は、あろうことか隣人に「レコードの音がうるさい」と殺されてしまいます。そのニュースはただ、日ごろの事件のひとつとして報道され、それを「パチン」と消して、また特命係に行く夫婦。
右京さんは、苦しい笑顔のまま、「お教えできません」を繰り返します。
去っていく夫婦の後姿を、「この姿を忘れてはいけない」といいながら。
ああー。
なんともやりきれない・・・お話でございました。
なんともいえない気分になってしまいました。
最初のゆっくりとした展開から、最後の怒涛のようにたたみかかる展開に、もう目が離せず。。。
(といっても、このところはくたくたでペースダウンしてましたが。)
犯行時刻の記憶をなくしてしまっている死刑囚を冤罪から救うために、刑務官と刑期を終えた青年が、真犯人を探すお話。江戸川乱歩賞もとっているんですね。
私が手に取ったのは、本屋さんでのポップアップのせりふの面白かったのと、宮部みゆきさん絶賛のオビ。
確かに・・読み終わって、ほんとにおもしろいとても驚く展開でした。
でしたのですが・・・
なんともいえない、「やりきれなさ」もまた、味わっています。
人を人が裁くこと。そのことで起こる避けられない仕事。それが結局・・・
苦しいですね。考えさせられてしまいました。そういう世界の本でした。
で、なんでタイトルが「ダブル・・」かというと・・・
先週の「相棒」を見ちゃったんです。今日。それがまた・・・
娘を殺された両親が、結局逃げ延びた犯人が警察に保護を求めたことを知ってから、「相手の名前を教えてください」と特命係(たらいまわしのすえ、ここに押し付けられたんですね。)に通い続ける話。その20年逃げ延びた犯人は、あろうことか隣人に「レコードの音がうるさい」と殺されてしまいます。そのニュースはただ、日ごろの事件のひとつとして報道され、それを「パチン」と消して、また特命係に行く夫婦。
右京さんは、苦しい笑顔のまま、「お教えできません」を繰り返します。
去っていく夫婦の後姿を、「この姿を忘れてはいけない」といいながら。
ああー。
なんともやりきれない・・・お話でございました。