遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

岸田文雄首相「急転直下の内閣改造」

2022-08-09 01:33:55 | my notice
 苦戦が予測されていた参議院選を勝利した岸田政権の自民党。しかし、最新の世論調査では支持率が急落、発足以来最低の支持率となっています。
 支持率低下の最大要因は、旧統一教会と、自民党議員との関係対応。
 それと関係があるのかどうか、岸田首相は、当初、9月上旬を軸に検討されていた内閣改造と自民党役員人事が大幅に前倒し、8月10日にも実施する方向で動いています。
 岸田氏の本当の狙いは、自民党内の二大派閥抗争での主導権逆転との声がきかれますが。。

 岸田内閣「支持」46% 内閣発足後最低に 「不支持」28% | NHK | 選挙

 
岸田文雄首相「急転直下の内閣改造」で焦点になる「旧統一教会と関係深い安倍派」の処遇 - zakzak:夕刊フジ公式サイト 2022.8/8

 当初、9月上旬を軸に検討されていた内閣改造と自民党役員人事が大幅に前倒しされ、岸田文雄・首相は8月10日にも実施する方針を固めた背景には安倍晋三・元首相の「国葬」や、自民党と旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との関係を巡って批判が噴出し、参院選で勝利したにもかかわらず、支持率の下落傾向が明らかになっていることがあるとみられている。そうしたなかでの今回の人事の焦点のひとつになるとみられているのが、とりわけ旧統一教会との関係が取り沙汰されている党内最大派閥・安倍派(清和会)の処遇だ。

 
岸田首相は6日、地元・広島で開かれた平和記念式典に出席。会見では旧統一教会との関係についての質問に答える一幕があった。自身は旧統一教会との関係がないことを明言したうえで、「国民の皆さんに疑念を持たれないように、十分に注意しなくてはいけない。新たに指名する閣僚、副大臣等を含めて、まずしっかり点検してもらう」と語った

 安倍元首相の銃撃事件以降、自民党議員と旧統一教会の関係に注目が集まっている。
関係が取り沙汰される議員の多くが、安倍氏が率いた清和会の所属だ。大手紙政治部記者が言う

 「
もともと、安倍氏の祖父である岸信介・元首相が統一教会との関係が深かったという歴史的な背景もあって、清和会の政治家において問題視されるケースが数多く出ている。安倍氏の実弟である岸信夫・防衛相は選挙で旧統一教会の支援を受けていたことを認めている。安倍氏の先代の清和会会長にあたる細田博之・衆院議長は関連団体のイベントでスピーチを行なっていた。

 
派閥の重鎮である下村博文氏は、文科相時代に統一教会からの名称変更が行なわれことにどれだけの関与があったのか追及されている状況。さらには安倍氏の後継として派閥をまとめあげる候補として名前が挙がる萩生田光一・経産相も関連イベントでスピーチした過去を認めているし、末松信介・文科相も関連団体によるパーティ券購入があった

 
安倍氏が率いた清和会は自民党の最大派閥であり、岸田内閣にも松野博一・官房長官ら4人を閣僚として送り込んでいる。こうした面々の処遇がどうなるのか、新内閣に清和会から何人が入閣し、それがどういったメンバーになるのか。そうしたところが、今回の人事の焦点のひとつになるとみられている。ベテラン政治ジャーナリストはこう言う

 「もともと
体調不安説のある岸防衛相は交代が既定路線ではないか。萩生田経産相も、本来であれば重要ポストを担う人材として高い評価を受けているが、国会論戦で旧統一教会との関係を攻めてたられるのは問題があるという判断で交代の可能性は低くないだろう。岸田首相の言うように、旧統一教会との関係を“しっかり点検”するということになれば、自然と清和会の大物議員が外れていくことになるのではないか」

 ここにきて、岸防衛相の後任候補として名前が報じられているのが当選4回ながら党総務会長に抜擢された福田達夫氏である。福田氏も清和会の所属だが、“系譜”は異なるという。

 「
清和会のなかには、福田総務会長の祖父である福田赳夫・元首相に連なる『福田系』と、安倍氏の父である安倍晋太郎・元外相に連なる『安倍系』の2つの系譜があるとされる。岸田首相が福田総務会長を閣内の重要ポストにスライドさせるなら、清和会から閣僚を登用したというアリバイを残しながら、旧統一教会に近いというイメージの強い“安倍系”を遠ざけることにつながるという計算がはたらいての人事ということではないか」(前出・ベテラン政治ジャーナリスト)

 
とはいえ、福田氏は旧統一教会と自民党の関係に関心が高まっていることについて、会見で「何が問題か、僕はよく分からない」と発言して大炎上した。「そんな人物を重用したら、岸田首相の見識が問われるのは確実」(前出・ベテラン政治ジャーナリスト)ともされる。自民党関係者はこう懸念する。

 「
岸田総理としては、党内最大派閥の清和会が旧統一教会問題で揺れているタイミングで人事を敢行し、自らの求心力を高めることも狙いのひとつだろうが、やり方を間違えれば国民の支持を得られない上に、党内の不満が高まる結果となりかねない。急転直下で明らかになった人事の前倒しだけに、どんな構想が描かれているのか、関係者は固唾を呑んで見守っている」

 支持率低下の要因となっている項目で、最大なのは、「旧統一教会 政党や議員の説明は十分か」の問いにたいする、「不十分」が、82%。次いで、「安倍元首相の国葬評価」で「評価しない」が 50%。

 参院選での善戦結果で、何故か高止まりしていた岸田内閣は信任を得たと、各局のワイドショー番組ははやし立てていましたが、それは安倍氏への弔い票。
 「けんとうし」と呼ばれ、聞く耳が売りだけど、何もしないことから、メディアみ叩くところがなく批判が少ない。なので支持率が高止まりしていただけで、今回の安倍氏暗殺に伴う岸田自民党の対応は、各野党が党内一斉点検をして発表しているのに対し、茂木幹事長の「自民党は旧統一教会とは無関係」のコメント。
 しかし、現実には、次々多くの議員の関係が露呈。
 岸田政権の自民党の無為無策体質の正体が露見しました。
 そこで慌てた岸田氏は、各議員への精査指示を発信。それでも、党としての調査には不言及。つまり、世間が注目する課題への行動が評価されることとなり、無為無策の岸田政権が露呈、国民に正体が見破られたのでした。

 しかし、ただでは動かない業師の岸田氏。
 党内の保守本流の宏池会の流れをついでいる岸田派。現状の大派閥となった、清和会の安倍派に党の主導権を握られ、本流の面影は消失しているのが現状。党内の保守系への統治は安倍氏に依存していました。
 ところが、安倍氏の消失。安倍派の後継者は決め手がなく混沌。かつての本流・宏池会復権のチャンス到来。
 旧統一教会が、共産化対策が必要だった岸信介首相(当時)に、「勝共」を掲げ接近した縁で、清和会に旧統一教会との関係を持つ議員が多い、安倍派(=清和会)の追い落としが可能となったのですね。
 
 派閥の「系譜図」については、以下を参照ください。
 自由民主党の派閥 - Wikipedia
 
 清和会のなかには、福田総務会長の祖父である福田赳夫・元首相に連なる『福田系』と、安倍氏の父である安倍晋太郎・元外相に連なる『安倍系』の2つの系譜があるのだそうです。
 岸田首相が福田総務会長を閣内の重要ポストにスライドさせるなら、“安倍系”を遠ざけることにつながるという計算がはたらいての人事ということではないかと、自民党ベテラン議員。
 ところが、福田氏は、爆弾発言で自滅。
 
 「岸田総理としては、党内最大派閥の清和会が旧統一教会問題で揺れているタイミングで人事を敢行し、自らの求心力を高めることも狙いのひとつだろうが、やり方を間違えれば国民の支持を得られない上に、党内の不満が高まる結果となりかねない。急転直下で明らかになった人事の前倒しだけに、どんな構想が描かれているのか、関係者は固唾を呑んで見守っている」と、夕刊フジ。

 まさか安倍氏が急逝されるとは思われてなく、安倍派の後継者は混沌としています。田崎氏だったと思いますが、安倍氏は後継候補で萩生田光一経済産業相の名を口にされることがあったとか。ただ、未だ経験不足で将来候補とも。
 その萩生田氏は、新内閣での残留をアピールしておられますね。
 萩生田経産相「俺は骨格じゃなかったのか?」 自身の閣僚人事に言及 [自民]:朝日新聞デジタル

 他に後継候補としてメディアで取り上げられているのは、派閥幹部の塩谷氏と下村博文会長代理、西村康稔事務総長と世耕氏。
 下村氏は、総裁選に出馬意欲を示すなどしていましたが、今回の旧統一教会の名称変更騒動で沈没。世耕氏は参議院。
 西村氏は、コロナ担当時に、責任を専門家会議等に振り政治判断回避で総理の器ではない(=遊爺の個人の見解)

 岸田氏の安倍派(清和会)からの、党内主導権奪還はなるのでしょうか。
 そうなれば、既にロシアや中国から見下されて、やりたい放題で翻弄されている外交(随所で触れているのでここでは省略)で、日本は沈没してしまいますが。。



 # 冒頭の画像は、岸田内閣、党人事予測
  「政界屈指の親中派」林外相の留任は地雷か 岸田首相が茂木氏らと人事協議 識者「適任でない」「保守層離れる」(1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト




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