遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

菅内閣支持率低下は消費税のせい?

2010-06-28 23:56:29 | 日本を護ろう

 菅内閣の支持率低下が進んでいます。
 朝日新聞、新報道2001(フジテレビ)では50%を下回り、読売新聞でも50%ちょうどまで下がってきましたね。
 報道(特に、テレ朝、朝日新聞、TBS)では、歴代内閣の実績を引き合いに出し、消費税タブー論をもちあげ、菅氏が消費税を口にしたから支持率が下がったと囃し立てています。お昼の「ワイドスクランブル」の司会の寺崎氏などは、菅氏が消費税を唱え他党を巻き込んで選挙の争点となったかの発言があり、先に自民党が10%を打ち出し、民主党マニフェストには具体的記述は無く、菅氏が後追いで自民党の10%を参考にするといったのだと、解説者に突っ込みと修正をされていました。
 会話の中で言ったのではなく、話題の冒頭の口上で言っているので、番組としての見解であり、テレ朝の知的レベルが顕れたものでした。

 前置きが長くなりましたが、菅内閣の支持率が低下しているのは、消費税率アップそのものが原因ではないのです。どの世論調査でも、消費税率アップには賛成と反対は拮抗していて、消費税率アップ自体は過去の内閣の時に比べると、国民の一定の支持(40%台後半)を得ているのです。
 不支持の理由は、小沢氏が指摘する様に、先の衆議院選挙では 4年間値上げはしないと唱えていたのに公約違反となること。変更するならするで(国民を騙した公約なので変更して当然ですが)この理由説明とお詫びが無いこと。自民党の打ち出した財政建て直しと福祉の拡充の具体策としての10%論に、具体策のない民主党マニフェストを補完し争点をぼかす、抱きつき選挙戦術がみえみえであること。党内で政策審議会を復活させながらもほとんど審議されておらず、何に使うのか、なぜ10%なのかなど具体策が説明されていないことが不信となっているのです。

 更に、消費税以外でも、国会審議よりも選挙戦のスケジュールを優先し国会での議論を押さえ込んでしまった事。小鳩の政治資金疑惑説明や資料公開が延期どころか辞任に伴い無罪放免を唱え、荒井氏についても密室での一部のひとたちの協議で不問に付し、蓋をしてしまおうという政治姿勢などなど枚挙にいとまがありませんね。
 つまり、国民を騙した民主党と菅新内閣とは信用出来ないと気付き始めた国民が増えているという話なのです。

 鳩山内閣が、3ヶ月前後で割った支持率50%の壁は、3週間で早くも50%割れを発生してしまいました。
 投票日まで2週間を切りましたが、中身のない口先だけの民主党の政策に騙されていることから目覚める人が、どれだけ増えてくるのでしょうか?

◆内閣支持率    単位;% ( )は前回 [ ]は前々回 
              読売         朝日
   支持する      50  (55) [55]    48  (50) [59]
   支持しない    37  (32)  [27]      29 (27) [23]  

◆参院選でどの党に投票しますか (比例)
              読売         朝日
  民主党        31  (30
)   [31]    39 (36) [43]
  自民         15  (14) [14]         15  (17)  [14]
   みんな          6   ( 4)   [  5]     5  ( 4)   [  5]
     決めていない等   37  (43) [40]                 [31]

◆参院選での民主党が、過半数になることの是非。
                 読売        朝日
  獲得するほうが良い   42  (44)  [44]         (34) [44]
  そうはおもはない    47 (44)  [44]       (53)  [44]

◆参院選の後の望ましい政権 (読売)
  政界再編による新しい枠組みの政権   31    (27)
  民主党中心の新しい連立政権       25    (23)
  民主党の単独政権              14    (17)
  民主党と自民党の大連立政権       14    (15)
  現在の民主党と国民新党の政権       6    (  6)


 内閣支持率は、毎週調査発表をつつけている「新報道2001」でも、前回の 53.2%が、今回は、46.8%に下がっています。

 参議院で民主党が過半数を占めることへの是非では、"否"が増えていて朝日では過半数(今回の数値は見当たらず、前回の数値ですが)にまで復活してきています!
 投票政党では民主党が微増している数値と矛盾しているように見えますが、いわゆる無党派層というか、未だ投票先を決めていない人達(ここがトップシェア)が、民主党の過半数だけは拒否するが、どの政党に投票するかを決めかねているということの現われと理解できますね。
 一方、菅氏は早速"ブレ菅" "イラ菅"ぶりをカナダの地で発揮し、今回の選挙では消費税は論点ではない。正確に報道してほしいと記者団にやつあたりしていたのだそうです。
 また、枝野氏は、はやくも新連立の枠組みで、みんなの党に秋波を送りはじめているのだそうです。
 「民主党が一転して「消費税」争点隠しへ みんなの党に秋波?」:イザ!

 日曜日のNHKの番組でも声をかけていましたが、みんなの党側は、きっぱりと断っていますね。






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