毎月上旬に多くのメディアの世論調査結果が集中的に発表されています。今日は、読売朝刊とNHKが発表していました。先月、先々月と2ヶ月連続で、読売と朝日が同じ日に発表していましたが、朝日は先月は月初(緊急)と、下旬の2回発表しており、今日はありませんでした。
内閣の不支持が支持を上回ると言う結果は定着し、その格差は国会内での静寂化に反比例して広がってきています。
各社の内閣不支持率は、読売=50%、NHK=50%、朝日(2/22)=46%で、支持率は、読売=41%、NHK=38%、朝日(2/22)=37%と、先月の時事通信も入れると、支持率が危険ゾーンと言われる30%台への突入時代に入ったようです。
NHKニュース NHK世調 内閣支持率38%
asahi.com(朝日新聞社):内閣支持37%「参院民主過半数」反対55% 世論調査 - 政治
参院議席「民主の過半数望まず」57% : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
時事ドットコム:【時事世論調査】内閣支持率(2010年2月12日更新)
内閣支持率に対して民主党議員や、御用マスコミと評論家が盛んにPRするのが政党支持率ですね。自民党でも物議をかもし出していますが以下のように、自民はNHKの微減以外は横ばいで、民主は内閣支持率ほどではありませんが下落が続いているので、じつは少しづつ差がつまってきています。。
読売=民主 31%(前回33%) : 自民 20%(前回も20%)、NHK=民主 25.8%(前回30%) : 自民17.1%(前回18.2%)、朝日=民主32%(前回34%)、自民18%(前回18%)
NHKの特徴は、ニュースウオッチ9での解説は無党派層の増加を強調していました。これは最近よくいわれることで、政党別支持率で言うと、無党派層が第一党になっているのは殆どの調査結果で示されています。(余談ですが、無党派、民主、自民に次ぐ 4位は「みんなの党」ですね)
NHKの解説者氏によると、政権交代に期待して民主党を支持したが失望し離れた。しかし、民主に転じて半年しか経っていないので、自民にも戻りづらく無党派となっているのだと...。先月初めの朝日の調査結果ではこの無党派層を分析していて、参院選での投票政党では、民主=16%、自民=22% と、逆転現象が生じていました。
政党支持率 無党派層では自民が逆転 - 遊爺雑記帳
各紙のデータの今回の特徴は、参院選での民主の過半数はNGとの結果が示されたことです。
参院選で民主が過半数を獲得するほうがよい 獲得しないほうがよい
読売 33% 57%
朝日 31% 55%
朝日・無党派層 62%
参院選比例区の党派別投票については以下の結果で、自民が横ばいで民主が下がった分差が詰まってきています。
読売=民主 25%(前回27%) : 自民 22%(前回も22%)、時事通信=民主24.0%(前回30.0%)、自民18.0%(前回16.6%)
民主党に裏切られ見限った人にとっても、見限ろうにもほかに支持する党が無いと比較論で留まっている人にとっても、その受け皿となる政治家の出現を待ち望んでいるという様子が数字に反映されていますね。
選挙の投票動向は、各党の支持率に、第一党の無党派層の得票を加味せねばならず、第一党の無党派層の動きが、結果を左右すると言ってもいいでしょう。
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