中国は原発を高度経済成長維持のための主要エネルギーと見なし、増設を推進していることはご承知の通りです。現在稼働の14基のほか、2020年までに計約60基を新設する計画で、その内の約30基が建設中なのだそうですね。
ところが、その原発を動かす技術者の養成に講座を持つ大学を増やしているのが、質量ともに間に合わず、原発建設でも依存している仏に技術者養成も依存しているのだそうです。そして、更に米国にも参加を期待しているのだとか。
日本では、先日テレビに出ていましたが、東電で自前の学校を持っていて育成しているのだそうですね。中国も、仏や米に依存しても、日本には依頼しないのですね。
仏も、ドゴール氏の時からそうですが、中国へ武器を売売ろうとするなど、芸術や文化の先進国のわりには、商売優先の国です。遠い地の果ての極東からは、銭を稼げば後は知ったこっちゃないと言うことでしょうか。欧州投資基金の増資には中国や日本にラブコールを送っていますが...。
講義はフランス語で行われ、生徒はフランス語の勉強からとの光景は、明治維新の日本を彷彿させます。仏のみならず、米からも呼び込もうと恥も外聞もないとは、自尊心の高い中華の人々には稀有のことに思いますが、それだけ切羽詰っているのですね。
新幹線も急速な新設・拡張で、ソフト面での技術や人材の育成が間に合わず、事故を起こしました。
原発でもありえそうな内情の様子には、震撼させられます。黄砂でもいい加減迷惑なのに、放射能まで送られてはたまったものではないです。
落第の福島第一はダメとして、あの大震災と津波を凌いだ女川や福島第二から得た日本の知見を、中国も導入し活かすべきでしょう。そんな解りきったことは、中国もわざわざ学ぶまでもないと...?中国の原発、もとはといえば、1960年代の日本の技術供与が始まりなのだそうですが。
学ぶべきと思ったら、恥も外聞もなく徹底して学ぶ姿勢が短期間に追いつく原動力になっているのでしょうね。自由主義の日本が、海外からの技術支援を敬遠した原発事故の一連の流れと対象的ですね。
この花の名前は、レイジンソウ (撮影場所=六甲高山植物園)
↓よろしかったら、お願いします。
ところが、その原発を動かす技術者の養成に講座を持つ大学を増やしているのが、質量ともに間に合わず、原発建設でも依存している仏に技術者養成も依存しているのだそうです。そして、更に米国にも参加を期待しているのだとか。
中国原発仏頼み 2020年までに60基新設 技術者養成に全面協力 (11/30 読売朝刊)
世界で建設中の原子力発電所の4割が集中する中国で、原発技術者の養成が緊急課題になっている。中国政府は大学に専修課程を相次いで新設しているが、教授陣や設備が万全とは言い難い。こうした中、中国の原発計画の多くに参画しているフランスの全面協力を受けて新設された広東省珠海の「中仏核工学技術学院」の成否に注目が集まっている。(広東省珠海で槙野健)
同学院は名門・中山大学のキャンパスで今年9月に開院式を行った。仏側がカリキュラムを作り、教師も派遣。授業のほとんどが仏語で行われる。学生定員数は各学年100人で、修了まで6年間かかり、フランスの認定する「原発技師」の受験資格を獲得する。2年前に中仏両国間で調印式が行われた際には温家宝首相が出席し、政府の抱く期待の大きさを印象づけた。
記者(槙野)が参観した授業は1年生のフランス語の授業。学生約20人が仏人教師に続き、発音練習を繰り返していた。同省深圳出身の男子学生(19)は「仏語は難しいが、ここでは最先端の知識が学べる。頑張りたい」と話した。
中国は原発を高度経済成長維持のための主要エネルギーと見なし、現在稼働の14基のほか、2020年までに計約60基を新設する計画で、目下、約30基が建設中。原発事情に詳しい陳少敏・清華大学教授は、新設計画を巡り、「20年までに新たに約1万7000人の原発技術者が必要になる」と言う。
中国政府は技術者養成のため、原発関連の専修課程を持つ大学を00年の6大学から11年には44大学へと急増させた。ただ、陳教授は「教師の質や設備に問題がある大学があり、高度な知識は身に着かない」と指摘。新卒者約2000人のうち、実際に就職できるのは「数百人程度」という。
さらに、東京電力・福島第一原発事故を受けて、中国政府も安全管理を強化する方針であり、人材養成はこの面でも急務だ。
胡仲豪・香港理工大学教授は「人材養成には金も経験も必要。中国が自前で短期間で結果を出すのは無理だ」と語り、「原発先進国には中国で商機の拡大を図る思惑もある。積極的に養成に協力するだろう」と指摘した。
実際、フランスに続くように、米国のテキサスA&M大学が今年8月、黒竜江省のハルビン工程大学と原子力関連の教員交流事業で協定を結んだ。中国政府は新設原発への米企業の参画拡大も見込んでいる。
世界で建設中の原子力発電所の4割が集中する中国で、原発技術者の養成が緊急課題になっている。中国政府は大学に専修課程を相次いで新設しているが、教授陣や設備が万全とは言い難い。こうした中、中国の原発計画の多くに参画しているフランスの全面協力を受けて新設された広東省珠海の「中仏核工学技術学院」の成否に注目が集まっている。(広東省珠海で槙野健)
同学院は名門・中山大学のキャンパスで今年9月に開院式を行った。仏側がカリキュラムを作り、教師も派遣。授業のほとんどが仏語で行われる。学生定員数は各学年100人で、修了まで6年間かかり、フランスの認定する「原発技師」の受験資格を獲得する。2年前に中仏両国間で調印式が行われた際には温家宝首相が出席し、政府の抱く期待の大きさを印象づけた。
記者(槙野)が参観した授業は1年生のフランス語の授業。学生約20人が仏人教師に続き、発音練習を繰り返していた。同省深圳出身の男子学生(19)は「仏語は難しいが、ここでは最先端の知識が学べる。頑張りたい」と話した。
中国は原発を高度経済成長維持のための主要エネルギーと見なし、現在稼働の14基のほか、2020年までに計約60基を新設する計画で、目下、約30基が建設中。原発事情に詳しい陳少敏・清華大学教授は、新設計画を巡り、「20年までに新たに約1万7000人の原発技術者が必要になる」と言う。
中国政府は技術者養成のため、原発関連の専修課程を持つ大学を00年の6大学から11年には44大学へと急増させた。ただ、陳教授は「教師の質や設備に問題がある大学があり、高度な知識は身に着かない」と指摘。新卒者約2000人のうち、実際に就職できるのは「数百人程度」という。
さらに、東京電力・福島第一原発事故を受けて、中国政府も安全管理を強化する方針であり、人材養成はこの面でも急務だ。
胡仲豪・香港理工大学教授は「人材養成には金も経験も必要。中国が自前で短期間で結果を出すのは無理だ」と語り、「原発先進国には中国で商機の拡大を図る思惑もある。積極的に養成に協力するだろう」と指摘した。
実際、フランスに続くように、米国のテキサスA&M大学が今年8月、黒竜江省のハルビン工程大学と原子力関連の教員交流事業で協定を結んだ。中国政府は新設原発への米企業の参画拡大も見込んでいる。
日本では、先日テレビに出ていましたが、東電で自前の学校を持っていて育成しているのだそうですね。中国も、仏や米に依存しても、日本には依頼しないのですね。
仏も、ドゴール氏の時からそうですが、中国へ武器を売売ろうとするなど、芸術や文化の先進国のわりには、商売優先の国です。遠い地の果ての極東からは、銭を稼げば後は知ったこっちゃないと言うことでしょうか。欧州投資基金の増資には中国や日本にラブコールを送っていますが...。
講義はフランス語で行われ、生徒はフランス語の勉強からとの光景は、明治維新の日本を彷彿させます。仏のみならず、米からも呼び込もうと恥も外聞もないとは、自尊心の高い中華の人々には稀有のことに思いますが、それだけ切羽詰っているのですね。
新幹線も急速な新設・拡張で、ソフト面での技術や人材の育成が間に合わず、事故を起こしました。
原発でもありえそうな内情の様子には、震撼させられます。黄砂でもいい加減迷惑なのに、放射能まで送られてはたまったものではないです。
落第の福島第一はダメとして、あの大震災と津波を凌いだ女川や福島第二から得た日本の知見を、中国も導入し活かすべきでしょう。そんな解りきったことは、中国もわざわざ学ぶまでもないと...?中国の原発、もとはといえば、1960年代の日本の技術供与が始まりなのだそうですが。
学ぶべきと思ったら、恥も外聞もなく徹底して学ぶ姿勢が短期間に追いつく原動力になっているのでしょうね。自由主義の日本が、海外からの技術支援を敬遠した原発事故の一連の流れと対象的ですね。
この花の名前は、レイジンソウ (撮影場所=六甲高山植物園)
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