遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

武漢肺炎感染が拡大する米国 沈静したという中国が攻勢に

2020-04-15 01:25:35 | 武漢肺炎
 中国・武漢で発生し世界中に感染拡大が広まり続けている新型コロナウイルスの武漢肺炎。
 習近平は国内感染拡大の終息宣言をし、武漢市の封鎖解除をしましたが、世界に拡大する感染は、米国での死者が世界一多い状況に至ってしまっています。
 そして、原子力空母 4隻の乗組員に感染が広がり、抑止力の低下が懸念される中、中国海軍の活動が活発化しているのだそうですね。
 
コロナの世界的大感染の陰で…中国海軍に“不穏な動き” 識者「米軍が弱っているなかで、いろいろ試している」 ジ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト 2020.4.14

 新型コロナウイルスの世界的大感染(パンデミック)の陰で、中国海軍の艦船が、日本や台湾周辺などで挑発的な活動を続けている。インド太平洋地域に配備されている米海軍の原子力空母4隻で感染者が確認され、抑止力低下が懸念されるなか、軍事的影響力を強める狙いなのか。米軍は警戒態勢を強め、中国を強く牽制(けんせい)している。

 台湾の国防部(国防省)は12日、中国海軍の空母「遼寧」の編隊が同日、台湾の東部から南部の海域を南下したと発表した。

 日本の防衛省は遼寧が11日午後、沖縄本島と宮古島の間を南下、太平洋に向けて航行するのを確認したと発表していた。

 
中国軍の特異な動きは3月から続いている

 防衛省統合幕僚監部によると、中国海軍のミサイル駆逐艦など4隻が3月18日、沖縄本島と宮古島の間の海域を北上したほか、中国軍のY-8早期警戒機が同23日に東シナ海を、Y-9情報収集機が同25日に日本海と東シナ海を飛行。さらに、中国海軍のフリゲートが同24日、対馬海峡を北上して日本海に進出し、翌日に対馬海峡を南下して東シナ海へ航行した。

 
背景の1つには、米軍に広がるコロナ禍があるとみられる。

 これまでに、日本を含むインド太平洋地域を担当する
米原子力空母「ニミッツ」「カール・ビンソン」「ロナルド・レーガン」「セオドア・ルーズベルト」の4隻で、乗組員の新型コロナウイルス感染が判明している。

 特に、最初に感染が確認された空母「セオドア・ルーズベルト」は8日時点で286人の感染が確認され、乗組員の大半が米領グアムで隔離措置を受けている。

 中国や北朝鮮、イランの脅威への抑止力低下が懸念されるが、
米軍も黙ってはいない

 
米海軍の駆逐艦が10~11日に台湾海峡を通過し、中国大陸と台湾本島の「事実上の停戦ライン」といえる中間線を中国側に越えた海域で航行したのだ。米側が中国を強く牽制したといえる。

 一連の動きをどう見るか。

 軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「米軍が弱っているなか、中国にしてみれば、『どれだけ、いろいろなことを試せるか』というチャンスになっている。中国の空母『遼寧』が沖縄本島と宮古島間を通過していることや、ベトナム漁船との衝突事故を起こしていることを考えれば、中国による身勝手な行動は続く。日本も警戒すべきだ」と語っている。

 インド太平洋地域を担当する米原子力空母「ニミッツ」「カール・ビンソン」「ロナルド・レーガン」「セオドア・ルーズベルト」の4隻で、乗組員の新型コロナウイルス感染が判明。
 最初に感染が確認された空母「セオドア・ルーズベルト」は8日時点で286人の感染が確認され、乗組員の大半が米領グアムでグアムで隔離措置を受けている状況に。艦長が下船させられる事態も生じていました。

 中国軍の動きは、3月から始まっているのだそうで、中国海軍のミサイル駆逐艦など4隻が3月18日、沖縄本島と宮古島の間の海域を北上したほか、Y-8早期警戒機やY-9情報収集機が東シナ海や日本海に出没、海軍のフリゲートが同24日、対馬海峡を北上して日本海に進出し、翌日に対馬海峡を南下して東シナ海へ航行。

 これに対し、米海軍は、駆逐艦が4月10~11日に台湾海峡を通過し、中国大陸と台湾本島の「事実上の停戦ライン」といえる中間線を中国側に越えた海域で航行しけん制。
 しかし、4月11日には、空母「遼寧」の編隊が沖縄本島と宮古島の間を南下、太平洋に向けて航行。12日には、台湾の東部から南部の海域を南下しました。
 
 軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「米軍が弱っているなか、中国にしてみれば、『どれだけ、いろいろなことを試せるか』というチャンスになっていると語っておられます。

 また、経済面では、リーマンショックでは逆にシェアを高めた中国。
 今回も、ウイルス感染の元だったものの、欧米が感染拡大に追われているなか、いち早く沈静化の傾向と言う中国は、リーマンショック時同様にいち早く攻勢に転じ、覇権拡大復活を狙っているのだそうです。

 【独話回覧】2カ月ぶり武漢封鎖解除で…習政権、対外膨張を再び加速 日本は「脱中国」と「巨額財政出動」で対抗を - zakzak:夕刊フジ公式サイト

 感染拡大のピークの山を遅らせることで低くし、医療崩壊を防ごうという日本。
 中国や欧米の様な、強力な都市封鎖が出来る法体系がなく、国民の協力にたよる非常事態宣言。
 国難に面しているのに、野党や偏向オールドメディアは、相も変わらず、政府批判の政局に没頭。
 政府の諮問機関の専門家会議は国内外から指摘される失策続きで、今日の感染拡大を防いでいるのは、国民の自制協力の賜物。(逆に言えば、日本流の自制協力認識の低い輩のいる「ゆとり教育」世代が感染を広めている傾向が見えるような)
 
 オールジャパンで立ち向かうための、外出の自制。加えて、医師会や市中の専門家の多くから、PCR検査などによる感染の実態把握と、発熱外来臨時施設の設置による医療崩壊防止といった策を講じる声が高まっています。
 今は、政府批判をして留飲を下げて満足している平和ボケの平時ではありません。

 政府の担当大臣の西村大臣は、専門家会議に頼り切りの評論家の体ですが、広く世の中の専門家の声にも耳を傾け、躊躇なく政治的英断を下し、一部の(国内外から初動の失策が指摘されている)専門家委員会に固執することなく日本流の最善策を採っていただきたい。
 未知の新型ウイルスなので、過去の実績の肩書の方が間違ってもしかたがない。問題は、まちがったと解ったり、感染のステージが変化したりした時に、素早く変化に対応する切り替えが出来るかです。

 米中の「新冷戦時代」の、武漢肺炎の感染の影響による、米中の力関係のバランスの変化も、見逃さず、備えが必要ですね。


 # 冒頭の画像は、台湾近海を通過する、空母「遼寧」




  寒緋桜とメジロ


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