遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

日本で五輪開催して良いのか

2020-02-22 01:23:58 | つぶやき
 米疾病対策センター(CDC)は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、日本と香港への旅行者に向けた渡航注意情報を19日に出しました。
 同日、日本では、クルーズ船「ダイヤモンドプリンセス」の乗客の下船を開始しました。
 日本国内での感染者の発覚も増えてきています。
 そうした状況に、米有力誌タイムとニューズウィークが、東京五輪が予定通りに開催できるかどうか懸念する声が専門家らから出ていると報じました。
 7月24日(金) 20:00 から開会式が始まる東京五輪。後 5か月後です。
 国内での感染拡大については、まったく見通せない状況ですが、集会の自粛を政府が要求するなか、五輪は開催してもいいのでしょうか。

 米CDC、日本と香港に「渡航注意情報」 : 読売新聞オンライン

 
東京五輪開催に懸念 米有力2誌、政治経済も打撃 - 産経ニュース 2020.2.21

 米有力誌タイムとニューズウィークは20日までに、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、夏の東京五輪が予定通りに開催できるかどうか懸念する声が専門家らから出ていると報じた。タイムは「五輪はウイルスの犠牲になるか?」との題で、ニューズウィークは「五輪はキャンセルか?」との見出しで、それぞれ電子版に掲載した。

 
タイムは五輪・パラリンピックのスローガン「United by Emotion(感動で、私たちは一つになる)」に触れ「今、世界をつなげているのは(ウイルスへの)恐怖だ」と指摘。中止や開催地変更の場合、日本経済への影響は計り知れず、安倍晋三首相への政治的打撃も大きいと分析した。

 同誌は、日本はクルーズ船の乗客の感染も含めれば世界第2の感染国と説明。また五輪招致の際に放射性物質問題の解決をうたいながら、環境保護団体からは今も影響を指摘されているとして「ウイルスは五輪に影響しない」とする
日本政府の主張は「疑いを持って受け止められる」とした。(共同)

 タイムは「五輪はウイルスの犠牲になるか?」との題で、「今、世界をつなげているのは(ウイルスへの)恐怖だ」と指摘。
 日本はクルーズ船の乗客の感染も含めれば世界第2の感染国と説明。
 更に、原発事故での放射能汚染は解決したと招致時にうたったが、未だ解決していないと環境団体(何処?)から指摘されているとし、「ウイルスは五輪に影響しない」とする日本政府の主張は「疑いを持って受け止められる」とも。

 ニューズウィークは「五輪はキャンセルか?」との見出しで報じているのだそうです。

 前々回の2012年の五輪開催国の英国。今年5月にロンドンで市長選があるのだそうですが、現職候補も、対抗馬候補も、東京に代わっての開催に触れているのだそうです。
 
「五輪開催する用意ある」 ロンドン市長選候補者明かす - 産経ニュース 2020.2.20

 【ロンドン=板東和正】5月に行われるロンドン市長選の主要候補が19日、新型コロナウイルスの感染拡大で東京五輪・パラリンピックが開催できない場合、代わりにロンドンで開催する用意があるとの考えを示した。ロンドンは2012年の五輪開催国で、当時の水泳競技場などの施設が現在も利用可能な状態になっている。

 
与党、保守党のベイリー候補は19日、自身のツイッターで「私たちにはインフラと経験がある」とした上で「新型肺炎が起こったために、世界は私たちを必要とするかもしれない」と指摘。「ロンドンが再び五輪を開催する用意があると確信している」と明言した。

 一方、
カーン現市長の広報担当者は英メディアの取材に対し、東京五輪が中止になった場合、「ロンドンは(開催に向けて)最善を尽くす」と発言している。

 東京五輪の開催をめぐっては、国際オリンピック委員会
(IOC)のコーツ調整委員長が14日、「この国の公衆衛生当局を信頼している」と述べ、予定通り開催する考えを示した。ただ、コーツ氏が東京五輪の中止や延期は不要だと世界保健機関(WHO)から伝えられたと説明していることに関し、WHOは開催の是非について「何も助言はしていない」と否定している。

 5月に当選が確定して、7月の開催が間に合うかは疑問で、開催日の変更が可能かどうかは、スポンサーの米国のテレビ局と五輪委員会との交渉次第となりますね。
 
 五輪開催日の変更は、東京でも選択肢として検討が必要ですが、IOCのコーツ調整委員長は14日、「この国の公衆衛生当局を信頼している」と述べ、予定通り開催する考えを示したのだそうです。
 世界保健機関(WHO)から五輪の中止や延期は不要だと伝えられたとコーツ氏は責任回避していますが、WHOは開催の是非について「何も助言はしていない」と否定しているのだとか。
 どちらの言うことが正しいのか?

 感染者を早期に識別し隔離が感染拡大防止の基本なのだそうですが、クルーズ船内では、感染者の存在が明らかになった後も、特に隔離はなされず、ダンスやレストランでの接触は継続。横浜に帰港後自室待機で隔離されましたが、感染者識別のためのPCR検査の早期全員実施には、厚労省と官房長官とで閣内不一致で、今月19日までにも全員検査未完了。
 下船開始には、検査結果を観て陰性者を順次下船と予告しながら、結果を観ずに実施。下船者は公共交通で自由に帰宅というノーコントロール。(後に、帰宅者に外出自粛要請電話)
 隔離後に乗船し作業支援した関係者が感染する事態発生。
 ウイルスとの闘いの戦場となっている船内で、懸命に戦っておられる方々には、感謝の念に堪えませんが、トータル管理の欠如は否めない。

 米・CDCの処置や、米紙の非難(除、放射能汚染)には抗し難いですね。
 感染ルートが不明の発症者が出始めている現在。感染しているかどうかの検査に、厚労省の湖北省縛りで感染者の発見が遅れていたのですね。

 唱え続けていますが、阪神淡路大震災という、当時としては近年になかった大災害時、村山首相は自らの個人の能力の限界を悟り、自民党の小里貞利氏を直ちに震災担当大臣に任命し、人事と予算を含めたほぼ全権を任せて収集にあたらせました。
 今回も、症状が出ない状態でも感染する未知の新型感染症。官僚主導ではなく、新対応の決断ができる政治家を臨時大臣にした、総力を結集し即断実行できる体制の構築を切望します。
 国内感染の拡大はこれからです。五輪開催への対応(世界からの来日者の安全保障)も含めた、臨機応変の体制づくりを安倍首相に求めます。



 # 冒頭の画像は、横浜港に停泊中のダイヤモンドプリンセス号




 この花の名前は、ラッパスイセン




竹島に関する動画 / 政府広報 - YouTube

杉原由美子氏による絵本「メチのいた島」読み聞かせ - YouTube

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竹島は日韓どちらのものか




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