遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

慰安婦は韓国が解決する問題

2015-02-20 01:17:15 | 慰安婦問題
 韓国の朴槿恵大統領は、訪問した自民党の二階総務会長と面談し、慰安婦問題に関して日本政府が速やかに「納得できる措置」を取るよう求めたのでしたね。二階氏がこの時期に訪問した目的が何だったのか、朴槿恵と会談して何を話し合おうとしたのか、その目的は達成されたのか。遊爺にはなにも見えてきません。
 そもそも何故自民党の総務会長が、約1400人という大人数の訪問団で、今韓国は放置しておけと言う時期に訪韓したのか不思議で、変な言質を取られることなく帰ってこれればと危惧していましたが、案の定、危惧が的中してしまいました。

 
二階氏「慰安婦問題」韓国の主張を丸飲み 1400人訪韓の“成果”は? (1/2ページ) - 政治・社会 - ZAKZAK

 産経の元支局長を連れ戻せなかったどころか、日韓請求権協定で慰安婦問題は「完全に決着済み」という日本政府の立場にもかかわらず、朴氏が会談で「問題解決」を求めると、二階氏は「まったくその通りだ」と同意してしまったとかそうでないとか。媚中の二階の自民党の癌ぶりを、韓国でも発揮してくれました。
 

「慰安婦」は韓国が解決する問題 (2/19 産経 【阿比留瑠比の極言御免】)

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は13日、韓国を訪問した自民党の二階俊博総務会長と会談し、慰安婦問題に関して日本政府が速やかに「納得できる措置」を取るよう求めた。だが、その措置の具体的中身、何をしてほしいのかについてはやはり言及しなかった
ようだ。
 1965(昭和40)年の
日韓請求権協定で法的に「完全かつ最終的に解決」されている問題
について、政府はこれまでアジア女性基金を通じ元慰安婦に償い金を支払ったり、首相のおわびの手紙を届けたりできる限りのことをしてきた。
 役に立たなかったが、根拠なく慰安婦募集の強制性を認めた平成5年8月の河野洋平官房長官談話も、日韓関係のために良かれと思う「善意」が大本にあったのは事実だろう。安倍晋三首相も含め、歴代首相は慰安婦の境遇については深い同情を表明してきた。

◆「韓国も分からない」
 
韓国は日本に、これ以上いったい何をしろというのか-。
筆者が昨年6月に訪韓した際、慰安婦問題を担当した韓国の元外交官に「これでは日本政府もどうしたらいいのか分からない」と問うたところ、こんな返事が返ってきた。
 「
韓国も、実はどうしたらいいのか分からない
ということだと思う」
 結局、
答えはそもそも存在しない
のではないか。韓国にも日本国内にも国家賠償を求める声もあるが、それは村山富市元首相ですら首相当時に国会で「もう済んでいる」「わが国の立場を堅持する」と否定している話である。
 第一、河野談話が強制性認定で踏み込んだ大きな理由の一つは、談話発表の5カ月前の5年3月、
韓国の金泳三
(キム・ヨンサム)大統領(当時)が慰安婦問題でこう表明したことであるはずだ。
 
「物質的な補償を日本側に要求しない」

 金氏は同時に、
元慰安婦に対する生活支援なども韓国政府の責任で行うことを宣言した。これを受けて宮沢喜一内閣は「強制」の定義を物理的なものだけでなく、「本人の意思に反する行為」にまで広げるなど、談話作成に突き進んだ。
 同月、韓国外務省幹部は日本側に、金氏の言葉の真意を次のように説明したとされる。
 「1965年の請求権協定についての法律論とは離れても、
いわゆる過去史に関する問題が提起されるたびに日本側に何らかの補償を求めるという姿勢は慎むべき
だとの趣旨が中心で、勇気ある発言だ」
 「(
韓国政府は)日本側に補償を要求して国民の非難をかわそうとするのが通例となってきたが、時代も変わり、日本に補償を求めるのが韓国政府の役割なのではなく、自分で解決していくことが責務
だとの趣旨で、大統領の本心だ」
 深くうなずける指摘であり、朴氏は当時のやりとりを学び、慰安婦問題は日本に何かを求めるのではなく自分で解決してほしい。

◆「反日」を使う大統領
 もっとも、韓国大統領として初めて竹島(島根県隠岐の島町)に上陸し、慰安婦問題で日本を非難した李明博(イ・ミョンバク)前大統領も、2011(平成23)年10月の野田佳彦首相(当時)との初会談時には、こう言っていた。
 「歴代の韓国の大統領は任期後半になると、『反日』を使いながら支持率を上げようとする繰り返しだった。私はそういうことはしたくない」(25年10月29日付読売新聞朝刊の野田氏インタビュー記事)

 同じ人物がころっと変わるのだから、
韓国外交に継続性や一貫性を望んでも無駄か。(政治部編集委員)

 阿比留瑠比編集委員が言われる通りで、日韓請求権協定で日韓の国家間の補償については決着済であり、後は韓国の国内でそれをどう反映したかなのです。
 朴槿恵のお父さんが、韓国の復興に投資して、漢江の奇跡(ハンガンのきせき、かんこうのきせき)を成し遂げたことは有名な話ですね。

 余談ですが、記事の中で、慰安婦問題で日本政府が「強制」を認めたかの様な記述がある点は解せません。河野談話そのものは、「強制」の事実は認められなかったとするものであり、河野氏が会見の中で「強制」を認めるかの様な話をしたのが事実と遊爺は理解しています。

 両国間の国際条約で解決済にもかかわらず、記事でも指摘されている様に、日本はこれまでアジア女性基金を通じ元慰安婦に償い金を支払ったり、首相のおわびの手紙を届けたりできる限りのことをしてきたのです。
 しかし、韓国の歴代大統領は、ことある毎に歴史認識をかざし、日本のスネを齧る様に、賠償を繰り返し求めてきました。しまいには、憲法裁判所までもが、国際条約を無視する判決を下したことは、諸兄がご承知の通りです。(この裁判所の判決が政府を束縛している点は、政府ばかりを責められません。国際法を護らない憲法裁判所が存在する、非法治国家体制が問わるべきです。)
 憲法裁判所の国際法を無視する点や、アジア女性基金の支援を受け取らせない圧力をかける韓国内の動きも含めて、慰安婦への補償は、記事で阿比留瑠比編集委員が指摘される通り、韓国国内の問題なのです。

 そして、阿比留瑠比編集委員の記事で、最も重要なポイントは、「韓国は日本に、これ以上いったい何をしろというのか。」「韓国も、実はどうしたらいいのか分からない。」「結局、答えはそもそも存在しないのではないか。」というところです。
 だから、歴代大統領が、繰り返し慰安婦問題を切り札に使うのです。分からないというより、朴槿恵が口走ったことがある様に、永遠にカードとして持ち続けたいのです。
 なので、もう韓国はほっておけというのが今日の日本の大勢となってきつつあるのです。
 その流れに逆らった、時代錯誤の化石が、二階と、経済が没落中と言うのに同行した訪韓団約1400人です。困った輩が多い。。



 # 冒頭の画像は、自民党二階総務会長と朴槿恵大統領




 この花の名前は不詳です




竹島に関する動画 / 政府広報 - YouTube

杉原由美子氏による絵本「メチのいた島」読み聞かせ - YouTube


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