日本の家電メーカーは、韓国勢に世界の市場でシェアーを奪われ、撤退や縮小を余儀なくされています。
パナソニックも、サンヨーを吸収合併しリチュウムイオン電池では世界トップシェアを回復したものの、白物家電部門は、中国のハイアールに売却していました。ところが、海外市場の売上を伸ばすことにしたのだそうです。
このまま韓国勢の独壇場が続き、日本の白物家電の生産はなくなって行くのかと、寂しい思いをしていたのは遊爺だけではないと思います。
日本のメーカーが、本来はお家芸だったはずの、ユーザーニーズに合わせた製品開発が、新興国では価格競争の安ものを指向している間に、韓国メーカーに日本のお家芸を奪われて、売上逆転を許してまっています。
パナソニックが、中国やインド、タイなどに「生活研究センター」を設置し、現地の生活様式や消費者の好みなどを徹底的に調査し、商品企画に反映インドネシアやインドでピット商品を産み出したことは、ご承知の通りで、この方法を拡大して、購買力が付いてきた新興国の中間層宛のマーケットに応えて行きたいのだそうです。
日本がお家芸だった、生活ニーズに合った商品開発が行われ、サムスン、LG等を逆転し、日本のシェア回復が達成される日が来ることを願っています。
ただ、海外生産・海外販売の話で、国内の経済・雇用が縮小することの改善につながる話ではありません。
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この木の名前は、黒鉄もち
↓よろしかったら、お願いします。
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パナソニックも、サンヨーを吸収合併しリチュウムイオン電池では世界トップシェアを回復したものの、白物家電部門は、中国のハイアールに売却していました。ところが、海外市場の売上を伸ばすことにしたのだそうです。
パナ新興国市場に活路 白物家電事業拡大 国内頭打ち 中東、アフリカも視野 (12/6 読売朝刊)
パナソニックが白物家電事業の海外売上高比率を2015年度に60%に引き上げ、海外展開を加速させるのは、国内市場が伸び悩む一方で、新興国での需要の伸びが著しいためだ。薄型テレビ事業の大幅縮小で稼ぎ頭のAV(音響・映像)分野が大きく売り上げを落とす見通しの中で、次代の事業の柱と見込む環境エネルギー分野を軌道に乗せるため、関連する家電事業の販売拡大を急ぐ。 (白櫨正一)
■海外勢が攻勢
パナソニックは、今秋以降に独自の省エネ機能「エコナビ」を搭載した洗濯乾燥機や冷蔵庫、エアコンの新商品を順次発売した。しかし、夏場に電力不足からエアコンなどの販売が好調だった反動で、「国内の市況は厳しい状態が続いている」(幹部)という。
日本電機工業会によると、洗濯機などの家電の国内出荷額は7月から4か月連続で前年を下回り、10月は10.8%減と大きく落ち込んだ。11年度一年では2兆1444億円と前年度比4・5%減になる見通しだ。
日本市場では、10月に英ダイソンが掃除機、米アイロボットが家庭用の自動掃除ロボットの新製品を発売するなど海外勢が攻勢をかけている。来年1月にはパナソニックの子会社の三洋電機から洗濯機と冷蔵庫事業を買収した中国・海爾集団(ハイアール)が三洋のブランド「アクア」を使った洗濯機などを日本で発売、さらに競争は激化しそうだ。
■全世界戦略
日本市場が頭打ちとなる中で、パナソニックが力を入れるのが新興国と欧州市場だ。特に新興国では中間層向けの普及価格帯の商品を拡充して売り上げ増を目指す戦略だ。すでに中国やインド、タイなどに「生活研究センター」を設置し、現地の生活様式や消費者の好みなどを徹底的に調査し、商品企画に反映。大型ペットボトルが入れやすい1ドア冷蔵庫(インドネシア)や大風量を好む国民性に合わせ、吹き出し口を大きくしたエアコン(インド)などをヒット商品に育てた。
今後はこうした取り組みをベトナムやロシア、中東に広げる。15年以降にインドに新工場を設け、アフリカ諸国向けの生産拠点とする方向で検討している。アフリカを視野に入れた"全世界戦略"を構築し、海外での競争に勝ち抜く考えだ。
ただ、成長市場の新興国市場は、韓国のサムスン電子やLGエレクトロニクス、ハイアールなどアジア勢が高いシェア(占有率)を持つ国も多い。
パナソニックの家電事業は高級ゾーンの強い国内では比較的収益率が高い。新興国市場での競争激化で「単価が低くなり収益率も悪くなる」(パナソニック幹部)可能性もあり、いかにコストを下げて収益を確保していくかも課題になる。
パナソニックが白物家電事業の海外売上高比率を2015年度に60%に引き上げ、海外展開を加速させるのは、国内市場が伸び悩む一方で、新興国での需要の伸びが著しいためだ。薄型テレビ事業の大幅縮小で稼ぎ頭のAV(音響・映像)分野が大きく売り上げを落とす見通しの中で、次代の事業の柱と見込む環境エネルギー分野を軌道に乗せるため、関連する家電事業の販売拡大を急ぐ。 (白櫨正一)
■海外勢が攻勢
パナソニックは、今秋以降に独自の省エネ機能「エコナビ」を搭載した洗濯乾燥機や冷蔵庫、エアコンの新商品を順次発売した。しかし、夏場に電力不足からエアコンなどの販売が好調だった反動で、「国内の市況は厳しい状態が続いている」(幹部)という。
日本電機工業会によると、洗濯機などの家電の国内出荷額は7月から4か月連続で前年を下回り、10月は10.8%減と大きく落ち込んだ。11年度一年では2兆1444億円と前年度比4・5%減になる見通しだ。
日本市場では、10月に英ダイソンが掃除機、米アイロボットが家庭用の自動掃除ロボットの新製品を発売するなど海外勢が攻勢をかけている。来年1月にはパナソニックの子会社の三洋電機から洗濯機と冷蔵庫事業を買収した中国・海爾集団(ハイアール)が三洋のブランド「アクア」を使った洗濯機などを日本で発売、さらに競争は激化しそうだ。
■全世界戦略
日本市場が頭打ちとなる中で、パナソニックが力を入れるのが新興国と欧州市場だ。特に新興国では中間層向けの普及価格帯の商品を拡充して売り上げ増を目指す戦略だ。すでに中国やインド、タイなどに「生活研究センター」を設置し、現地の生活様式や消費者の好みなどを徹底的に調査し、商品企画に反映。大型ペットボトルが入れやすい1ドア冷蔵庫(インドネシア)や大風量を好む国民性に合わせ、吹き出し口を大きくしたエアコン(インド)などをヒット商品に育てた。
今後はこうした取り組みをベトナムやロシア、中東に広げる。15年以降にインドに新工場を設け、アフリカ諸国向けの生産拠点とする方向で検討している。アフリカを視野に入れた"全世界戦略"を構築し、海外での競争に勝ち抜く考えだ。
ただ、成長市場の新興国市場は、韓国のサムスン電子やLGエレクトロニクス、ハイアールなどアジア勢が高いシェア(占有率)を持つ国も多い。
パナソニックの家電事業は高級ゾーンの強い国内では比較的収益率が高い。新興国市場での競争激化で「単価が低くなり収益率も悪くなる」(パナソニック幹部)可能性もあり、いかにコストを下げて収益を確保していくかも課題になる。
このまま韓国勢の独壇場が続き、日本の白物家電の生産はなくなって行くのかと、寂しい思いをしていたのは遊爺だけではないと思います。
日本のメーカーが、本来はお家芸だったはずの、ユーザーニーズに合わせた製品開発が、新興国では価格競争の安ものを指向している間に、韓国メーカーに日本のお家芸を奪われて、売上逆転を許してまっています。
パナソニックが、中国やインド、タイなどに「生活研究センター」を設置し、現地の生活様式や消費者の好みなどを徹底的に調査し、商品企画に反映インドネシアやインドでピット商品を産み出したことは、ご承知の通りで、この方法を拡大して、購買力が付いてきた新興国の中間層宛のマーケットに応えて行きたいのだそうです。
日本がお家芸だった、生活ニーズに合った商品開発が行われ、サムスン、LG等を逆転し、日本のシェア回復が達成される日が来ることを願っています。
ただ、海外生産・海外販売の話で、国内の経済・雇用が縮小することの改善につながる話ではありません。
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この木の名前は、黒鉄もち
↓よろしかったら、お願いします。
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