月初の読売新聞、ANN、NHKの世論調査が出揃っています。 フジテレビ。新報道2001での調査結果では、2週間前に参院選での支持政党で、自民党と民主党が逆転していましたが、連休明けには民主党が反転し、自民党が減少する結果となっていました。自民党については、舛添氏の離党で、両者にマイナスとなり共倒れが危惧されますが、ANNの結果は、参院選での投票政党のほかに、現在の支持政党も自民党が民主党を上回る結果になるといった、民主党の凋落ぶりが進んでいます。
ANNの結果では、先月に引き続き2月連続で参院選での投票政党では自民党が民主党を上回り、今月新たに現時点での政党支持率でも自民党が民主党を上回ったのは、特筆すべき結果です。
内閣支持率は、10%台も予測されましたが各社の結果とも20%を維持しています。ただし、読売の調査では、調査史上最高の下落幅を記録したとのことですね。
内閣を支持する 支持しない 【数字は%】
ANN 20.5 前回=28.5 63.5 前回=55.4
読売 24 前回=28.6 67 前回=57.5
# 読売の前回値は、NNNの値。
政党支持率 読売 NHK ANN ( )は順位
民主党 22 (2) 20.8 (2) 前月=22.2 24.4 (3) 前回=29.5
自民党 14 (3) 17.9 (3) 前月=16.1 28.7 (2) 前回=27.6
みんなの党 4 (4) 3.1 (4) 前月= 2.9 5.0 (4) 前回= 5.6
新党改革 0 (8) 0.4 (7) 1.7 (7)
たちあがれ 0 (8) 0.2 (8) 0.5(10) 前回= 1.6
支持なし等 53 (1) 44.4 (1) 前月=44.4 31.1 (1) 前回=28.6
参院選で投票する政党 読売 ANN
民主党 19 (2) 17.3 (3) 前回=23.0 (3)
自民党 13 (3) 23.8 (2) 前回=24.1 (2)
みんなの党 7 (4) 5.9 (4) 前回= 7.0 (4)
新党改革 2 (6) 1.3 (7)
たちあがれ 1 (8) 0.2 (9) 前回= 1.1 (8)
支持なし等 51 (1) 36.4 (1) 前回=34.3 (1)
民主党が過半数をとることについて (読売)
獲得する方がよい 29
そうは思わない 62
民主党を中心とする与党と、自民党を中心とする野党とでは、どちらに勝ってほしいと思いますか? (ANN)
自民党を中心とする野党 39
民主党を中心とする与党 33
普天間移設が5月末に決着しなかったら総理は退陣すべき そうは思わない
読売 51 41
ANN 50 36
# ANNは、移設先が、主に沖縄県内となったことで、鳩山総理は責任をとって、退陣する必要があると思いますか、思いませんか?
世論調査|報道ステーション|テレビ朝日
NHK世論調査 各党の支持率 NHKニュース
読売新聞社の全国世論調査で鳩山内閣の支持率は30%を割り込み、昨年9月の内閣発足直後からは51瀞も落ち込んだ。内閣支持率の最高と最低との「落差」は歴代内閣で最大となった。支持率は民主支持層を含む幅広い層で下落に歯止めがかからず、支持構造は発足から8か月で様変わりしている。
鳩山内閣の支持率は、発足直後の緊急調査の75%が最高で、今回の24%が最低だ。読売新聞社が毎月の世論調査を開始した1978年3月以降に発足した大平内閣以降で、これまで「落差」が最大だったのは宮沢内閣の46ポイント(最高56%ー最低10%)だった。
また、小泉内閣以降で、発足8か月時点までの支持率の推移を見ると、鳩山内閣は初めは小泉内閣に次ぐ2番目の高さだった。しかし、今回の24%は約1年で退陣した福田内閣(26%)、麻生内閣(29%)を下回り最も低い。福田、麻生内閣はこの間、支持率の上昇もあったが、鳩山内閣は下落の一途をたどっている。
<中略>
民主党の支持率は、内閣発足直後の緊急調査では過去最高の51%だったが、今回は22%となった。鳩山内閣は、すっかり目減りした民主支持層からも見放され始めているようだ。
この間、支持政党のない無党派層の内閣支持率は60%から12%に下落した。無党派層の割合は20%から50%に増えており、鳩山内閣に失望した民主支持層が無党派層に移行したと見られる。
首相にふさわしい議員は? 「舛添人気19%に後退 1位は維持
読売新聞社の全国世論調査によると、首相に最もふさわしいと思う国会議員は、舛添・新党改革代表19%がトップで、2位は前原国土交通相14%、3位は渡辺・みんなの党代表10%だった。鳩山首相は6位で3%にとどまった。
舛添氏は前回4月調査に続く1位だった。ただ、数値は前回の29%から大きく後退した。「自民離党-新党結成」はプラスにならなかったようだ。高速道路料金の見直し問題を巡って小沢民主党幹箏長と対立した前原氏が前回の3位(8%)から、渡辺氏も5位(6%)から上昇したのが目立つ。
民主支持層に限ってみると、前原氏20%が最も多く、菅財務相15%、岡田外相14%らが続き、鳩山首相は8%だった。自民支持層では舛添氏25%、谷垣自民党総裁13%、渡辺氏12%などの順に多かった。支持政党のない無党派層では舛添氏19%が最多で、前原氏12%、渡辺氏10%らが続いている。
読売が強調する、史上最悪の内閣支持率低下率と合わせると、鳩山内閣にも、民主党にも逆風が吹いています。
普天間移転の今月末の決着の成り行きでは鳩山首相に、検察審の決議では小沢幹事長に、いずれも過半数の世論が辞任を求めているのですが、ここへきての大方の予想が、二人とも辞めないで参院選突入を見込んでいるようですね。民主党内や、仙石、前原といった閣僚も鳩山擁護で合唱していますね。理由は、総理が短期間で代わるのは自民党末期と同じでよくないからだとか。
まったく政策を無視して政局しか見ていない証拠の話ですね。政策で失態を重ね、政治資金では秘書に責任をかぶせ、国民や国会への説明を回避しているトップ2は、選挙で投票した国民を裏切っているわけで、早く退いていただかねば日本がますます国際信用を失い、経済も含め世界から取り残されてしまうのです。それを就任時間を理由に引き伸ばすとは、重ねて言いますが、政策無視、政局優先の民主党の正体ここにきわまれりといえます。
しかし、塩爺がTBS・時事放談で言っていたことは、ごらんになられた方が多いと思いますが、このまま選挙に突入せざるを得ないが、選挙結果を見て、9月の代表選挙で動きがあるとのことです。対談していた、渡辺黄門も黙ってうなずいていましたね。
一方の自民党。支持率低下の鳩山辞任を追求していますが、自民党も民主党のオウンゴールに乗じて党勢挽回の政策や戦略を打ち出し行動せねばならない絶好の風を、追い風につかめていません。ここは、他人ごとではなく、自民党も選手交代して一気に反抗すべきでしょう。衆議院選では、麻生さんが交代しないで傷ついた看板のまま望んだのに対し、民主党は小沢氏から鳩山氏へチェンジし、一新した体制で臨んだのも勝利の一因でした。こちらも、選挙前にコロコロ変わるべきではないとの理由です。支持がされていない体制で臨んでも支持は望めないでしょう。現に無党派が増えている=民主党もだめだけど、自民党もということの証ですね。
3社の調査結果では、最近の地方選の結果などで注目を浴びている第三極の柱とも言われる「みんなの党」が伸び悩んでいるのは意外な結果ですね。新党乱立で割れているのでしょうか?
5月末から参院選に向けて、ますます目が離せなくなってきましたね。
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75%→24% 支持離れ歴代内閣で最悪 民主支持層も一気に (5/10 読売朝刊)
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