遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

検証 朝日「慰安婦」報道

2014-08-28 23:58:58 | 慰安婦問題
 今日も、朝日新聞の慰安婦報道での逃げる姿勢を追求です。しつこくて恐縮ですが、逃げる朝日を追求するメディアを支援する為、おつきあいすることとしましたので、連日のアップとなりました。
 読売が、「朝日は報道の結果責任について検証することなく、沈黙を続けている。」とし、「戦後、例がないほど日本に負の遺産をもたらした朝日「慰安婦」報道を検証する。」と、「検証 朝日「慰安婦」報道」という連載を始めたので、取り上げさせていただきました。
 初回は、朝日が吉田証言を広めた様子を、淡々と整理して記述したものです。真実を整理して並べたということです。
 

検証 朝日「慰安婦」報道 [1] 虚構の「強制連行」拡散 (8/28 読売朝刊)

 朝日新聞がいわゆる従軍慰安婦を巡り、「強制連行」の証言を紹介した記事を32年後になって取り消した。だが、一連の報道は「日本軍に組織的に強制連行された慰安婦」というねじ曲げられた歴史の固定化に深く関与した。慰安婦の虚構は今なお世界に拡散し続け、修正される見通しもない。戦後、例がないほど日本に負の遺産をもたらした朝日「慰安婦」報道
を検証する。

 「日本政府は、戦時中の日本軍による『性奴隷制(sexual slavery)』の実行犯を訴追し、有罪であれば処罰を行うべきだ」
 7月23日、スイス・ジュネーブ。国連で人権問題を扱う自由権規約委員会が慰安婦制度について、こんな勧告を採択した。勧告には法的拘束力はないが、日本政府による?元慰安婦への賠償?証拠の開示なども列挙された。
 採択に先立ち、7月15日と16日に行われた協議で、
日本の山中修外務省人権人道課長が、「『性奴隷』と呼ぶのは適当ではない」と2度反論したが、受け入れられなかった

 日本への批判のまなざしは国連にとどまらない。外務省によると、
米国だけで慰安婦像が2体、慰安婦の石碑が6基ある。韓国の慰安婦像を加えるとさらに増える。韓国系団体などが建立にかかわっており、日本への国際的包囲網を敷く狙い
があるとみられている。
 戦後70年近くたっても
日本がことさら激しい非難を浴び続ける最大の理由は、「国が慰安婦にするため、朝鮮人女性を強制連行した」との誤解
にある。日本政府の調査では「強制連行」の証拠資料は一切見つかっていない。虚構の原点をたどると、1982年9月2日朝日新聞朝刊(大阪本社版)の社会面記事に行き着く。
 「朝鮮の女性私も連行」
 「暴行加え無理やり」
 大見出しで、元「山口県労務報国会下関支部動員部長」を名乗る吉田清治氏(故人)が大阪市での講演で語った「強制連行」の様子を詳報している。吉田氏が83年7月、「強制連行」を扱った著書「私の戦争犯罪朝鮮人強制連行」(==書房)を出版する前の報道だ。
朝日はこの記事を含め、少なくとも16回にわたり吉田証言を取り上げた

 92年頃から、研究者らが吉田証言の信ぴょう性に疑義を投げかけ始めても、94年1月25日の「創刊115周年記念特集」では、むしろ一連の報道が、慰安婦問題を国際問題に発展させたことをこう誇った。
 「宮沢首相(当時)が韓国を訪問して公式に謝罪し、国連人権委員会が取り上げるに至る」
 
朝日は2014年8月5日の特集記事「慰安婦問題を考える」で、吉田証言を虚偽と認め、記事を取り消した。「強制連行」の最大の根拠が崩れた。

 吉田証言から32年間にわたる大量の朝日「慰安婦」報道が、慰安婦の虚構の拡散にどう影響し、
日本の名誉と尊厳をいかに傷つけたのか━━。朝日は報道の結果責任について検証することなく、沈黙を続けている

吉田証言への疑問放置

 「強制連行された慰安婦」という虚構の発端となった吉田清治氏(故人)の証言は、妙に生々しい。
 1982年9月2日朝日新聞朝刊(大阪本社版)は、韓国・済州島で、200人の若い朝鮮人女性を強制連行したとする吉田氏の証言をこう報じた。
 「完全武装の日本兵十人が同行した。集落を見つけると、まず兵士が包囲する。続いて吉田さんの部下九人が一斉に突入する。若い女性の手をねじあげ路地にひきずり出す。こうして女性たちはつぎつぎにホロのついたトラックに押し込められた」
 記事には、吉田氏が3年間で強制連行した朝鮮人慰安婦は950人に上るとも書かれている。
 朝日報道で「お墨付き」を得たかのように、吉田氏は83年7月、同様の証言を収めた著書「私の戦争犯罪朝鮮人強制連行」(三一書房)を出版する。著書は後に韓国語に翻訳され、吉田氏は92年に訪韓して元慰安婦に謝罪もした。次第に「強制連行」という言葉が広まっていった。
 
朝日による吉田氏の後押し
は続く。
 92年1月23日夕刊1面のコラム「窓 論説委員室から」では、証言に踏み切った吉田氏を「腹がすわっている」と評価した。
 
朝日の読者からは、吉田証言への疑問が寄せられていた
ようだ。だが、92年3月3日の同コラムは、「知りたくない、信じたくないことがある。だが、その思いと格闘しないことには、歴史は残せない」と諭すように記している。

■強制性にすり替え
 
韓国内では早くから吉田証言を疑問視する声があった。

 
現代史家の秦郁彦氏が済州島での現地調査に乗り出し、「吉田証言が虚構らしいことを確認した」とする論文を月刊誌「正論」92年6月号で発表。調査結果は、産経新聞4月30日朝刊社会面でも報じられた。戦中を知る人が多数存命していたはずの済州島で、強制連行を証言する人はいなかった。
 秦氏は、89年8月、地元・済州新聞の記者が吉田氏の著書の書評で、強制連行について「裏づけ証言する人はほとんどいない」と報じていたことも確認している。
 だが、
朝日は虚偽証言ではないかとの指摘に十分応えず、問題を放置した。97年3月31日朝刊の慰安婦特集では、吉田証言について、「真偽は確認できない」と記すにとどめた。さらに、「『強制』を『強制連行』に限定する理由はない」として、新たに「強制性」という概念を持ち出した

 慰安婦問題に詳しい拓殖大の藤岡信勝客員教授はこう批判する。
 「朝日はさんざん『強制連行』と書いていたのに、『強制性』が問題だと言い出した。完全にすり替えだ」

■吉田氏とは
 実は「清治」の名は吉田氏の本名ではない。
 吉田氏の60歳代の長男によると、吉田氏が77年の著書「朝鮮人慰安婦と日本人」(新人物往来社)を執筆した際、出版社とのやりとりの中で、本名の「雄兎(ゆうと)」ではなくペンネームの「清治」を使うことになったのだという。当初、実名だった本の登場人物も全て仮名になり、「時代も場所も全て変えた」と話したという。長男は、吉田氏が著書を出版した時に「これで家計が楽になる」と語ったのを記憶している。
 秦氏は吉田氏の著書が出た後に出版社に電話すると、担当者に「あれは小説ですよ」と言われた。96年に吉田氏に電話で証言の真偽を尋ねると、「済州島の慰安婦狩りはフィクションを交えてある」などと答えたという。秦氏は、吉田氏を「職業的詐話師」と呼んだ。
 吉田氏の戦前・戦中の経歴はほとんどわかっていない。長男によると、戦後に肥料会社を経営していた期間もあったようだ。吉田氏は2000年7月30日、証言の真相について多くを語ることなく、千葉県内で86歳で死去した。


 朝日は、何故吉田氏の作り話(出版社が小説だと言い、吉田氏がフィクションを交えたと言っている)を、後押しして広めたのでしょう?
 植村記者と、義母の関係を朝日は否定していますが、では、一寸裏取りすれば作り話と疑える話を大々的に取り上げた真意は何だったのか。この読売の検証では、朝日のこの動機についてどこまで追求できるか、難しいこととは思いますが、踏込を期待します。

 朝日は、済州島での検証を今回ようやく実施していますが、何故これまで検証しなかったのでしょう?
 新聞は事実を報道するのが使命であるにもかかわらず、報道への疑いの声が上がる中、「知りたくない、信じたくないことがある。だが、その思いと格闘しないことには、歴史は残せない」と、真贋の確認をするどころか、己を顧みることなく、作り話を押し付けています。
 その姿勢は、今回、誤報と認めて記事の取り消しを発表しても、謝罪もなく、論点をすり替えて「強制性」を掲げ、今後も継続して追及すると開き直っているところに通じています。
 繰り返しますが、吉田証言を取り上げた理由、取り上げた後、疑いの声が上がっているのに、検証するどころか、逆に押し付けていた理由は何か。
 製品や商品・サービスに不良品があれば、謝罪して、補償し、再発防止策を講じるのは世の常です。朝日には、その気配はみじんも見られず、詭弁を弄して逃げ切りを謀っています。何故、世の中の常識である、間違いへの謝罪(全世界に向けての情報発信)と、償い(日本国の名誉を傷つけ、今日の日韓関係を招いた責任の償い=事実無根の誤報で会ったことの世界へ向けた発信)をしないのか、不思議です。
 そんな常識を持たない、欠陥会社なのか、解っていても出来ない理由があるのか。
 読売の記事の展開が楽しみです。

 突き詰めれば朝日の社内でしか究明出来ない話です。
 朝日に自浄能力があるのか、ないのなら、自浄するよう、世論が追及するしかありません。それが、傷つけられた日本の名誉を回復する有効な手段であり、世界に広まった、誤った認識を是正する道なのです。



 # 冒頭の画像は、吉田清治




  この花の名前は、ミニバラ・ノアール


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