中国と台湾が調印した「サービス貿易協定」に反対する学生らが立法院を占拠している状況が長期化しています。「太陽花学運」と呼ばれるこの運動は、台湾の"ひまわり革命"になるのでしょうか。
日本ではかつて「日米安保条約反対運動」で安田講堂たてこもり事件がありました。「サービス貿易協定反対運動」は、資本力のある中国企業によって台湾企業が支配され、やがては政治的に取り込まれかねないとの強い危機感を持っての行動。
中国の「三戦」戦略は、台湾併合の為に産まれたものですが、中国は更に絡め手を増やし、「経済戦」(遊爺が勝手に追加した名前)でも攻略を強めているのですね。
この「経済戦」は、札束外交でアフリカ諸国など新興国を新帝国主義で配下に収めたり、貿易で世界各国をひきつけ、米国にパンダハガーの繁殖を産むに至っています。
勿論、「世論戦」での政治家籠絡も強化していて、中国との交流に前のめりな政治への不満も背景にあるのですね。
【視線】「革命いまだ成らず」揺れる中台 上海支局長・河崎真澄 - MSN産経ニュース
袁紅冰氏の 「暴かれた中国の極秘戦略」では、小平の遺言で、2012年に台湾併合を達成する目標をたてて戦略を構築・実行していた中国ですが、遅れてはいるものの、その長期の戦略を着々と今でも進めているのですね。
国共内戦で、国民党が日本と闘っていた建国を、終戦のどさくさで盗み取った正統性の薄い共産党・人民解放軍の現政権。国民党が建国した台湾の併合を果たすまでは、中共の建国の正統性がないに等しいのですね。
自らの建国の歴史が怪しいので、その裏返しで歴史認識を「反日」で塗り固めて捏造せねばならないのでもありますね。日本の敗戦で、棚ぼたで独立国となった韓国も、建国の正統性がなく、歴史認識を捏造しているのと同じ穴の狢です。
台湾の学生さんや民進党が危機感を抱く、「三戦」に追加された中共の「経済戦」。
「世論戦」で、政治家、マスメディア、評論家・学者を買収・籠絡させ、今度の「経済戦」の作戦のひとつである「サービス貿易協定」による経済の乗っ取りは、自由貿易の衣をまとった台湾併合の戦略であることは明白ですね。
蛇に睨まれた蛙。震災で多大な援助を素早く贈っていただいた恩議に報いて、蛇の毒牙から逃れる支援を、日本が率先してせねばなりません。
中国共産党=人民解放軍の覇権拡大行動の実情を、世界に喧伝することと、日米同盟や、アジア諸国、オーストラリア、インドなどと連携した対中抑止力の強化が、台湾に対する中共=人民解放軍の暴挙への対策となります。
安倍総理の「地球儀外交」「21世紀版防共回廊戦略」の、更なる推進を願っています。
# 冒頭の画像は、国務院を占拠する学生や一般市民
この花の名前は、ツユクサ
↓よろしかったら、お願いします。
日本ではかつて「日米安保条約反対運動」で安田講堂たてこもり事件がありました。「サービス貿易協定反対運動」は、資本力のある中国企業によって台湾企業が支配され、やがては政治的に取り込まれかねないとの強い危機感を持っての行動。
中国の「三戦」戦略は、台湾併合の為に産まれたものですが、中国は更に絡め手を増やし、「経済戦」(遊爺が勝手に追加した名前)でも攻略を強めているのですね。
この「経済戦」は、札束外交でアフリカ諸国など新興国を新帝国主義で配下に収めたり、貿易で世界各国をひきつけ、米国にパンダハガーの繁殖を産むに至っています。
貿易より自由 台湾学生の乱 中国との協定反発 議場占拠長期化も - MSN産経ニュース
中国と台湾が互いの一層の市場開放に向けて昨年調印した「サービス貿易協定」に反対する台湾の学生らが立法院(国会に相当)を占拠している問題で、馬英九(ば・えいきゅう)総統(63)は23日、総統府で記者会見し、「国家発展のため、選択肢はない」と強調、協定を早期に承認する必要性を訴えて学生らに議場からの退去を呼びかけた。だが、学生らは協定撤回を求めて占拠の継続を表明。18日から続く前代未聞の議会占拠は長期化の様相を呈し、野党の思惑も錯綜(さくそう)して事態は泥沼化しつつある。台湾では「太陽花学運」と呼ばれている“ヒマワリ革命”はどこへ向かうのか。
馬総統「競争力を向上」
馬総統は会見で、地域における台湾の貿易自由化の遅れを指摘したうえで、協定は「台湾の競争力を向上させる。自由化が遅れて最も喜ぶのは競争相手の韓国だ」と述べた。報道陣から、協定をめぐって「中国からの圧力」があるかと問われると、「全くない」と否定。学生らに一定の理解を示しつつも、占拠の違法性を指摘した。
議場を占拠する学生らは23日、馬総統の発言に「単なる政権の見解表明であり、誠意がない」と強く反発。協定の撤回などを求め、抗議行動の拡大も発表した。議場を包囲する警察官と学生がもみあいになる一幕もあった。
サービス貿易協定は昨年6月に上海で調印され、電子商取引や医療、旅行業など、中国が80、台湾が64分野を相互に開放する取り決め。馬政権や与党・中国国民党は「台湾に有利な協定」(江宜樺・行政院長=首相)と主張しているが、最大野党の民主進歩党は「密室協定で台湾の弱小産業に打撃が大きい」などと反発してきた。
民進党と同調する学生らは、17日の批准に向けた委員会審議で強硬採決も辞さない構えの国民党の立法委員が時間切れを理由に審議を打ち切ったことからこれに抗議して18日夜以降、議場と議事堂周辺を占拠している。
強制排除は否定的
事態は膠着(こうちゃく)しているが、馬政権は強制排除には否定的だ。支持率が10%台に落ち込んでいることに加え、2016年次期総統選にも影響する統一地方選が今年11月に控えているため、世論の反応には敏感にならざるを得ないからだ。一方、学生らを支援する民進党も次期総統選に直結する主席選を5月に控え幹部らの思惑が錯綜している。
民進党は当初、協定審議を与党側が一方的に打ち切ったことに反発し、条文ごとの審議継続を要求した。しかし、馬政権がこれに応じる意向を示すと、協定の撤回や中台間協議のやり直しなどに要求をエスカレートさせ、議場占拠を政権打倒闘争に転化させている。
学生らがサービス貿易協定に強く反対するのは、「(台湾は)独立せず、(中国とも)統一せず」という現状維持を望む意識が強いからだ。前のめりに対中経済関係を強めると、やがて政治的にも中国にのみ込まれ、香港のように自由が制限されることを懸念している。
中国政府はコメントしていないが、人民日報系国際紙「環球時報」は「台湾の民主主義の恥部だ」と論評。一方、太陽に向かう花、ヒマワリをシンボルにしている学生らのリーダー、林飛帆氏は「これは自由と民主主義を守る戦いでもある」と力説している。
中国と台湾が互いの一層の市場開放に向けて昨年調印した「サービス貿易協定」に反対する台湾の学生らが立法院(国会に相当)を占拠している問題で、馬英九(ば・えいきゅう)総統(63)は23日、総統府で記者会見し、「国家発展のため、選択肢はない」と強調、協定を早期に承認する必要性を訴えて学生らに議場からの退去を呼びかけた。だが、学生らは協定撤回を求めて占拠の継続を表明。18日から続く前代未聞の議会占拠は長期化の様相を呈し、野党の思惑も錯綜(さくそう)して事態は泥沼化しつつある。台湾では「太陽花学運」と呼ばれている“ヒマワリ革命”はどこへ向かうのか。
馬総統「競争力を向上」
馬総統は会見で、地域における台湾の貿易自由化の遅れを指摘したうえで、協定は「台湾の競争力を向上させる。自由化が遅れて最も喜ぶのは競争相手の韓国だ」と述べた。報道陣から、協定をめぐって「中国からの圧力」があるかと問われると、「全くない」と否定。学生らに一定の理解を示しつつも、占拠の違法性を指摘した。
議場を占拠する学生らは23日、馬総統の発言に「単なる政権の見解表明であり、誠意がない」と強く反発。協定の撤回などを求め、抗議行動の拡大も発表した。議場を包囲する警察官と学生がもみあいになる一幕もあった。
サービス貿易協定は昨年6月に上海で調印され、電子商取引や医療、旅行業など、中国が80、台湾が64分野を相互に開放する取り決め。馬政権や与党・中国国民党は「台湾に有利な協定」(江宜樺・行政院長=首相)と主張しているが、最大野党の民主進歩党は「密室協定で台湾の弱小産業に打撃が大きい」などと反発してきた。
民進党と同調する学生らは、17日の批准に向けた委員会審議で強硬採決も辞さない構えの国民党の立法委員が時間切れを理由に審議を打ち切ったことからこれに抗議して18日夜以降、議場と議事堂周辺を占拠している。
強制排除は否定的
事態は膠着(こうちゃく)しているが、馬政権は強制排除には否定的だ。支持率が10%台に落ち込んでいることに加え、2016年次期総統選にも影響する統一地方選が今年11月に控えているため、世論の反応には敏感にならざるを得ないからだ。一方、学生らを支援する民進党も次期総統選に直結する主席選を5月に控え幹部らの思惑が錯綜している。
民進党は当初、協定審議を与党側が一方的に打ち切ったことに反発し、条文ごとの審議継続を要求した。しかし、馬政権がこれに応じる意向を示すと、協定の撤回や中台間協議のやり直しなどに要求をエスカレートさせ、議場占拠を政権打倒闘争に転化させている。
学生らがサービス貿易協定に強く反対するのは、「(台湾は)独立せず、(中国とも)統一せず」という現状維持を望む意識が強いからだ。前のめりに対中経済関係を強めると、やがて政治的にも中国にのみ込まれ、香港のように自由が制限されることを懸念している。
中国政府はコメントしていないが、人民日報系国際紙「環球時報」は「台湾の民主主義の恥部だ」と論評。一方、太陽に向かう花、ヒマワリをシンボルにしている学生らのリーダー、林飛帆氏は「これは自由と民主主義を守る戦いでもある」と力説している。
勿論、「世論戦」での政治家籠絡も強化していて、中国との交流に前のめりな政治への不満も背景にあるのですね。
【視線】「革命いまだ成らず」揺れる中台 上海支局長・河崎真澄 - MSN産経ニュース
袁紅冰氏の 「暴かれた中国の極秘戦略」では、小平の遺言で、2012年に台湾併合を達成する目標をたてて戦略を構築・実行していた中国ですが、遅れてはいるものの、その長期の戦略を着々と今でも進めているのですね。
国共内戦で、国民党が日本と闘っていた建国を、終戦のどさくさで盗み取った正統性の薄い共産党・人民解放軍の現政権。国民党が建国した台湾の併合を果たすまでは、中共の建国の正統性がないに等しいのですね。
自らの建国の歴史が怪しいので、その裏返しで歴史認識を「反日」で塗り固めて捏造せねばならないのでもありますね。日本の敗戦で、棚ぼたで独立国となった韓国も、建国の正統性がなく、歴史認識を捏造しているのと同じ穴の狢です。
台湾の学生さんや民進党が危機感を抱く、「三戦」に追加された中共の「経済戦」。
「世論戦」で、政治家、マスメディア、評論家・学者を買収・籠絡させ、今度の「経済戦」の作戦のひとつである「サービス貿易協定」による経済の乗っ取りは、自由貿易の衣をまとった台湾併合の戦略であることは明白ですね。
蛇に睨まれた蛙。震災で多大な援助を素早く贈っていただいた恩議に報いて、蛇の毒牙から逃れる支援を、日本が率先してせねばなりません。
中国共産党=人民解放軍の覇権拡大行動の実情を、世界に喧伝することと、日米同盟や、アジア諸国、オーストラリア、インドなどと連携した対中抑止力の強化が、台湾に対する中共=人民解放軍の暴挙への対策となります。
安倍総理の「地球儀外交」「21世紀版防共回廊戦略」の、更なる推進を願っています。
# 冒頭の画像は、国務院を占拠する学生や一般市民
この花の名前は、ツユクサ
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