遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

舛添氏離党は、舛添氏にも自民党にもデメリット

2010-04-22 19:17:36 | my notice
 舛添氏が離党しました。
 遊爺は、かねてより自民党をぶち壊した改革をすべきだし、自民党改革が出来なければ、日本改革という大きな仕事も出来ないと、新党より自民党に留まり改革することを願っていました。が、孤立無援となり、更に去就が定まらないことへの批判が強まることで、追い出される形となりました。
 これは、行政改革、公務員制度改革に孤軍奮闘し実績を挙げながらはしごを外され、自民党から出て行かざるをえなくなったみんなの党・渡辺氏と似た結末です。厚生労働大臣時代の、一身に非難を浴びながら精力的に動いた実績を評価する世論の支持をている数少ない議員を失う自民党にとっては、支持率減の歯止めが無くなる可能性が大きいと、遊爺の素人考えですがどうでしょう。
 
舛添氏 自民に離党届 党名「新党改革」で調整 (4/22 読売夕刊)

 自民党の舛添要一・前厚生労働相は22日午後、矢野哲朗・元外務副大臣とともに自民党本部を訪れ、離党届を提出した。23日午後に都内で記者会見し、新党旗揚げを正式発表する。新党の名称は、「新党改革」とする方向で調整している。
 新党には舛添、矢野両氏のほか、自民党に離党届を提出した小池正勝参院議員、改革クラブの渡辺秀央、荒井広幸、山内俊夫の各参院議員の計 6人が参加する見通し。代表に舛添、幹事長に荒井、顧問に渡辺の各氏が就任する方向だ。
 舛添氏は22日朝、都内の自宅前で記者団に、「雨が降っているけど、さわやかだ」と心境を語った。その後、国会内で、同日中に離党届を提出する考えを表明したうえで、新党結成について、「いったん(自分が)改革クラブの中に入り、これを新党に変える形の手続きになる」と語った。また、参加議員について、「少なくとも 5人以上の国会議員がそろわないと政党ではない。選挙を戦うことになれば、きちんとした政党を持つ必要がある。もっとメンバーは増える」と強調した。
 参院選への対応については、「広く一般から(候補者を)公募して、私たちが審査して、適格ということになれば、公認して全面的に支援したい」と述べた。
 新党結成に動いた舛添氏に対し、自民党は反発を強めている。同党の大島幹事長は22日朝、党本部で記者団に、「(参院比例選出の舛添氏は)我が党に託された多数の票の上に当選した。議員辞職して、党に議席を戻し、(新党に)参画すべきだ。党紀委員会で厳然とした対応を期待したい」と述べ、舛添氏を批判した

<後略>

中村元建設相 改革クに離党届

 改革クラブの中村喜四郎・元建設相が22日、同クラブに離党届を提出した。関係者によると、舛添要一・前厚生労働相を代表とする新党に同クラブの所属議員の多くが参加する動きを見せていることへの反発が理由という。

 そういえば、改革クラブってあったんだと思い出しました。政党発足時に、姫井議員が寝返ってひと騒動した...というくらいか印象がなく、不勉強でよく知らない。そこで、Wikipediaで見たら、既に舛添氏の合流と中村氏の離党が載っていた。
 改革クラブ (2008-) - Wikipedia

 自民・大島幹事長の言う、舛添氏の議員資格については、「参議院比例代表選出議員であるが、2007年の当選時には改革クラブは政党として存在していなかったため、公職選挙法の定める移籍の制限には抵触しない」のだとか。大島氏は、道義的な観点で話しているし、離党者が続くのを引き締めようともしているのでしょうけど。
 両院議員親睦会で、あれだけぼろくそに言っていた平沢氏は、何故かトーンを変えて、執行部の退陣を求めるのは同意できたとし、今後も執行部退陣を求めていくって言い出してます。

 報道では、みんなの党・渡辺氏は、舛添氏が自民党で袋叩きにあっているのをみかねて電話したのだそうですね。で、離党するなら、辞める輩と組むのではなく、独りでと進めたのだそうですね。ところが、蓋をあけたら、舛添氏は、5人以上でないと政党ではないと、公認漏れで離党した議員も入れて人数確保に走っていますね。渡辺氏は舛添氏との連携については「「どういうアジェンダを出すのか、それからの話だ」といっていますが、規律重視志向と拡大成長志向との差があるとも言われているようです。両者が連携するようだと、大化けする可能性は秘めていますが...。

 自民党は、鳩山氏の退陣、場合によっては小沢氏も退陣して刷新した体制になる民主党と対抗出来る、国民の支持を得た人材を失いました。さきの衆議院選では、小沢が退陣して刷新された民主党と、支持率が下がり続けた麻生氏のまま闘った自民党が敗れました。今回も、民主党は好むと好まざるとに関わらず、鳩山氏または、小沢氏と二人かどちらかの退陣は必至となっていますが、自民党はどう勘違いしたのか、変えると負けると思い込んでいて、敗因の反省が出来ていません。

 民主党にとっては、新党乱立で野党の票が割れ、当選ラインが下がり、政治不信で投票率も下がれば、各種組合、日教組、その他各種団体、左翼集団といった組織票が活かせることになり、新党乱立は救いの女神と喜んでいるようですね。
 どちらにしても、リーダーを刷新し、政策も改革したほうが勝つことは間違いないでしょう。
 当初、舛添氏と行動を共にしていた菅義偉・元総務相は、「力点は衆院選にある」と見解の違いを強調しているのだそうですが、参院選で民主党の過半数を許したら、国民の審判を得たと、小沢専制政府が独走を始めてしまい、日本は沈没してしまいます。反省と危機感不足のぬるま湯から、脱却出来ていません。(本当のことを言わないのが政治家だとは思いますが。)
こんなていたらくでは、次の衆議院選のころには、自民党が残っていられるかは疑問です。





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