遊爺雑記帳

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中国機28機が台湾防空識別圏に進入 昨年 9月以降“最多” G7共同声明へ反発か

2021-06-17 01:33:33 | 台湾 全般
 G7共同声明では、民主主義陣営の結束が再確認され、中国共産党政権による人権弾圧や軍事的覇権拡大への対抗姿勢が鮮明となり、首脳声明に台湾を巡り「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調し、両岸問題の平和的解決を促す」と明記。中国を名指しして、新疆ウイグル自治区の「人権尊重」や香港の「高度な自治」を提起されました。
 昨年9月以降、1日では最多となる、28機の防空識別圏(ADIZ)進入は、G7首脳会議が13日に採択した共同声明に台湾問題が盛り込まれたことへの反発と見られています。

 G7首脳、中国への圧力鮮明 台湾、ウイグル人権明記 | 共同通信 ニュース | 沖縄タイムス+プラス

 
中国機28機が台湾防空識別圏に進入 昨年9月以降“最多”で挑発本格化 台湾空軍の警告に、中国側「ここは公海だ」などと応答 - zakzak:夕刊フジ公式サイト 2021.6.16

 台湾国防部は15日、中国軍の戦闘機や爆撃機など計28機が防空識別圏(ADIZ)に進入したと発表した。同部が公表を始めた昨年9月以降、1日では最多で緊張が高まっている。主要7カ国(G7)首脳会議で、「台湾海峡の平和と安定」を明記した共同声明が採択されるなど、自由主義諸国が対中包囲網で結束するなか、中国共産党政権が挑発行為を本格化させたようだ

 国防部によると、進入したのは中国軍の「J16戦闘機」14機と、「J11戦闘機」6機、「H6爆撃機」4機、「KJ500早期警戒管制機」2機、「Y8対潜哨戒機」1機、「Y8電子戦機」1機の計28機。

 一部の爆撃機や対潜哨戒機は、台湾とフィリピンの間にあるバシー海峡を越えて、台湾を囲い込むようにV字型に飛行し、東部の海岸近くまで到達したという。中国機の進入は今年4月に1日25機を数えたが、ここ2カ月間は飛来機数が1桁の日が多かった。

 台湾紙、自由時報(電子版)によると、
台湾空軍が立ち去るよう警告すると、中国側は「ここは公海(上空)だ」などと応答したという。

 中国共産党政権による人権弾圧や軍事的覇権拡大に対し、自由主義諸国は、毅然(きぜん)とした姿勢を見せている。

 
G7首脳会議が13日に採択した共同声明では、「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調し、両岸問題の平和的解決を促す」と記された14日に開かれた北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議でも、共同声明に中国の脅威が盛り込まれた

 中国の動向と、今後の情勢をどう見るか。

 評論家で
軍事ジャーナリストの潮匡人氏は「中国は、G7の『台湾海峡の平和と安定』という声明に対抗し、『一つの中国』を行動で示したのだろう進入機の飛行ルートを見ると、台湾が実効支配する南シナ海のプラタス(中国名・東沙)諸島だけでなく、台湾本島への攻撃意図を持っているとも解釈できる。中国は、欧米諸国が声明だけでなく、行動に出られるかを値踏みをしている。もし、進入機数が3桁に増えれば、台湾空軍単独での対応が厳しい事態になるかもしれない。日本も欧米と歩調を合わせるならば、台湾周辺海域での演習や、日本のレーダー情報を台湾に提供するなどの方法がある」と語った

 中国機の進入は今年 4月に 1日25機を数えたが、ここ 2カ月間は飛来機数が 1桁の日が多かったのだそうです。
 台湾空軍が立ち去るよう警告すると、中国側は「ここは公海(上空)だ」などと応答したと。
 中国の領空ではなく、公海上空とは、中共らしくない控えめな発言。(微笑)

 評論家で軍事ジャーナリストの潮匡人氏は、「進入機の飛行ルートを見ると、(中略)台湾本島への攻撃意図を持っているとも解釈できる。」「欧米諸国が声明だけでなく、行動に出られるかを値踏みをしている。」と。
 また、「日本も欧米と歩調を合わせるならば、台湾周辺海域での演習や、日本のレーダー情報を台湾に提供するなどの方法がある」と語っておられます。

 台湾有事は、尖閣諸島もセット(日本の有事)と捉える必要が唱えられていますね。
 日本の備えの強化と、自由主義諸国との連携による抑止力強化が急がれます。



 # 冒頭の画像は、台湾の防空識別圏に進入した中国軍のJ16戦闘機
 
 


  この花の名前は、ネモフィラ・マクラタ


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中国、核ミサイルの標的 (角川oneテーマ21)





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