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政権交代が実現した暁には、厚労省に出勤する長妻氏や八ッ場ダムについて語る前原氏が華々しく報道されました。まさに危うい政権交代の象徴でしたね。その後八ッ場ダムはどう進展進展したのでしょう。政治主導を掲げ、くそまじめに貫いた長妻氏は、年金の重箱の隅つつきだけの能力と、改革の気持ちだけでは限界が露呈し、逆に官僚や職員にちくられて左遷されてしまいました。
ここでは、八ッ場ダムの話には触れませんが、民主党のマニフェストが張子の虎で、内容が精査されていないことが、次々に露呈していますが、今はその象徴が左遷された長妻氏となっています。
そして、ミスター年金・長妻氏を左遷したことは、政権交代を引き起こした起源の正体を左遷したこと、つまり政権交代の是非を非としていることだとは、民主党のだれもが気づいていません。いや、気づいていながらほっかむりしています。
政府の行政刷新会議が28日に行った事業仕分け第3弾(前半日程)では、厚生労働省所管の年金特別会計が対象となり、長妻昭・前厚労相の肝いり事業に仕分け人から予算縮減などの厳しい判定が下った。
社会問題化した高齢者の所在不明問題に関連し、日本年金機構が年金の不正受給を防止するために高齢者宅を訪問する事業も、「地方の問題」と主張する官僚を押し切って長妻氏が実現しようとした。しかし、仕分け結果は「地方におこなってもらう」だった。
長妻氏も仕分け人の一人だが年金特別会計の仕分けには参加していない。長妻氏は仕分け結果について、「(大臣時代の仕事が)否定されたわけじゃないと思う」と記者団に語った。
ところが、ほっかむりで済ませるのかと思いきや、パフォーマンス仕訳ショーでは、自政権が決定した「消えた年金」解明費用、急遽社会問題化した所在不明高齢者の確認を仕訳対象として、予算削減(国から地方へ振っただけ)しています。
今は、筆頭副幹事長(同じ左遷組の幹事長代理の枝野とでチームを分担)の長妻氏は、マニフェストに生真面目に取り組んだのです。そのマニフェストがいかがわしいものでしたから、破綻しました。もう一つは、日本年金機構を自民党から引き継いで立ち上げた時に、人員整理をし、札付き組合員を首にした(民主党支持団体の圧力で大幅譲歩しましたが)ことが、反日・売国奴の仙谷に睨まれることとなったのも現政権が元気な限り出目はないですね。
内容が精査されておらず、政権運用開始してみると、当然の結果として破綻や変更を余儀なくされている政権交代時のマニフェスト。変更や取り下げをして当然なので、管内閣が異なる政策を掲げることも必然で悪くはありません。
ただ、「間違っていました」と素直に謝らず、党内での審議もなく密室の少数で決めたことを突然公に言ったり実行しようとする、けじめも、透明性もない政策運営が党内外から波紋を呼ぶのです。能力不足であったとはいえ政権交代の旋風の源の功労者を"内ゲバ"で左遷する様は、密室の少数専制3流政治とともに、自己分裂・崩壊していった学生運動の各派を思い起こさせるものですね。
長妻氏も仕訳人のメンバーに入れてもらっているようですが、3度目の正直というか、3度目の仕訳はマスコミが相変わらず囃し立て、蓮舫氏が毎朝ラジオでコマーシャルしていても、国民は覚めた目で見ていて、決して人気挽回には寄与していません。むしろ斜陽を浴びている感さえします。ここは、かつての野党時代の元気を取り戻し、党内野党として、過去の仕訳の成果を仕分けてみたらいかがでしょう?
生中継のパフォーマンスが、自政権での実行にどれだけつながっているのか、蓮舫氏、枝野氏がいう効果の数値(今回は最初から数値ではないと予防線をしきりに張っていますが)を示すよう、総括することで、仙谷氏に逆襲する気力はもうないのかなぁ。
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