絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

M10号の額縁

2006-02-02 11:31:28 | Weblog

この絵は三宅島の沖原海岸を描いたものです。
仕事をリタイヤしてから三宅に移り住んで、釣りと畑いじりを楽しんでいた友人Sさんの依頼で描いたものです。
(1枚目は納品済みで、この絵は構図が気に入ったので自分用にもう一枚新たに描いたものです。)
正月には電話で三宅島と、新年の挨拶を交わしたばかりなのに、重症の肝硬変で都立病院に入院したという知らせを受けて見舞いに行きました。
Sさんは77歳か78歳位だと思いますが、お酒が好きで、長年の飲み過ぎが肝臓を痛めたのかも知れません。
Sさんは思ったより元気でした。腹水を抜いているとかで、お腹に傷が有ったり、布袋様みたいなお腹だったりはしますが、会話もハキハキしているし、いつもの闊達な会話が途切れませんでした。
30分ほどお話しして、看護婦が何かお話があると言ってきたので、疲れさせても行けないから、又来ることを約束してお暇しました。
帰り道、青山に近いから、行きつけの画材屋に立ち寄り、M10号の額を購入しました。
帰宅してSさん由来の、この絵を納めました。馬子にも衣装、絵が引き立ちます。