絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

樵(きこり)仕事

2006-02-23 09:21:16 | Weblog

取手に住む友人宅の木楢(こなら)の木を伐りに行った。木楢は椎茸の原木に使うので、以前もこの友人宅で一本伐採して、椎茸が今も収穫出来ている。日曜大工程度の鋸での作業だから二人で3時間の大仕事、後で身体は痛いしするけど、楽しい樵仕事だった。
昔の人は(昔と言っても、昭和の30年代頃までのことだが)里山に木楢等の落葉樹を植えて、15年前後で伐採し、薪や木炭の材料に、落ち葉は堆肥に、あるいは私のように椎茸の原木などに利用していた。切り株からは新しい芽が出て、また15年程すれば、ほどよい大きさの木になって再度、利用出来る。
この切り株にも春には新芽が芽吹いて来るから、また大きくなって次の世代に引き継がれるのだろう。
椎茸の原木は1m位の長さに切って、3月一杯寝かせて置き、4月になったら椎茸菌を打ち込む。椎茸が出てくるのは概ね3年後になる。その後は、春秋に椎茸がニョキニョキ生まれてくる。3年位で原木はフカフカの状態になり土に還る。