絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

光陽展出品作品の進捗状況 3

2006-02-18 00:20:25 | Weblog

光陽展出品作品が、かなり進捗して来ました。
奥入瀬渓谷の阿修羅と言う場所ですが、名前の通り奥入瀬の中で最も急流となっているところです。
画面中央にある、三畳間程の大きさの岩に木が3本生えています。普通の場所ではこのサイズの岩に生育出来るのは草や苔の類で、偶に運良く木が根付いたとしてもこんな大木には生育出来ません。岩には保水力が無いし、養分も持っていないからです。
奥入瀬の場合は一年中水量が豊富で湿気があるから、岩に大きな木が生えることが出来るのです。しかし、根を岩の中深く生やすことは出来ませんから、木の保持力は低くなります。この絵の遠景に倒木が川を跨いで倒れているのは根が幹を支えきれなくなって倒れたものです。
絵はまだ未完成です。 
  サイズはF120号 (195×130cm)油彩