絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

雨の日の郵便物

2005-06-15 17:35:09 | Weblog
我が家の郵便受けはブロック塀に嵌め込まれていて、雨の降り方によっては中に水が入ってしまう。
長年、雨の日の郵便が濡れてインクが流れたりして悲しい思いをしていた。
海外からの絵はがきとか、古い友人方の手紙など、手書きのものが被害に遭う。

同じ郵便受けに新聞も配達される。
新聞は雨模様の日には、ポリエチレンの袋に入っていて濡れることがない。
急な雨で濡れたりしても販売所に電話すれば新しいものを直ぐに届けてくれる。
代替えの効く新聞でさえカバーしてくるのに、人様の親書を独占的に取り扱う郵便局は
濡れようが破れようが知らん顔である。

サービス公社に衣替えしたことでもあるし、ものは試しと、恐る恐る、物申してみた。
あんたの家のポストが悪いんだよ!とけんもほろろに断られることは覚悟の上である。
ところがである。郵便局の配送の責任者は、けろりと、配達員には雨の日にはビニールの袋に入れるように指導しております。と宣うではないか!

なぬ! 我が家には一度だってそんな配慮があった試しはない。
台風の日の豪雨の中だって、配達には来るが手紙は封筒の中まで水浸し、判読も出来ない状況だったのである。
私はその指導員氏に、指導したと言うが実施しているかの確認もして欲しい、とお願いした。
こんな事は、お願いする筋のものではない。
プロなら自分の指示、指導が行われているかどうかのチェックは、しない方が怠慢なのであるが、指導員氏にはそんな自覚は毛頭無かったようだ。

気の弱い私が死ぬほどの思いで物申したお陰で、我が家の郵便物は、その日以降雨の日も無事に袋入りで配達される。
指導員氏は我が家に対しては、手紙を袋に入れるよう、配達員に対し厳重に指導力を発揮したらし。
ご近所のポストには水が入らないのか、ビニール袋がもったいないと考えるのか、未だに保護されることなく裸の手紙が郵便受けに放り込まれている。

サービス公社のサービスってこの程度のもです。
民営化したらサービスが良くなるなんて期待している国民は誰も居ないよね。
小泉さんの一人芝居かなぁ? 国会って猿芝居の常設小屋だからね。

                         15th. JUN. 2005.


甲斐駒が岳と葱坊主

2005-06-15 09:50:39 | Weblog
♪甲斐の山々~と武田節に謡われ親しまれている山たちも西洋かぶれしたアルピニストに南アルプスなんておかしな俗称を付けられて可哀想な感じです。
「甲斐の山々」良い語感です、凛々しさを漂わせているからね。
悪のりして「南アルプス市」なんて市名も登場した。
こんなおかしな市名を付けた政治家は北シベリアにでも国外追放にしたらいい。
特定の意味を持つ学術語とかを無理に日本語化するのもどうかと思うが、外国語を言い得て妙!と思われるような新しい言葉に言い換えたりするのも考え出した人のエスプリを感じさせてくれる。
中国人の外国語を中国語に言い換える能力は見習いたいね。
でも「アメリカ」がなんで「美國」なんだろうなぁ?

                   15th. Jun. 2005.

お笑い3人組

2005-06-14 06:25:54 | Weblog
昔、某公共放送のバラエティー番組のタイトルです。
寄席芸人がTVに進出したハシリだったと思います。
江戸屋猫八(当時は未だ子猫と言ったと思う)などが出て居ました。
当時は芸人がしっかり自分の芸を持っていた時代でした。
今のように、只馬鹿騒ぎするか、笑えないギャグを連発して座を白けさせたりする芸人は居ませんでした。
この二人と一匹を見ていると、心が和みませんか?
親子さんもミッシェルもごく自然に笑顔になっています。
いきなりハンマーを振り上げる奴も、ガラス瓶に入った火薬を爆発させる男も居ません。
平和って、有り難いことだと実感出来ます。

                       14th. JUN. 2005.

明野の早苗田

2005-06-13 23:16:55 | Weblog
山の写生で6月という時期は余程の幸運に恵まれないとピーカン(映画用語で快晴、日本晴れと言った意味)というわけには行かない。
今回も平地では晴れていても、山は何となく、もやっている感じで、はっきりとは見えない。
遠景が駄目なら近場を描こうと、植え付けられたばかりの早苗田を狙ってみた。
これも快晴なら青い空とか白い雲とか青い山並みとかが水面に映ってくれるのだが、どんよりした空が何となく映っているという感じ。
湿気の多い日本の山里の景色という事で満足するしかないか?
描き手が満足してもご覧下さる方はどうなんだろう?

                      13th. JUN. 2005.

満身創痍・・大糸桜

2005-06-11 22:20:46 | Weblog
大糸桜、県の天然記念物に指定されている。
春4月中旬が見頃になるが、今は人気もなくひっそりしている。
大糸桜は満身創痍と言った感じで哀れを感じる。
幹の空洞は詰め物をされ、折れたのか大枝の切り口には、金属の蓋が付いている。
枝も自力では支えられないのか、支柱に支えられている。
桜は割と短命の樹種だから、この老樹も本来の寿命は尽きているのでは無かろうか?
人間がよってたかって延命措置を講じて生きながらえさせているように思える。
病人に人工心肺を装着して無理矢理生きながらえさせているのと同じパターンだ。
植物は生存を脅かされるような環境に置かれると、死に花を咲かす、と言う現象を起こす。
皐月の栽培家が夏に水やりを控えて飢餓状態にして、翌春の花着きを良くするのが
皐月の子孫存続本能を上手く利用する例である。
この大糸桜も、春には見事な花を咲かせて、大勢の見物客を喜ばせている。

 *参考*
  小淵沢町松向地区にある垂れ桜で、樹齢400年のエドヒガンザクラの変種です。

                         11th. JUN. 2005.

しめ縄? 輪飾り?

2005-06-11 00:03:40 | Weblog
私は余り信仰心の篤い人ではないから、確かなことは言えないが、この形のしめ縄があるのは、伊豆方面の神社に多いように思う。
沖縄の亀甲墓と同じような意味があるのかも知れない。
亀甲墓というのは、遺骨を納める部分が母親のお腹の形をしていて、遺骨を納める入り口が、赤ちゃんが生まれ出てくる場所を模している。
つまり人は生まれ出た所へ、死んだら戻るという考え方なのである。
このしめ縄の丸い輪が、それと同じかどうかは、神主さんに聞いてみる価値はありそうだ。
この輪を8の字のようなくぐり方をすると御利益があるとか、脇の看板に書いてあった。
ご婦人方が次から次へと潜り抜けていた。
私はご婦人方に跳ね飛ばされて怪我でもすると御利益どころではないから、
脇を通って神殿に進んだ。
武田神社は信玄が住んでいた館の跡地に造ったらしい。
私が武田神社に参拝しても、何処の國からも苦情は来ない。
私は安らかな気持でホウトウ専門の店を探して昼食にした。

                     11th. JUN. 2005.

柏崎名物笹団子

2005-06-10 08:13:22 | Weblog
中学の同期生で結婚して柏崎に住んでいる友人から笹団子が届いた。
笹と蓬(ヨモギ)の香りが部屋中に満ちる。食欲をそそる。

笹団子は宅配便で届き、その後、葉書が届いた。
郵政民営化は必要だね。宅配小包の方が早いんだからね。
これが郵便小包なら間違いなく葉書の方が早いと思うものね。
JR西日本の例もあるから、民営化したからと言って、必ずしも改善されるとは限らないけどね。
運営する人間が変わらないのだから、衣を変えたからと言って、本性が変わるはずは無いからね。

笹団子、触ったら未だ柔らかいから一つつまんだ。甘みも程々、香りは馥郁として、美味しい。
良いお茶を入れて、立て続けに3個食べてしまう。
満腹して昼ご飯は抜きにした。

                       10th. Jun. 2005.


双子ちゃんとミッシェル

2005-06-09 12:22:43 | Weblog
このブログで前に紹介したときには、双子ちゃんたちは、前後2連の乳母車に乗っていたのに
もう、よちよち歩きをして公園でママとパパと4人で遊んでいる。
ママが目敏くミッシェルを見つけて声を掛けてくれた。
ミッシェルはニコニコして双子ちゃんの脇に座り込む。
我が家の駄犬は嬉しいと確かに、ニコニコするのである
パパとは初対面だが、物怖じしないで頭を撫でて貰っている。
双子ちゃんの内、2連の乳母車の前に乗っていた子は、早速ミッシェルに近寄って触ってみている。
後ろに乗っていた子は、一寸怖そうにして近寄るのを躊躇っている。
一卵性双生児でももうはっきりと性格の違いが窺える。
でも、確信を持って言えるのは、二人ともママに似て美人姉妹になると言うことだ。
キャンベル公園に行く楽しみが又一つ増えたのが嬉しい。

                         9th. JUN. 2005.

嬉しい電話

2005-06-09 10:29:31 | Weblog
昨日の午後、「花田の○○ですが・・・」と、聞き慣れない声の電話があった。
宗教の勧誘みたいな感じだったが、 私にしては愛想良く「ご用件は?」と尋ねると、
「昨年、夾竹桃の枝を差し上げて、昆布をお返しに戴いたものです・・・」
思い出した。美味しい豆腐を売る店に行く途中に大輪のピンクの花を付ける夾竹桃が咲く家があり
去年、一枝おねだりして戴き、挿し木をしたのだった。
「一枝だけでは挿し木が上手くいかなかったと思うから、今年も如何ですか?」
と、優しいお言葉である。
「枝を切り分けて、5本全部が活着していますから・・・」と、鄭重にお礼を言ってご辞退申し上げた。
今日、郵便局に行き、帰りに豆腐とお揚げを買って帰る中、件の家の奥さんが庭においでだったから、昨日の電話のお礼を申し上げた。
部屋に飾るように、と、又、夾竹桃を切って下さった。
連れていた我が家の駄犬・ミッシェルにも「可愛いわね!」と声を掛けてくれる。
ミッシェルはすかさず奥さんにスリスリして愛嬌を振りまいていた。
昨日、今日と、心が洗われる嬉しい出来事であった。

                           9TH. JUN. 2005.




高原野菜の製造現場

2005-06-07 16:56:22 | Weblog
 高原野菜の畑です。レタスを作っているようです。
 大型トラクターから両側に10m位の腕を伸ばして薬剤を散布しています。
 つまり農薬まみれのレタスを製造しているのです。
 この日は雨模様の日でしたから、水分の補給ではありません。
 背景の山は八ヶ岳です。
 山に詳しい方ならここが何処か見当が付きますよね?
 野辺山とか、清里とかと書いてしまうと、産地の農家からクレームが付くと怖いから
私はここが何処だなんて書くことは控えますが・・・・

「高原野菜」というと、清浄な野菜というイメージです。
 空気が綺麗で、害虫もいないし病気もしないから農薬は必要ない。
 生食するにはとても身体に良い。
 そうゆうイメージを産地も意識的にアピールしてきたと思います。
 「見ぬもの清し」ですかね?

                         7th. JUN. 2005.
  

ミッシェルの先生

2005-06-07 13:53:35 | Weblog
 この方はミッシェルの幼児教育をしてくれた、真理先生です。
 ミッシェルは生後二ヶ月で先生の所へ入学しました。
 お若いときはファッション雑誌のモデルさんだったそうで、ドイツへ犬の躾を勉強に行き、
 小淵沢(山梨県)でハーブケンネルという、犬の学校を経営なさっている才媛です。
 今はお父上の乗馬学校のインストラクターもなさっています。
 私は時折、ミッシェルの飼育のご相談に伺う、と言う名目で、美人の真理先生とお話しして来るとい う密かな楽しみを持っています。
 先生の息子さんが好物だという、草加煎餅を手みやげに、いそいそと小淵沢まで出向くのです。

                       7th. JUN. 2005.

罌粟の花

2005-06-07 13:18:29 | Weblog
 罌粟(ケシ)の花は華麗なものが多い。
 ポピーとケシは英語と日本語の違いかと思って居たら
 ケシは Mustard で、ポピーは Poppy とあるから別物なのかなぁ?
 ケシと一口に言っても、雛ゲシ、鬼ゲシ、本ゲシ、最近はヒマラヤで見つかった青いケシも
 植物園などで見ることが出来る。
 雛ゲシは虞美人草とも言われ歌や小説でお馴染みである。
 北杜市は、この雛ゲシや、時には巨大な花を咲かせる鬼ゲシを栽培している場所があちこちにあっ て、6月初旬のドライブは華やかな彩りの中を走ることが出来る。

                        7th. JUN. 2005.

甲斐の山にはネギ坊主がよく似合う?

2005-06-07 12:07:18 | Weblog
 太宰 治の向こうを張って、 私が「甲斐の山にはネギ坊主がよく似合う。」なんてほざいたところ で、 それが世の中に流布されて定着するとはとても思えないが、男性的な甲斐の山肌を突き刺す ようにタンポ槍のような、ネギ坊主のある景色は 私の好きな構図である。
 
 長ネギは夏にネギ坊主の形で種を作る。夏のネギは堅くて美味しいとは言えない野菜になる。
 ネギの旬は鍋の美味しい冬のものだろう。
 蕎麦には薬味にネギが欠かせない。そこで蕎麦屋専門のネギ屋という商売が成り立つことになる。
 ネギ屋は、蕎麦屋と一年中ネギの供給する契約を結ぶ。
 蕎麦屋は秋から冬のネギが出盛りで安い時期にも契約した一定の金額でネギ屋からネギを買う。
 夏になってネギ坊主が出て堅いネギばかりの時にも、ネギ屋は一定の値段で柔らかいネギを蕎麦屋 に供給する。
 我々は一年中美味しい蕎麦を、味わうことが出来る仕掛けである。
 と言っても、これは昔の話。
 今は流通や栽培法が進んだから、ネギ屋の商売は成り立たなくなっているのだろうと思う。
 甲斐の山とは関係ない話になってしまったが、長野の蕎麦は美味しいからなぁ!

                        7th. JUN. 2005.
  

富士には月見草がよく似合う!

2005-06-07 11:36:08 | Weblog
 太宰治が昭和14年に「富嶽百景」の中で書かれた言葉だそうですが、
 月見草というのは正しくは、この花のことです。
 普通、月見草と言えば、太宰が間違えた、黄色の大輪の花を思い浮かべます。
 太宰ファンの方に怒られるといけないから補筆すると、太宰がこの文章を書くのに取材した
 富士山麓の人たちが、大待宵草を、月見草と言い習わしていたものかも知れません。
 でも太宰の言う月見草はアメリカから来た帰化植物で大待宵草(おおまつよいぐさ)なのです。
 大待宵草は帰化植物ですから、富士山に映えて昔から有った花ではないわけです。
 確かに雄大な富士の裾野に大輪の黄色い花が咲き乱れている方が、似つかわしい風景ですね。
 本物の月見草では、ミツバチが戯れたりする方が、お似合いかも知れませんから。

                       7th. JUN. 2005.

補足:郷秋さんから以下のコメントを戴きました。ありがたいことです。
   詳しくは郷秋さんのサイトをご参照下さい。    竹村


本物の月見草 (郷秋) 2005-06-10 17:48:46
yuuyuutakemuraさん、はじめまして。

写真の花は桃色昼咲き月見草(モモイロヒルザキツキミソウ)のようですね。
http://www33.ocn.ne.jp/~musica/on/onda_now0505.html
の5月23日の項、4枚目に私が撮ったこの花の写真を掲載しております。

本物の月見草は夜に咲く白い花で、朝には萎んでしまいます。
http://blog.goo.ne.jp/gauche7/d/20050510
に写真を掲載しておりますのでぜひご覧ください。

6/7の月見草の記事を拝見し、失礼かとは思いましたがコメントさせていただきました。

ミッシェルのお友達

2005-06-01 12:16:57 | Weblog
我が家の飼い犬、ミッシェルはご主人様とは違って、人なつこくて要領がいい。
(飼い主様、つまり 私は、内気で社交性に乏しく、世渡りは下手です。(>_<) )
ミッシェルの、可愛がってくれそうな人を見分ける能力は驚くほど鋭い。
この写真の親子さんとは、初対面だが、真っ直ぐに駆け寄って、足下にスリスリして甘える。
子供も大人も直ぐに籠絡してしまう手ワンは見習いたいほど見事である。
ミッシェルにとって人間は可愛がってくれる人と無視する人の二種類に分別するだけらしい。
(人に苛められるかも知れない、と言う意識は持っていない、その様な体験がないからだろう)
公園にたむろするホームレスでも、その体臭や風体には無関心である。
ミッシェルが駆け寄るホームレスさんは必ずミッシェルをナデナデして慈しんでくれる。
餌を呉れそうなときは 私が断るが、蚤やシラミは気にしない。
ミッシェルには定期的に蚤やダニを寄せ付けない薬を塗布しているから・・・
この親子さんには写真をお渡ししたいと毎回公園に持っていくのだが、未だにお会いできない。
もし、このブログをし見て下さっていたら、ご連絡下さい。
                           1st. JUN. 2005.