毎日がしあわせ日和

ほんとうの自分に戻れば戻るほど 毎日がしあわせ日和

節分万燈籠

2010年02月03日 23時54分55秒 | 季節の行事
季節ごとの行事は大切にしたい方だけれど、実のところ節分とはご縁が薄くなる一方なのです。

いい大人がひとりで鬼のお面かぶって豆まきでもあるまいし(笑)、きょうはちょっと忙しくてイワシ買いに行く時間も太巻き作る時間もなかったし。。。

まあ仕方ないか、ということでごく普通の晩を過ごしていたんですが。


ふとのぞいたネットニュースで懐かしい光景に出会いました。

奈良市春日大社の節分万燈籠。



奈良には中学生になってから四半世紀以上住んでいましたが、節分万燈籠に行ったのは一度だけ。

あの年は前夜にかなりの雪が降り、節分当日の奈良公園は一面真っ白。
暗くなるころには氣温はまたぐんぐん下がってくるし、足元は溶けかかった雪でぬかるんでびちょびちょだし、出かけてきたのを後悔しかかったほどだったんですが。。。。

市中の賑わいから離れ、山のふもとの春日大社に近づくほどに濃くなる闇を、まず参道の両脇にずらり並んだ石灯籠がそっと優しく照らして出迎えてくれ、冷え切った身も心もほっこりモードに。

そしていよいよ本殿、唐草模様のような黒い飾りに縁取られたゆらめく無数の灯を目にした瞬間、寒さも冷たさも吹き飛びました。

まるであやかしの世界にいざなわれるかのよう。。。。
えもいわれぬ幻想的な風景。。。。

寒いから、暗いからこそいっそうそんなふうに感じたのかもしれません。


鬼の面に豆まきの節分イメージが大きく変わった一夜でした。


奈良を離れて以来すっかり忘れてたけど、また見に行きたいなぁ♪



春日大社万燈籠、節分だけでなくお盆にも見ることができます。
夏の夜風に吹かれながら眺める燈篭の灯は、節分とはまたひと味違う味わい、どちらもお勧めです。

まだごらんになったことない方、機会があればぜひどうぞ(^^)




あ・・・次はお水取りだぁ