毎日がしあわせ日和

ほんとうの自分に戻れば戻るほど 毎日がしあわせ日和

おのずと起こる

2015年05月14日 09時20分01秒 | 貴秋の視点、すなわち偏見


先日のこの記事に書いた、「その望みが叶ったら 次はどうしたいですか?」 という問いかけ。

このときは、満たされた否定的感情は 力強い肯定的感情に反転するという面からお話しましたが、この問いには もうひとつ 「ひとつのプロセスをきちんと終わらせて初めて 次へ進める」 という意味合いがあります。

ひとつの望みが叶い 満足したら 次の望みが現れる、順を追ってひとつずつ であって、どれひとつでも すっ飛ばして先へ行くことはできない ということ。

これを逆から言うと、ひとつの望みが完結すれば、次の流れはおのずと見えてくる、そこに無理は生じない、ということになります。




変化を起こそうとするとき、それがどのような変化であれ、無理しなければできないというなら、そこには何らかの順序の狂いがあります。

多くは、まず外側から、つまり外見や行動から先に変えようとするとき。

見えるところ ・ 知覚しやすいところの欲求からどうにかしたくなる氣持ちはわかるのですが、その欲求には さらに奥の見えないところに それを生むおおもととなった思いがあるので、ほんとうに変えたい ・ 変わりたいなら、そのおおもとの部分に光を当てることが どうしても必要になります。




その昔、無理やりベジタリアンになろうとして失敗したことがあります(^^ゞ

当時あがめていた人が肉を食べなくなったので、自分も同調しようとしたのですが、肉を食べたい氣持ちはそのままだから、ストレスの大きいこと

肉を使わずに 同じぐらい満足できるレシピや食材や調理法を探し回り、ベジタリアンの料理ブックを買い込んであれこれ試作し、それでもなかなか納得ゆくものを作れず、とうとう挫折。

今は ベジタリアンなんてことさら意識せずとも、食べたいものを作ると 結果的に ごくありきたりの昔ながらの日本食で 自然とそんなメニューになるので、あのころの苦労を思い出すたびに笑ってしまうのですが

そのときのことや ダイエット(体重だけ落とそうとしたときは リバウンドの嵐だったのに、心の問題が解消したら 何もせずに20kgやせた)の体験などから、自分の奥に潜む思いをそのままに 行動だけ変えようとすると、労多く益少ない結果になると思い知りました。




自分の意思のはずなのに すんなりことが運ばないときは、素直な望みの上に ほんとうの自分ではない 後付けのこだわりや価値観が貼りついているのかもしれません。




「美しき緑の星」 に出てくる 「切断」 とは、まさにここに働きかけるんですね。

怒りっぽい相手であれ 不健康な相手であれ、まずするのは そういう状態を生むおおもとの原因である思い込みやわだかまりを その人のほんとうの心から切り離すこと。

「切断」 された人は、誰に何を言われずとも、感謝の心を取り戻したり 不健康の元になるものを手放そうとしたり、進んで無理なくできるように変わるのです。

まあ 映画ではかなり過激な変わりっぷりでしたが(笑)




肝心かなめの根本原因が解放されれば、あとのことはおのずと動き出します。

それまで悩みの種だったものが、無理なしガマンなしで 自然にいらなくなり 離れてゆきます。

意志の力を使うとすれば、 クセづいて 反射的に起こしてしまう行動を直すところぐらいかな☆




私たちは 映画みたいにどーん! って感じで 一氣に 「切断」 しちゃうことはできないけれど、ノミ一本でこつこつ彫るようにであっても 根っこのところから正していく限り、時間は多少かかっても 確実によき変化を起こすことができるのです。

その先に待っているのは、人も自然も溶け合って調和した 豊かな暮らし。。。かな? (^^)