毎日がしあわせ日和

ほんとうの自分に戻れば戻るほど 毎日がしあわせ日和

心潤う (*^ー^*)

2010年02月13日 20時08分43秒 | 日々の楽しみ
本日のティータイム♪




コーンとローズマリーのブレッドケーキに頂き物のネーブルオレンジ、紅茶は地元熊野の“いろかわ”(^^)

ブレッドケーキは砂糖を入れず ケーキとパンのあいだぐらいの味、初めて作ってみたんですが、コーンのほのかな甘みとローズマリーの香りがマッチして と~っても美味しい!

あ~、し・あ・わ・せ


子供の頃から ご飯の時間以上にティータイムが大好きでした
母から「お茶(コーヒー)入ったわよ」の声がかかると、わくわくいそいそと茶の間に向かったものでした♪
今でもその氣分は少しも変わってません

和歌山に来て生まれて初めての寮住まい、当時車も免許もなかった私が最初に友だちに買い物に連れて行ってもらったとき、真っ先に買ったのが 自分専用のマグカップ。
寮にも使わせてもらえる器はいろいろとあったのですが、なぜかこれがたまらなく欲しくって。

また、合宿で運転免許をとりに長野に行ったとき、宿泊先のビジネスホテルの個室にはお湯を沸かす小さなウォーマーと白いカップが備え付けられていたのですが、なぜかもっと自分好みのカップが使いたくて、飯田の駅前まではるばる歩いて店を探しまわり、またまたマグカップを購入してしまったのです。

マグカップやティーカップって、どうやら私の中では お茶の時間とその心休まる団欒イメージの象徴であるようです♪


考えてみると、ティータイムってなんかこう贅沢な感じがするんですね

ご飯は誰でも必ず食べるけど、お茶は必ずしもなくても困らない。

ただいい氣分でくつろぐために設ける 心豊かなひととき♪

好きな飲み物に ちょっとしたお菓子やフルーツを添えて、ゆったり座って景色など眺めながらのんびり静かに過ごす その心地よさ♪

ひとりでも、氣のおけない誰かとでも、お茶を前に過ごすひとときって しみじみとかけがえのない宝物の時間のような氣がします


ブレッドケーキ、まだあるんだよね♪
明日はどんな組み合わせにしよっかな~









どっちもあっていいんだよね♪

2010年02月12日 22時37分51秒 | ふと思うこと
まさにカテゴリー名どうり(笑)、ふと思ったことなんですが。。。。

ムカッときたり イラッときたり、「あ~、この感じ方やだな」って思うとき、ついつい氣にし過ぎてかえって問題を大きくしちゃったりすることがあるんだけど。

光と影って必ずワンセットだよね。
地球だって 片方が昼のとき 反対側は必ず夜だもんね。
影があるから光があるし、光があるから影があるんだよね。

だったら、影にそんな大騒ぎしなくてもいいんじゃないかなって♪

あって当たり前だから。
ない人いないから(笑)

影をいつまでも氣に病んでると、どんどん大きくなって、やがて深い闇が生まれるような氣がする。
意識を離してしまえば、それはいつものありふれた影。

足元にふと目がいったら「お~、きょうもあるある」ぐらいのところで、あとは上見て、あ~いいお天氣だなぁ、お日さまあったかいなぁ、氣持ちいいなぁ、って降り注ぐ光をたっぷり楽しめば、足元の影は別に悪さなんかしないよね☆

自分のネガな部分を忌み嫌うのって、自分の影からなんとかして逃げようと必死になるようなものかなって思います。

ムリだから(笑)

どこまでもついてくる影をいやがってると、だんだん薄氣味悪いお化けみたいに思えてきちゃうでしょ?
ほんとはただの影に過ぎないのにね (^_-)

影は影でそっとしといて、自分を、まわりを喜ばせてくれるもの、楽しいもの、美しいものを大きくふくらませる方がず~っと楽しいよね



お友だちが、節分のすぐあとのブログで、

「どこへいっても嫌われて豆ぶつけられて、鬼の方が人間のこと『鬼~~!』って言ってるかもしれないね。
 鬼さんうちへお茶飲みにいらっしゃいな

って書いてて、それ読んで ああいいなぁってとてもほっこりした氣持ちになったんだけど、それってこういうことだったのね、ってすとんと腑に落ちた貴秋なのでした(^^)






本の世界がくれたもの

2010年02月09日 12時53分05秒 | ふと思うこと
ものごころついてからずっと、それがなにかもわからぬままに いつも目に触れていたひと揃いの本がありました。

岩波少年少女世界文学全集。

まだ生まれぬわが子への 両親からの愛のこもったプレゼント。


まじめに誠実に働いていても決して楽ではなかった暮らしの中で、父は母に言ったそうです。

「ミルク代だと思って」


こうして 両親の愛情と希望、そして月掛けでこつこつとそろえてくれた文学全集に迎えられて私はこの人生のスタートを切りました。


この“ミルク”を私が実際に飲み始めたのは、小学校に上がる少し前だったようです。

テレビでやっていた人形劇「長靴下のピッピ」を夢中で見ていた私に、父が全集の中のピッピちゃんを途中まで読んでくれ、いよいよ面白くなってきたところでやめてしまったんですって。

古典的な手だ(笑)

先が知りたくてたまらない私は 当然本に食いついたというわけ☆


なんと滋養豊かなミルクだったことか


ピッピちゃんを皮切りに、次々と世界の名作を読み始めた幼い私。
心の中の世界がどんどんふくらんでゆきました。

ひとつお話を読むたびに、心の中にひとつの世界が生まれる。
見たこともない国の 聞いたこともないような名前の人々とともに、そこの空氣を吸い、景色を愛で、あちこち歩き回り、ときには冒険をして。

イメージの中にしか存在し得ない世界が、現実の世界では与えることのできない歓びや豊かさを惜しみなく与えてくれました

どこへでも持ち運び自由の、他の誰も決して入れない私だけの世界。
つらいことがあったらいつでも逃げ込んで羽を休め、再び立ち上がるエネルギーをもらえる幸せな世界。

この世界がこれほどまでに豊穣だったのは、心豊かな両親の愛あるセレクトと、岩波出版の方々のセンスとこだわりのおかげと今でも感謝しています
何世代にもわたって世界中の人々に愛され読み継がれてきた名作を、子供だからと手加減しない本格的な訳と編集で見事に作り上げてくれた上質の全集だったからこそなし得たことでしょう。
大人になったいま読んでも 少しも色あせることなく満足させてもらえるすばらしさです。


そして。。。。物語の世界がそこまでリアルでなくなったいまも、そこで過ごした時間は現在の私に確実に影響を与えてくれている。


“豊かさ”とはなにかを言葉で説明することはできないけど、身をもって知ることはできるんですね。

私の場合、まだ感性がやわらかいうちに、心豊かな人たちによって届けられた数々の名作に浸りきり 味わいぬいたことによって。


大人になって 辛かったとき苦しかったとき、いつも無意識のうちに豊かさを感じさせてくれるものや場所を選び出し、それに触れることで心の中をあたたかく保ち続けることができました。
外側の暗い味氣ない世界とのバランスをとり、引きずり込まれることなくここまでやってこられました。

それもこれも元をたどれば、父と母と岩波出版さんが注ぎ込んでくれた 心の滋養のおかげだったと思うのです。


こうして、内なる世界は 外側の条件に左右されることなくいまも限りなく豊かです(*^ー^*)
その豊かさが、目に見える世界にも温もりと幸せをもたらしてくれます。
なんてありがたいことでしょう。。。。



そしていま、こんどは私が媒体になって 豊かな世界をお届けする番、しきりにそんな氣がしているきょうこのごろなのです。


私と弟の宝物だった岩波少年少女世界文学全集、いまでも実家にあります。
小学生の姪が遊びに来たとき、ときどき読んでいるらしいです(^^)


私も何冊か借りてきて、小学校の読み聞かせのとき読んであげよっかな~







案外強い・・・ものらしい

2010年02月06日 20時09分27秒 | ふと思うこと
けさ起きてカーテン開けたら。。。。

わお、雪舞ってるぅ

積もりこそしなかったけど、一日中断続的に きのう以上に冷たい北風に乗ってちらちらぱらぱらと、ときには踊り狂うように。。。。


今夜は新宮・神倉神社のお燈祭り見に行くつもりだったんですが、帰り道が心配であきらめました(T_T)

ま、来年を楽しみに。。。



こういう日、隙間だらけのわが家はなんせ寒いです。
石油ストーブ焚いてもまだ手が冷たい・・・北国だったら凍死してそうだ


いや、しかしそれをいうなら昔ってどうだったんだろう。。。?


時代劇とか、そこまでさかのぼらなくても明治・大正あたりのドラマで庶民の暮らしぶりが映し出されると、わが家よりよっぽど風通しよさそうな家に いろりや火鉢ぐらいしか置いてなくて、しかも住んでる人は薄そうな木綿の着物に素足だったりして。

昔見た「おしん」なんて、子役の小林綾子ちゃん、その格好で雪深い東北の冬、氷張ってそうな川へ洗濯しに行ってたよね、たしか。。。。(^◇^;)


そういうものだと思ってれば案外耐えられるものなんだろうか?

いやいやいや、いくらなんとかなるっていっても そこまで戻りたいとは思わない!


ただね。。。。


この家で初めて冬を迎えたときは、正直いってえらいことだと思いました。

それまでは機密性のいい家でしか暮らしたことなかったから、窓全部閉めたって後れ毛が風でそよぐような建物、しかも町内でも有数の風の強い地区(だと越してから聞きました)で 大峯の山々から吹き降ろす北風にさらされながら、どれだけ寒い思いをすることになるのかと戦々恐々。

そして、たしかに寒かった。
すき好んでのこととはいいながら あのころは貯金食い潰して暮らしてたため、今よりもはるかに節約志向の暮らしぶりだったので余計に、ね(^^ゞ

でも、そうやって一冬を越したあと思ったのは、

「人間いざとなると案外強いもんだなぁ」

われながらよくやった、と密かに誇らしく、自分の生命力の強さを感じて自信が持てた氣がしました


今はありがたいことに もっとずっと豊かに過ごさせていただいております(^^)

それでもね、いくら豊かだといっても、真冬に家の中でTシャツ一枚で過ごしたいとまでは思わないんだなぁ。

冬はそもそも寒いもの。
からだはちゃんと氣候に応じて体温やらなにやら調整してくれる力を備えてるもんね。
その力を目いっぱい使って、それでも辛いかなっていうところは衣服や暖房で補わせてもらって、からだに冬だということを忘れさせないぐらいのところがちょうどいいのかなって思ったりします♪

それに、温泉とかお鍋とか、寒いからこそありがたみを増すお楽しみもあるしね☆


だから、半纏やらボアのスリッパやら毛糸の靴下ばきやら 防寒衣類でがっちり武装しつつ、パソコンなど座り作業のときはこたつであったかくして、手を動かすのがちょっとキビしくなってきたあたりで初めてストーブ、ぐらいがちょうどいいかな?という毎日なのです♪

それがガマンでなく、自分の内なる力を感じて楽しめるうちは、ね (^_-)

いや~、けっこう強いものですね、人間って



・・・といいつつ・・・・ん?そういえばこのところあんまり外歩きしてないような・・・・

この辺のじっちゃんばっちゃんはよほどの悪天候でない限り、最低一日一回はけっこうな距離を散歩して足腰鍛えてるのに・・・・


(^◇^;)


やっぱりまだまだです、私










さりげなくちっちゃくて大きな幸せ

2010年02月05日 19時54分56秒 | 日々の楽しみ
きょうはとってもいいお天氣だったけど、冷たい北風がビュービュー吹き荒れて寒かった~(><)

まあ2月だもんね。。。。これぐらい寒い方が春を待つ楽しみがあっていいわ♪



きょうのお昼。



白菜、大根、白ねぎ、にんじん、しめじ、と冬野菜どっさりの煮込みうどん。
七味をぱらり、そして青ねぎを・・・ちょっと乗せ過ぎたかも
からだ温まりました~、おかわりしちゃった♪



午後はこたつでなにやら読んだり書いたりするうちに、ついうとうと。。。
はっと目が覚めたら4時。



きょうも夕日が綺麗
だいぶ日が長くなったなぁ、4時半でこの高さ。
冬至のころは4時ちょっと過ぎたらもうお日さま隠れちゃってたもんね。


最近仕事がヒマなので、家事をして、本読んで、パソコンいじって、ちょっと外ぶらついたりして。。。っていうのどかな日が多いです。
ごくごく当たり前の平凡な日常。。。。
そんな“当たり前”のなんと豊かでありがたいことよ

きのうの鈴木明子ちゃん(あくまでも私から見ての話だけど)じゃないけど、私も当たり前と思い込んでいた幸せがどか~んってなってみて初めて、自分がどれほど恵まれてるか、幸せか氣づかせてもらったクチですから(^^ゞ


毎日ごはんを美味しくいただける幸せ

五体満足・健康でいられる幸せ

ゆっくり好きなことして時間を過ごせる幸せ

家族がそれぞれ元氣でいてくれる幸せ

何氣ない日々の楽しみを分かち合ってくれる友だちがいる幸せ

そして・・・・こんな平々凡々拙いブログを見に来てくださる方がいる幸せ


ほんと来てくださるみなさま、いつもありがとうございますm(__)m
みなさまにも毎日ステキな幸せがいっぱいいっぱいありますように




さ~て、まだまだ終わりじゃないですよ、きょうのお楽しみ♪



バナナケーキ焼いちゃった(^^)

もうちょっとしたらお茶にしましょう♪
コーヒー淹れようかな、それとも今夜は紅茶にしよっかな~♪





大きく広がれ、しあわせの輪☆

2010年02月04日 15時50分10秒 | 日々の楽しみ
う~、おなかいっぱい♪

きょうはお昼をしっかり食べたい氣分だったもので。



かなり大き目のアップルチーズパンケーキ、カボチャのスープ、レタスのサラダでございます(^^)
あと、食後にベトナムコーヒー

サラダのドレッシングはポン酢にごま油♪
鍋物だけではポン酢ひと瓶とても使い切れないので、こういう使い方もしちゃいます☆



たまに自分のブログ読み返すと、われながら食い氣と遊ぶことばっかりか~ という感じ(笑)

はい、そーです、確信犯です(^^ゞ
意図的に 暮らしの中に楽しいことばかり集めてます

自分次第で明るくも暗くもなれるんだもの、せっかく天からいただいた人生なら、HAPPYなストーリー描きたいよね\(^o^)/



最近見つけた素敵なHAPPY.

フィギュアスケートでバンクーバーオリンピック代表に選ばれた鈴木明子ちゃん


フィギュアスケートは、その昔札幌五輪のジャネット・リンさん(歳ばれるぅ・笑)の愛くるしさに夢中になって以来大好きになり、機会があれば逃さず見るようになりました。

和歌山に来てからはテレビなしの暮らし、目にするチャンスもぐっと少なくなりましたが、去年12月末に実家に行ったとき、私のスケート好きを知っている父がグランプリファイナルを録画しておいてくれ、ちょうどそのとき行われた全日本選手権と併せて見ることができました♪

真央ちゃんや美姫ちゃんももちろん素晴らしかったけれど、私が目を奪われたのはこれがお初の明子ちゃん、なかでも全日本選手権フリーの“ウェストサイドストーリー”は鳥肌もの。

オリンピックの切符がかかった試合、思いがけないところで転んでしまったときはあっ!と息を呑んだけど、そのあとがすごい。
ショックを引きずるどころか、満面の笑顔でジャンプもステップも次々と決めて、会場中の観客の心をさらうその活き活きした演技。
存分に楽しんで滑ってることがびんびん伝わってきて、見ているこっちの中まで陽氣なリズムが響き渡り、笑顔でからだ揺すって足踏み鳴らしたくなってくる♪((O(〃⌒∇⌒〃)O))♪

さいごのポーズが決まった瞬間、躍り上がって拍手したい衝動にかられました


翌日の新聞の明子ちゃんのコメント。
正確な言葉は覚えてないけど、確かこんなふうだったと。

「なんでもないところで転んで、なにやってんのって思わず笑っちゃった。
 楽しむことを忘れてたなって、だからうんと楽しんで滑ろうと思いました」

ああ、やっぱりそうだったんだねぇ(^^)


詳しいことは知らないけれど、いろいろと苦しい時期があったみたいで、そういうのを通り抜けてきたからこそ “楽しむ”ってどういうことなのかがよぉくわかるのかもしれないね。。。。



感動ってこういうものなんだって思いました。
「THIS IS IT」のマイケルもそうだったけど、大好きなことに夢中で打ち込んで 心底楽しんでる人って、その歓びをまわりにも伝染させるんだなって。
見ているほうも、自分の中の歓びがいつしか共鳴共振しだして、身も心も重ね合わせるようにうきうきしてくる。
楽しいってこんなに素敵なことなんだって、わが事としてありありと感じさせてもらえる。


だから、楽しんでる人が身近にいるのって幸せなことなんですね♪
ただ好きなように生きてるだけで、まわり中に幸せを届けてくれるんだもの

私もね、うんとうんと楽しんで いつもHAPPYでいて、HAPPYな人とどんどんつながって、幸せの輪を大きく大きく広げていくんだ~ (^_-)


心がちょっと揺らいだり落ち着かなかったりするとき、動画でまたあの明子ちゃんのウェストサイドストーリーを見て、あのときの感動を思い出して元氣取り戻させてもらってます♪


明子ちゃん、素晴らしい贈り物をありがとう!
メダルはもらえたら素敵だけど、そこはまぁ結果オーライということで、なによりバンクーバーでも思いっきり楽しんで滑ってきてね♪
そして、今度は世界中の人たちにそのHAPPYを分けてあげてくださいな♪
ENJOY!





節分万燈籠

2010年02月03日 23時54分55秒 | 季節の行事
季節ごとの行事は大切にしたい方だけれど、実のところ節分とはご縁が薄くなる一方なのです。

いい大人がひとりで鬼のお面かぶって豆まきでもあるまいし(笑)、きょうはちょっと忙しくてイワシ買いに行く時間も太巻き作る時間もなかったし。。。

まあ仕方ないか、ということでごく普通の晩を過ごしていたんですが。


ふとのぞいたネットニュースで懐かしい光景に出会いました。

奈良市春日大社の節分万燈籠。



奈良には中学生になってから四半世紀以上住んでいましたが、節分万燈籠に行ったのは一度だけ。

あの年は前夜にかなりの雪が降り、節分当日の奈良公園は一面真っ白。
暗くなるころには氣温はまたぐんぐん下がってくるし、足元は溶けかかった雪でぬかるんでびちょびちょだし、出かけてきたのを後悔しかかったほどだったんですが。。。。

市中の賑わいから離れ、山のふもとの春日大社に近づくほどに濃くなる闇を、まず参道の両脇にずらり並んだ石灯籠がそっと優しく照らして出迎えてくれ、冷え切った身も心もほっこりモードに。

そしていよいよ本殿、唐草模様のような黒い飾りに縁取られたゆらめく無数の灯を目にした瞬間、寒さも冷たさも吹き飛びました。

まるであやかしの世界にいざなわれるかのよう。。。。
えもいわれぬ幻想的な風景。。。。

寒いから、暗いからこそいっそうそんなふうに感じたのかもしれません。


鬼の面に豆まきの節分イメージが大きく変わった一夜でした。


奈良を離れて以来すっかり忘れてたけど、また見に行きたいなぁ♪



春日大社万燈籠、節分だけでなくお盆にも見ることができます。
夏の夜風に吹かれながら眺める燈篭の灯は、節分とはまたひと味違う味わい、どちらもお勧めです。

まだごらんになったことない方、機会があればぜひどうぞ(^^)




あ・・・次はお水取りだぁ










逢えたよ

2010年02月02日 16時01分03秒 | 自然
2日続いた雨もやんで、きょうは晴れたり曇ったり。





ちょっとびみょーな空。
でも合間合間にちゃんとお日さまが顔出してくれるから、風は冷たくともなかなかいい氣分なのです


そして。。。。


お~、今年も出てる出てる♪



ふきのとう



こっちのはもう開いてきてるね♪





こっちには2つも~♪





ことしも逢えたね、うれしいよぉ(*^ー^*)



南紀に来るまで、ふきのとうが顔のぞかせてるところって 写真か絵でしか見たことありませんでした。
だから、しょっちゅうお散歩してる林道に群生してたのに まったく氣づかなかったんですね(^^ゞ

あるとき、勤め先の旅館の一輪挿しに 細くて白っぽい花びらが集まってまぁるい玉になったような花が生けてあるのを見て なんの花か尋ねたら、

「ふきのとうの開いたのぉやよ」

え~

いや、これ、いつも通りかかるところにどっさり咲いてるんですけど。。。。(^◇^;)


で、次に行ったときその場所をしっかり頭に入れておいて、翌年1月に初めて写真の状態のふきのとうとご対面できたのです。


ね、氣長いでしょ?(笑)


面白いもので、それまですぐ足元にあっても氣づかなかったふきのとうが、あれ以来行く先々で目に飛び込んでくるようになりました。

まぁ、なんとあっちにもこっちにもあること。。。。
か~わい~い♪


そしていまやわが家の庭にもこの子たちが毎年ぽこぽこと顔を出してくれるしあわせ


春が少ぉしずつ近づいてきてるよ(^^)





受け継ぐのは私たち ~ 映画 「THIS IS IT」

2010年02月01日 15時54分09秒 | 大好きな本・映画・ほか
少し前の話なんですけど。。。。

見に行ってきたんです、話題の映画、マイケル・ジャクソン “THIS IS IT”。

昨秋公開されてから なぜかずっと氣にかかって氣にかかってしかたなくて。


ファンだったわけじゃないです。

それはもうあれほど有名な人だったから、ビリー・ジーンとかスリラーとか それとは知らず耳にしてたし、
「BAD」発売のころは 今とは真逆にどっぷりテレビ漬けの毎日だったから、ワイドショーから深夜の音楽番組までマイケル情報やマイケル映像をこれでもかと刷り込まれたこともありました。

それはもうめちゃめちゃカッコイイって思いましたよ('-'*)


でもそれも一時的なこと、日々ぼんやりと流されていくうちにいつの間にか忘れられ、そののちマイケルの話題やらスキャンダルやら耳にしても、東西問わずさまざまなスターのゴシップと十把ひとからげに「あ~またか」と聞き流すぐらいでしかなかったのです。


昨年6月に「亡くなった」というニュースを知ったときはさすがに驚き、なんともいえない氣持ちになりました。

それも日がたつにつれて遠のいてゆき、追悼映画が製作されるというニュースも別段氣に留めてはいなかったんですが・・・・


それがまあ、なんでこうも氣にかかるのか。

Yahooの映画レビューを読みにいくと、投稿数はあっというまにうなぎのぼり、たちまち4ケタに達し、さらに他の映画だったらあり得ないような高評価をキープ。

しかも、それぞれの文面から伝わってくる感動が半端ない。
歌も踊りも素晴らしい!と讃える声に混じって聞こえてくるのが、


「マイケルの深い愛を感じました」

「スキャンダルを信じたこともあったけど、あんなの嘘だったってよくわかった、マイケルごめんなさい」

「これを目にする機会を与えてくれたオルテガ監督にも心から感謝します、ありがとう」


ひとつひとつの文章から言葉になり切らない想いが噴き出している。


これはよっぽど見に行こうかと思いもしたんだけど、なにせ山奥、近くで公開してるところなんかあるわけもなし、2週間限定なんだからじき終わるさ、とまた思い直し・・・・

でも・・・・


いやもうね・・・・なんでこうも頭離れないんだろう・・・・(-_-;)

どかんと背中押してくれるなにかがあれば いっそさっさと他府県まででも見に行ってたんでしょうが、そういう決定打がないまま、でもなぜかいつも頭のどこか隅っこに引っかかってて、どうしても離れようとしない。



やがて2週間から1ヶ月に延びた上映期間も終わり、やれやれこれで。。。と思ってたら。。。。


1月から2週間、なんとこの南紀の片田舎(ごめんなさい)の映画館でも上映だって~~~


2週間迷いに迷い、ついに腰が上がったのが最終日1月24日の最終上映、レイトショー。




行ってみてわかりました。

見えるもの、聞こえるものじゃなかった。

それらを通して伝わってくる、五感を超えた“なにか”。

それを体験してきなさいということだったようです。


受け取りました、確かに。



それは 強いて言葉に置き換えれば 「愛」というものなのかもしれません。

それはたしかにそこにありました。


あれほどの大スターでありながら、マイケルのパフォーマンスにはひとかけらの驕りも自己満足も自己陶酔も感じられませんでした。
「どうだ、僕ってすごいだろ?」みたいなところがみじんもなかった。

そこにあったのは、「好き」なんて言葉じゃ言い表せないほど歌や踊りに入り込んで、目指すイメージを完璧なまでに表現しようと全身全霊で打ち込む、静かで情熱的なひとつの魂。

そしてそこから発するエネルギーは、スクリーンを通して見る者を動かし、内に入り込んでその殻を突き破り、溢れさせたのだと思います。

愛を。


あの数々の熱いレビューの根っこにあったものがなんなのか、わかったような氣がしました。



マイケルは言ってました。

「これは冒険だ」

「みんなを未知の領域へ連れて行こう」

「世界に愛を取り戻そう」


彼はもうここにはいないけど、彼が、そしてケニー・オルテガ監督が「THIS IS IT」を通して体感させてくれたそのメッセージは、映画を見た私たちひとりひとりが確かに受け取ったんだよね。

ならば、次にそれを形にするのは私たちの番。

彼らからもらった感動を原動力に。

それぞれが大好きなことを思いっきり実現して、それをまわりと分かち合って。


この映画に心揺さぶられた多くの人々の片隅にちょこんと混じって、ちっちゃな私も私なりの“THIS IS IT”を創っていこう。



THIS IS IT.


さあ、これからだ。


だよね(^^)






マイケル・ジャクソン、ケニー・オルテガ、そして映画とステージのすべてのスタッフ・共演者に、ささやかに そしてありったけの感謝を。


ありがとう。