Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

007/慰めの報酬

2013-01-20 | 外国映画(さ行)
★★★☆ 2008年/イギリス・アメリカ 監督/マーク・フォースター
(地上波テレビにて鑑賞)



「華のあるなし」

スカイフォールを見る前にレンタルしようと思っていたらテレビでやっていたので鑑賞。
前週の「カジノロワイヤル」から続けて見たが、いやあ、ヴェスパーネタ、引っ張るねえ。そんなに惚れてたか?
私はボーンシリーズを見ていないのだけど(アクション監督が同じ人らしい)
体の痛みをモロに感じさせる追跡劇やとっくみあいのケンカはなかなかリアルで面白いと思う。
しかし、カット割りが多すぎて何が何やらわからないシーンも多数。

しかもこのパート2は誰と誰が裏でどうつながっているのかという陰謀の内容そのものが複雑。
ポール・ハギス、こりゃあちょっと練り過ぎだろ?
前作から続けて見たからいいものの、前作見てない人や内容忘れてしまった人は話を追うのが大変。

007に特に思い入れのない私としては、007イコール、セクシーなボンドガールというイメージがあるんだけど、
「カジノロワイヤル」のエヴァ・グリーンといい、今作のオルガ・キュリレンコといいなんか地味。
ダニエル・クレイグが地味で骨太(これはこれで、女性ファンに支持される理由)なんだから、
ボンドガールはもっと華やかにしてもいいのではないのか。
昨今なかなかボンドガール的なお色気路線で脚光を浴びたがるハリウッド女優もいないのかも知れないけど、
例えば、スカーレット・ヨハンソンとか、シャーリーズ・セロンではダメなの?
やっぱ、ボンドガールは登場した時に「キターーーー!」というオーラがが欲しい。
スクリーンに映っても、えっ?この人がボンドガール?と誰かに聞いてしまうような立ち位置ではつまらんなあ。

ただ、世界中を駆け巡るロケ地の美しさはさすが。
イタリア・シエナで行われる裸馬のレースも迫力満点で、1本映画を見ると世界一周したような気分になれる。
この点はとっても満足。