Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

外事警察 その男に騙されるな

2014-08-03 | 日本映画(か行)
★★★☆ 2012年/日本 監督/堀切園健太郎
(DVDにて観賞)

NHKのドラマは「ハゲタカ」スタッフ集結ということもあり見ていました。
ドラマからの映画化という流行のプロセスなもんで、そんなに期待はしていなかったけど、
映画らしい趣きというか、面構えはできていたと思う。
ただ、その映画らしさを支えているのは、主人公を演じる渡部篤郎とキーパーソンの田中眠、
このふたりの存在感によるところが非常に大きい。
また、物語として韓国の裏組織が絡んでくると、映画的に見えるというのが日本人としては複雑な心境ですね。
核爆弾によるテロという根幹の部分が、震災後の日本や竹島問題などの現実社会と絡んで来てリアルに見える…かというと、
実はこれがそうじゃないんだな。却って、嘘っぽいんですよ、うまくいえないけど。
核によるテロっていうのが映画の題材として、イージーに見えちゃうのかも。悲しいかな。