Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

裏切りのサーカス

2014-08-08 | 外国映画(あ行)
★★★★ 2011年/イギリス・フランス・ドイツ 監督/トーマス・アルフレッドソン
DVDにて観賞

これほど詳細を語らない映画というのも久しぶりだなあ。
騙し騙されのスパイ合戦ストーリーなのに、誰と誰がどう手を組んでいるのか
裏で何が動いているのか、説明が少ないから、めちゃくちゃ想像力を使わないとストーリーに付いていけない。
最後まで見終わって、まだ飲み込めないところもあるけど、でも、この硬派な雰囲気は好きだなあ。
ゲイリー・オールドマンを始め、役者陣が渋い。
コリン・ファースやベネディクト・カンバーバッチなど、イギリスの有名どころがたくさん出てて見応えある。
男同士の組織論なもんで、ハナからやや同性愛的怪しげなムードが漂っているんだけど、
その要素も後半しっかりとストーリーに絡んでくる。上質な1本。