Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

ANNA アナ

2021-06-02 | 外国映画(あ行)
★★★☆ 2019年/アメリカ・フランス 監督/リュック・ベッソン

トップモデルがアサシンという漫画な世界観を何の引け目もなくド直球に差し出す、その潔さ良し。ゴージャスなファッション界と裏切りに裏切りが連なるスパイ界の掛け合わせ。レズビアン設定までありベッソンの「こんなん作りたかってん!」の声が聞こえる。ツッコミどころも味わいの快作。

本作でいちばん惹かれたのはヘレンミレンのKGB姿という映画ファンは少なくないでしょ?このメガネルックス、最高。衣装さんナイス過ぎる。徹頭徹尾冷酷な上司を淡々と演じており、やり過ぎないさじ加減はさすが。上司にブス呼ばわりされつつ、ここまでのし上がってきた彼女の物語が見たい。