【木津川市植物同好会】
スタートは大仏前交差点から春日神社の参道を・・・
奈良公園にはたくさんの木々が生えています、人の背の高さぐらいのところまでは、スコーンと向こうの方まで見渡せます、というのは奈良公園の鹿さんが伸び上がって食べることの出来るいわゆるディアーライン(鹿摂食線)なんですね。
をみなへし秋萩しのぎさを鹿の露別け鳴かむ高円の野ぞ(大伴家持)
↑ 道草さんよりいただきました。
「高円(たかまど)」は、奈良市白毫寺(びゃくごうじ)町などの一帯をいいます。 ...
足元を見るとキレイに草刈りされてます、1200頭もの鹿のおかげで自動芝刈り機の恩恵にあずかってますね、飛火野から公園全体の草を人間の手で刈るとしたら膨大な費用がかかることでしょうね・・・
その中ででも鹿の嫌いな植物(シカの不嗜好性植物)が奈良公園にでも結構あるんですよね。
ナンキンハゼ(南京黄櫨)トウダイグサ科
ナンキンハゼが最近、奈良公園では多いんです、奈良公園のあっちこっちで見かけました。
鹿が食べないという、ナンキンハゼ、どんどん増えてます(生えては困るところにも)
ビックリしたのは奈良公園だけじゃなくって、春日山原始林(天然記念物)にも若草山にもナンキンハゼが多くみられました。
実は奈良公園にはナンキンハゼと言う植物は無いモンなんですね、70年ほど前に、とってもキレイ(秋には美しく紅葉します)からと街路樹、公園樹として植えられたんですね、トウダイグサ科の特徴で、なんかすると、かぶれるんですね、それで、鹿も食べない、そこらじゅうに生えてるんですわ、生えたら困るところにも・・・
今、春日山原始林にナンキンハゼが侵入してきて、原始林の植物生態系があわや・・・となりかけているそうです。
今、そのストップ作戦を研究されてる機関もいくつかあるようですよ。
イワヒメワラビ(岩姫蕨) コバノイシカグマ科
鹿が嫌うイワヒメワラビ
葉柄から葉の表面に至るまで毛の多いのが目立つ、毛が脱落してもザラつく、
と、教えていただきました、原因はその辺りかな?
イラクサ(刺草・蕁麻:ジンマ)イラクサ科
「触っちゃダメ!ですよ」ってH先生の声が・・・
トゲがめっちゃ多い、コレを触るとブツブツがぶわぁ~~っと出ます、痒くて痒くて、これが蕁麻疹のモト、だそうです。
この棘は根っこの方、ガラス質になっててそれが、ぷっと折れると皮膚に注射されたようになるという、、しばらくかゆくてその後、いつまでもいつまでも痛いそうです、ゆめゆめ触らぬように・・・
春日山原始林で鹿が嫌いな植物
ナギ (梛・那木・竹柏)マキ科
「皆さん、ナギの葉っぱを財布の中にでも入れといてください」
「えっ?」
また、昔、銅で造った手鏡をお嫁に持っていきましたね、その手鏡の裏の模様の中にはナギの葉っぱの模様があるそうです。
何故?それはナギの葉っぱを千切ってみれば解りますよ、そんなら、千切ってみよか?
横には裂けるけど、葉脈が縦になってるので切れないですねぇ。
「縁が切れないように」ということですね、ナルホド
お金との縁も切れないように・・・
ナギは温かい地方の樹木、なのに、何故奈良に?
平安よりもっと太古の昔にこの地に寄進されたのでは?南の方(和歌山)からとか?
ナギがなぎ(和ぎ)に通じることから、神籬:ひもろぎ(儀式の依り代としての枝葉の意)として使われる、からかな?と教えていただきました。
続いて鹿が嫌いな植物(春日山原始林にて)
カゴノキ(鹿子の木).クスノキ科
鹿の背中の模様に似てるところから・・・
カゴノキの花
カゴノキの実
クサギ(臭木) クマツヅラ科
レモンエゴマ (檸檬荏胡麻) シソ科
ナチシダ(那智羊歯)イノモトソウ科
若草山山麓で鹿が嫌いな植物
コガンピ(小雁皮)ジンチョウゲ科
ダンドボロギク(段戸襤褸菊)キク科
マツカゼソウ(松風草) ミカン科
これ等の他に鹿が嫌いな植物は?(奈良公園に限る)
アセビ(馬酔木)、イズセンリョウ、イヌガシ、ススキ、チョウセンアサガオ、フジヅル、ヨウシュヤマゴボウ
若草山山頂から東大寺大仏殿
次回は奈良公園にはいろんな樹木にいろんなヤドリギが・・・ ⇒こちら
スタートは大仏前交差点から春日神社の参道を・・・
奈良公園にはたくさんの木々が生えています、人の背の高さぐらいのところまでは、スコーンと向こうの方まで見渡せます、というのは奈良公園の鹿さんが伸び上がって食べることの出来るいわゆるディアーライン(鹿摂食線)なんですね。
をみなへし秋萩しのぎさを鹿の露別け鳴かむ高円の野ぞ(大伴家持)
↑ 道草さんよりいただきました。
「高円(たかまど)」は、奈良市白毫寺(びゃくごうじ)町などの一帯をいいます。 ...
足元を見るとキレイに草刈りされてます、1200頭もの鹿のおかげで自動芝刈り機の恩恵にあずかってますね、飛火野から公園全体の草を人間の手で刈るとしたら膨大な費用がかかることでしょうね・・・
その中ででも鹿の嫌いな植物(シカの不嗜好性植物)が奈良公園にでも結構あるんですよね。
ナンキンハゼが最近、奈良公園では多いんです、奈良公園のあっちこっちで見かけました。
鹿が食べないという、ナンキンハゼ、どんどん増えてます(生えては困るところにも)
ビックリしたのは奈良公園だけじゃなくって、春日山原始林(天然記念物)にも若草山にもナンキンハゼが多くみられました。
実は奈良公園にはナンキンハゼと言う植物は無いモンなんですね、70年ほど前に、とってもキレイ(秋には美しく紅葉します)からと街路樹、公園樹として植えられたんですね、トウダイグサ科の特徴で、なんかすると、かぶれるんですね、それで、鹿も食べない、そこらじゅうに生えてるんですわ、生えたら困るところにも・・・
今、春日山原始林にナンキンハゼが侵入してきて、原始林の植物生態系があわや・・・となりかけているそうです。
今、そのストップ作戦を研究されてる機関もいくつかあるようですよ。
イワヒメワラビ(岩姫蕨) コバノイシカグマ科
鹿が嫌うイワヒメワラビ
葉柄から葉の表面に至るまで毛の多いのが目立つ、毛が脱落してもザラつく、
と、教えていただきました、原因はその辺りかな?
イラクサ(刺草・蕁麻:ジンマ)イラクサ科
「触っちゃダメ!ですよ」ってH先生の声が・・・
トゲがめっちゃ多い、コレを触るとブツブツがぶわぁ~~っと出ます、痒くて痒くて、これが蕁麻疹のモト、だそうです。
この棘は根っこの方、ガラス質になっててそれが、ぷっと折れると皮膚に注射されたようになるという、、しばらくかゆくてその後、いつまでもいつまでも痛いそうです、ゆめゆめ触らぬように・・・
春日山原始林で鹿が嫌いな植物
ナギ (梛・那木・竹柏)マキ科
「皆さん、ナギの葉っぱを財布の中にでも入れといてください」
「えっ?」
また、昔、銅で造った手鏡をお嫁に持っていきましたね、その手鏡の裏の模様の中にはナギの葉っぱの模様があるそうです。
何故?それはナギの葉っぱを千切ってみれば解りますよ、そんなら、千切ってみよか?
横には裂けるけど、葉脈が縦になってるので切れないですねぇ。
「縁が切れないように」ということですね、ナルホド
お金との縁も切れないように・・・
ナギは温かい地方の樹木、なのに、何故奈良に?
平安よりもっと太古の昔にこの地に寄進されたのでは?南の方(和歌山)からとか?
ナギがなぎ(和ぎ)に通じることから、神籬:ひもろぎ(儀式の依り代としての枝葉の意)として使われる、からかな?と教えていただきました。
続いて鹿が嫌いな植物(春日山原始林にて)
カゴノキ(鹿子の木).クスノキ科
鹿の背中の模様に似てるところから・・・
カゴノキの花
カゴノキの実
クサギ(臭木) クマツヅラ科
レモンエゴマ (檸檬荏胡麻) シソ科
ナチシダ(那智羊歯)イノモトソウ科
若草山山麓で鹿が嫌いな植物
コガンピ(小雁皮)ジンチョウゲ科
ダンドボロギク(段戸襤褸菊)キク科
マツカゼソウ(松風草) ミカン科
これ等の他に鹿が嫌いな植物は?(奈良公園に限る)
アセビ(馬酔木)、イズセンリョウ、イヌガシ、ススキ、チョウセンアサガオ、フジヅル、ヨウシュヤマゴボウ
若草山山頂から東大寺大仏殿
次回は奈良公園にはいろんな樹木にいろんなヤドリギが・・・ ⇒こちら