【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

白みそ雑煮

2012-01-04 | 日記
お雑煮は、元旦に、歳神様(お正月様)にお供えした神饌(しんせん)を神棚からお下げして、歳神様からのお下がりを「ごった煮」 にして食べる正月料理のことと言われています。
その土地毎の産物や文化、家庭の歴史も物語るような大切な食べ物です。
京都の雑煮は、白味噌に丸餅を入れた「白味噌雑煮」。
具材には、丸餅、雑煮大根、金時人参、頭芋(かしらいも)などが用いられ、八坂神社でいただいてきた「をけら火」を種火にして、おくどさんの火をおこし、お雑煮が焚かれます。
お雑煮の初物を神前に供え、名前を書き入れた箸紙の祝箸で、神様とともにいただく。
これが、正しい京都のお雑煮をいただく際の・・・と教えていただきました。

秋に結婚して翌年のお正月に主人の実家を訪れた時に出されたのが白みそ仕立てのお雑煮でした。
「えっ!え~~??」でした。
知りませんでしたねぇ~~
鶏肉の味がたっぷり出てる、淡口しょうゆ味のお雑煮が、それまでいただいてたわんちゃんの実家のお雑煮でしたから・・・
主人の実家では白みそ雑煮をいただいてましたが、我が家のお雑煮は断然すまし雑煮
今思うに、主人はずっと白みそ雑煮だったのに、わんちゃんと結婚した途端にすまし雑煮、別になんとも言われなかったのが不思議です(今更ながらですが)
ここ2~3年前から
「今までなんでウチのお雑煮はすましやのん?いっぺん白みそのお雑煮が食べたい、ウチは京都なんやし、京都と言えば白みそやろ?おばあちゃんとこに行ったらいつも白みそやったやんか」
「う~ん、お母さんの子供のころからウチのお雑煮はすましやったわ、結婚して初めて白みそのをいただいたんやけど、なんか馴染めなかったんやわ」
「今度はいっぺん白みそにしてよ」
というワケで今年のお正月初めて白みそ仕立てのお雑煮に挑戦のわんちゃんでした。

甘い西京みそを使った白みそ仕立て(京風)のお雑煮は、見た目は優しいカンジがするのですが、鰹節と昆布でしっかり出汁をとりましたのでコクのある仕上がりになりました。

◆ ◆ 京都の白みそ雑煮 ◆ ◆
 西京白みそ 
 丸餅 
 エビ芋(小さいもの) 
 金時ニンジン 
 雑煮大根
 三つ葉
 出汁(かつお+昆布)

①エビ芋は皮をむいて、串がスッと通るようになるまで茹でる。金時ニンジン、雑煮大根は5ミリ厚さに切り、梅型で抜いて茹でておく。
②だしを鍋に入れ、温まったらニンジン、雑煮大根とエビ芋を入れ、4,5分煮る。
白みそを溶かし、焼いて焦げ目のついたお餅を入れてさっと一煮立ちさせる。
③お椀に盛り、三つ葉(さっと湯通し)を結んでトッピング。


ここで、お餅なんですが、教えていただいたのはレンジで柔らかくなんですが、やっぱりウチではオーブントースターで焼いて焦げ目のついたお餅をいただきます。
それでね、↓のようなモンを用意しましたが、イマイチでした。


【おまけ】
お正月二日の夜に見る夢は 初夢

「ゆめ売り」 金子みすゞ

年のはじめにゆめ売りは、
よいはつゆめを売りにくる。

たからの船に山のよう、
よいはつゆめをつんでくる。

そしてやさしいゆめ売りは、
ゆめの買えないうら町の、
さびしい子らのところへも、
だまってゆめをおいてゆく。



「えぇコート着てるね、軽そうやないか?」
「えぇ、とても軽いんですよ、それに暖かいんです、これね、主人の大島紬のアンサンブルをリフォームしたんですよ」
「ほぉ~~そうか、えぇノン作ったね、世界で一つだけのコートやなぁヨシが着てたのんがいつまでも役立ってそりゃ、ええことやなぁ、大事に着ぃや」
と、舅が言ってくれた、大島紬のフード付きコート。



男物の着物は地味な色合いなんですが羽織の裏などに隠れたオシャレをしてますね、主人が残してくれた大島紬のアンサンブルも着物の裏は無地なんですけど、リフォームするのにほどいていたらビックリ羽織の裏が・・・

“一富士、二鷹、三茄子(なすび)”

↑ 羽裏をそのままコートの背裏にリフォーム。


ちなみにわんちゃんの大島紬のアンサンブルはようほどきませんのです。
ほどいてしまう勇気が無いのですよ、着もしないのにね。