【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

ロウバイ(蝋梅)の仲間たち~京都府立植物園~

2012-02-03 | 折々の花~植物園~
土曜ミニミニガイド赤い実シリーズの観察が終わって、おまけがありました。
向こうの方にこんもりと、黄色い・・・

ほのかに匂う良い香り・・・

ロウバイ(蝋梅)ロウバイ科




コレがいわゆる普通種のロウバイ、春を代表する花で一番早く咲きます。
花被片(花びら)の外側が黄色く内側が黒っぽい紫色、花の大きさは、あんまり大きくないです。
色的には、ちょっと寂しい黄色、樹形がかなり暴れている・・・のが特徴。
ロウバイは梅とついてるんで、梅林に植えられていますが、梅とは何の関係もありません。
梅はあくまでバラ目バラ科サクラ属、
ロウバイはクスノキ目ロウバイ科ロウバイ属
ロウバイは日本のモノでは無いです、中国原産17世紀に渡来、


ロウバイにくっついてた大型のミノムシのようなモンは偽果(ぎか)

ウンナンロウバイ(雲南蝋梅)ロウバイ科




ロウバイの傍にウンナンロウバイが・・・
それって?
ヒマラヤ(雲南あたり)出身、中国ではロウバイもウンナンロウバイも区別してないそうです。
あえて言うなら、花の色がロウバイより淡く白っぽい、葉っぱが大きい、
パッと見、見分けつかへんやんか?と、わんちゃんは思うのでありました。
けど、さっきロウバイに出合ったとこなんで、
そういわれてみれば花の色が、ちょっと淡く白っぽいかなぁ。

ソシンロウバイ(素心蝋梅) ロウバイ科




花びらが大きく(ロウバイの1.5倍くらい)中の花被片まで黄色い。
赤みが全くないのがソシンロウバイ。
ちなみにソシンとは?
芯の色素が落ちているモノ


ソシンロウバイにも偽果が・・・


マンゲツロウバイ(満月蝋梅)ロウバイ科

ソシンロウバイの園芸品種




花は大きいし、香りは強いし、型は良いし、樹形は良いし、
言うことなしのマンゲツロウバイ最近人気急上昇・・・

【おまけ】
カギカズラ(鉤蔓)アカネ科


葉っぱの付け根にカギがついている、スゴイ根性で上っていく
ちょうど15mもあろうかと思われる杉の木にカギカズラが上っていってましたね、

カギカズラのカギを観察


葉っぱの節にカギが付いてるその付き方が一つついて次は二つ、その次は一つまたその次は二つ・・・
交互にカギの数が♪1ケ、2ケ、1ケ、2ケ♪
京都府ではもともと、自生してたモンなんですが、今や少なくなって絶滅危惧種に指定されてます。
植物園でジックリとね・・・

イチゴノキ(苺の木)ツツジ科
イチゴノキはツツジ科の常緑低木。

お花がカワイイ・・・アセビやドウダンツツジに似てる。



花が終わると、ほぼ一年かけてイチゴのような(というより、ヤマモモ似)果実が実ります。
花の時期と、昨年の果実の熟期とが重なり、花と果実が同時に目を楽しませてくれます。
あまりに美味しそうなんで一つ口の中へ、まずくはなかったですが美味しくもない・・・
実を食べるよりは、ジャムや果実酒に利用できる、そうです。

バイカオウレン (梅花黄蓮) キンポウゲ科

ウメに似た形の白い花
生態園に一際目立ってと思ったわんちゃんですが、
お花はやっと二つ咲いていました、よくよく見ると蕾が二つ

セリバオウレン(芹葉黄連) キンポウゲ科

バイカオウレンのすぐ前側に一株だけ咲いていました。