【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

シモバシラ(霜柱)シソ科

2012-02-06 | 折々の花~植物園~

シモバシラ(霜柱)シソ科 別名:雪寄草(ゆきよせそう)

↑ 2011.9.18 撮影:京都府立植物園

学名 Keiskea japonica
Keiskea : シモバシラ属
japonica : 日本
Keiskea は、明治時代の日本の本草学者「伊藤圭介さん」の名前にちなむ。


冬になると、枯れた茎の根元に”霜柱”のような 「氷の結晶」ができるところからこの名がつきました。
(ふつうによく見かける”霜柱”とは違います)
シモバシラにつく「氷の結晶」は気温の低い朝に見ることができます
地上部は枯れていますが、地下部が生きていて水を吸い上げるため、外気に触れて「氷の結晶」が出来ます。
シモバシラは多年草なので、冬に地上部が枯れたあとも 地中の根は毎日24時間活動し続けています。
それ自体は他の多年草と同じですが、シモバシラの場合は 地上部が枯れてからも、枯れる前と同じように 地中の水を吸い上げて茎の上の方まで送り続けています。
次のような条件下でシモバシラに氷の結晶が付きます
①気温が氷点下ぐらいにまで下がった早朝
②雨や雪が降っていないとき
(雨が降ると水が凍ることができない、雪が降ると雪の水分がかかってしまうため氷ができにくい
③ まわりに雪が積もっていないとき
(雪が積もっていると、氷になろうとするときにまわりの雪の水分で溶かされてしまう)
④強い風が吹いていないとき
(強い風が吹いていると、水が動いてしまうため 氷ができにくい)

「三度目の正直ってホンマにあるんやわ~」と・・・
いっぺんシモバシラに霜柱(氷の結晶)のついてるところが見たかった。
土曜ミニミニガイドの日のことでした、集合は午後1時です、
前夜が寒かったので「ひょっとして?」の思いがあって、京都府立植物園の開園9時前には行こう・・・シモバシラに出合えるのは植物生態園の中です、

こんなカンジでした、

コレではちょっと・・・


次の機会もアキマセンでした、寒くても早朝雲っていたら気温的にパキッと寒くはないんですよね。
ある日の早朝、コロと散歩に出かけると、うん?いつもの寒さとちょっと違うぞ。
星がまだ消えてない、空気は刺すように冷たい、
「よし!今日行こう」

↓こんなカンジでした。



そして、氷って膨張しますよね、茎が裂けやすくなって、縦に細く裂けた時は茎に沿って縦に細長い氷の結晶が見られますが、何回も凍って結晶が付いてくると、裂け目が広がって水分が茎の上まで行かなくなり「氷の結晶」は根元近くに出来てます。





2月も中旬になると、いくら寒い日があっても、もうこんな氷の結晶は付かなくなります。
裂け目が広がって水分がもう茎を上がっていけなくなってしまうから・・・
そして春になると、新芽が出てきます。

【おまけ】
雪の結晶
早朝に風花が舞っていた日
庭に置いてあったバイクのシートに


バイクの前タイヤのカバー(?)

2012.1.29 撮影:わんちゃんちの庭で